ステンレス包丁を使用している方は少なくはありませんよね。価格が安いことからステンレス包丁は使い捨てなの?と思っている方もいるかも知れませんが、切れ味が悪くなったらステンレス包丁も砥石を使用して研ぐことが可能です。
そこで砥石を使用した研ぎ方や、コツについて詳しくご紹介をしていきます。
今まで研いでも切れ味が変わらなかった方は、砥石や研ぐ時間などが問題だったのかも知れません。ポイントを踏まえてステンレス包丁を研いでみましょう!
切れ味抜群の包丁に生まれ変わらせることができますよ。
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ステンレス包丁の研ぎ方!研いでも切れない場合の原因
ステンレス製の包丁が切れなくなったとき、気軽に使えるシャープナーを使っている人もいるでしょう。シャープナーでも切れ味は復活しますが、またすぐに切れなくなってしまいます。ステンレス包丁も砥石を使って研ぐ必要があります。
ステンレス包丁を自分で研いでみても、切れ味が全然戻らないと感じる場合は、研ぎ方に問題があるのかもしれません。
ステンレス包丁は硬いという特徴があります。その分、研ぎ方も難しくなります。包丁の研ぎ方のサイトを参考に自分で研いでみた場合なら、どれくらい研いだらよいのかがわからないことがあります。研ぎ方が足りないと、切れ味も良くなりません。
包丁を研ごうと思って用意した砥石が中砥石の場合だと、研ぎ方にもコツが必要です、中砥石は一番よく使われている砥石ですが、硬めのステンレス包丁だとよく研げない場合があります。
中砥石ひとつでステンレス包丁を研ぐなら、長めに研ぐようにしてください。
根気が必要な作業ですが、30分くらいを目安に研ぐと良いです。
包丁を研ぐときの角度にも気をつけてください。包丁の背の部分を砥石から15度程度浮かせた状態で研ぎます。最初はちゃんと正しく持っていても、研いでいる間に角度が変わってしまう場合があります。この少し浮かせた状態を保ちながら研ぐことも大切です。15度という角度は、砥石の包丁の間に10円硬貨が3枚程度入るくらいになります。包丁を動かす度にこの角度も意識するようにしてください。
ステンレス包丁の研ぎ方のポイントとなる砥石について
包丁を研ぐ砥石にも種類がありますので、購入するときは迷うことと思います。荒砥石、中砥石、仕上砥石の3種類を用意して仕上げるのがベストですが、最初のうちは中砥石を選んでください。包丁を研ぐことに慣れてきたら、仕上げ砥石も用意すると良いでしょう。
ステンレス包丁は硬いので、中砥石を使う場合は長めに研ぐことがコツになります。コツコツと時間をかけて研ぐと、切れ味が復活します。
中砥石でもなかなか上手く研げないときは、セラミック砥石を使ってみてください。
砥石を使うときは、たっぷりの水に浸けておき、砥石を十分濡らしてから研ぎ始めてください。研いでいる最中に砥石が乾いてくる場合もあります。砥石に水をかけて濡らしながら研ぐと良いでしょう。
砥石は使っていくうちに表面がへこんできますので、へこみを平らに直す必要があります。この表面を整えるのには面直し砥石を使います。砥石を用意するときに一緒に面直し砥石も購入してください。
ステンレス包丁の研ぎ方のコツも角度を保つこと
ステンレス包丁は研ぐのが難しく感じますが、研ぎ方のポイントは他の包丁と一緒です。
ポイントさえおさえておくと、初心者でもステンレス包丁を上手に研ぐことができます。
包丁を研ぐときは、砥石に対して包丁を当てる角度に気をつけてください。包丁の刃は立てても寝かせすぎても上手に研ぐことはできません。砥石から少しだけ浮かせた状態で研いでいきます。浮かせる角度は15度位を目安にしてください。
研いでいるうちに少しずつ包丁の角度が乱れてしまいますので、時々包丁の刃を浮かせている状態を意識するようにしましょう。
うまく角度を保つことができない場合は、補助具があります。補助具を包丁の背に取り付けるだけで、一定の角度を保つことができます。研いでいるときに包丁が動いてしまう場合は補助具を使ってみてください。
ステンレス包丁の基本の研ぎ方と注意点
ステンレス包丁の研ぎ方は他の包丁を研ぐときと同じです。正しい研ぎ方をしていないと、何度やってもうまく研ぐことができず、切れ味も良くなりません。
包丁の研ぎ方
- 砥石を水に十分浸けて、中までよく水を含ませておきます。砥石の表面にへこみがある場合は、先に面直し砥石で平らにしておいてください。
- 研いでいるときに砥石が動いてしまうと危ないので、砥石の下に水で濡らしたタオルなどを敷いてください。包丁は砥石に平行ではなく、斜めに構えます。
- 包丁の背を15度くらい浮かせた状態にし、包丁を持っていない方の手を刃のはらに置いたら、包丁を前後に動かして研いでいきます。包丁を向こう側へ押し出すときに力を入れ、軽い力で引きます。包丁の刃全体を研ぐように、場所を変えながら研いでください。長く研いでいるうちに表面が乾いてくることがありますので、水をかけて濡らし、常に砥石の表面が濡れている状態にしてください。
- 刃のカエリを確認してください。しっかりとカエリがわかれば、今度は裏側も同じようにして研いでいきます。
- 裏側にもカエリができますので、数回研いでカエリを取り除きます。新聞紙などに刃を滑らせて切れ味を確かめると良いでしょう。最後にキレイに包丁を洗ったら完了です。
ステンレス包丁はシャープナーを使用するのも手軽で便利です
包丁の切れ味が悪くなったと感じたら刃を研ぐ必要がありますが、包丁を研ぐにはそれなりに準備や時間が必要です。一時的にでも切れ味を良くしたい場合はシャープナーが便利です。
シャープナーは、台の上に設置して溝の中に包丁の刃を入れて数回前後させるだけのタイプと、片手に持って刃に当てるハンディタイプがあります。どちらも簡単に切れ味を復活させることができて便利です。
シャープナーを使うとよく切れるようにはなりますが、これは一時的なものですぐにまた切れなくなってしまいます。シャープナーは刃を研いでいるのではなく、刃に傷をつけることで食材を切れるようにしています。なので、砥石を使って研ぐことは必要です。
包丁を研ぐのは難しいようですが、ポイントさえおさえると意外と簡単でもあります。ステンレス包丁を使っている人も多いと思いますが、ステンレス包丁は硬いのでうまく研げない場合はセラミック砥石を使うと良いでしょう。