「人間が怖い」と思われるような小説を書きたい

小説にはさまざまなジャンルがありますが、人間の恐怖にスポットを当てたものでも表現はいくつもあります。
紹介文に「スリラー」や「怪奇」、「ホラー」、「サスペンス」、「サイコ」などと書かれていれば、「この小説の内容は怖いんだな」と読者にも理解してもらえます。
ただし、「怖い」と思ってもらうには、いくつかのテクニックやアイデアが必要になります。
映画やマンガですと視覚的に怖いモンスターや人間を表現することが出来ますが、小説となると文字のみの表現になりますので、上手に表現出来ないと、読者にもその怖さが伝わりません。
そのテクニックやアイデアのいくつかを紹介させていただきますので、小説を書く参考にしていただければと思います。

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人間が怖い小説を書くなら、まずはキャラクターを決めよう

小説を書く時には、テーマに合わせた「怖い要素」が必要です。

「怖い要素」は大きく分けて2つ

怖いキャラクター、もしくは怖い舞台設定

ここでは「怖い」と感じさせるキャラクターについて考えてみましょう。

定番ですが、お化けや幽霊、ゾンビや宇宙人など、実在しているのかどうかもわからない未知の物はやはり「怖い」と思いますよね。
人間が勝手に感じる恐怖心によって怖いと感じさせることが出来ますが、原因究明でハッピーエンドにも出来る存在でもあります。

理解できないものも人間は「怖い」と感じるの

極度に偏った考え方を持つ集団や犯罪者などです。

「集団」というのは、個人が相手するにはそれだけも恐怖なのに、さらに偏った思考という点が恐怖を倍増させます。宗教的な作品の場合には、悪魔などの実在するかわからないけど怖いものも登場することがありますよね。

犯罪者など、一般的な道徳観などが通じない相手は想像するだけで恐ろしいですね。

同じ人間という点が、近くに同じ様な人がいるかもという恐怖心も生み出します

人間の怖さという点なら、社会的に地位が高く一般市民では太刀打ち出来ないような権力を持つ存在というのも、抗いようがないと言う意味で怖いですよね。
国のトップや政治家、お金持ちなどの設定が多いですが、学校の先生などもクラスという小さな世界の権力者と考えることが出来るでしょう。

人間の怖い気持ちを煽る小説を書くなら、舞台設定も決めよう

人間の感じる「怖い」を小説に取り入れる方法には、怖いキャラクターもしくは怖い舞台設定の2つがあるとご紹介しましたね。

小説の舞台設定

先程登場した権力者としての「先生」なら舞台は「学校」もしくは「○年○組」といった設定になりますね。
お化けや妖怪なら日本の設定ですし、ゾンビなら海外の設定にしないと火葬が主流の日本ではおかしなことになってしまいますね。

キャラクターに合わせて舞台設定も出来ますが、舞台事態が「怖い」という設定もあります

自然災害などがそれにあたります。
地震や津波、台風などは実際に起きて、恐怖の爪痕を残しています。ここをスタートして、怖いキャラクターを登場させるという小説もありますね。

舞台設定は話を考えていく上ではとても重要になります

話に矛盾が生じないようにするためにも、出来るだけ詳細に設定するのがおすすめです。

人間が「怖い」と感じさせる小説を書くには、五感を意識させよう

人間が怖いと感じる小説には、共通する事があります。それは、五感に訴えかける内容が盛り込まれていることです。

人間の五感とは視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚のこと

これらで「違和感」を感じた時に怖いと感じませんか?例えば、体の一部だけ、無いはずの影などが見えると怖いですよね。
いつもは聞かない様な異音や、不快な感触、血の臭い、甘いはずなのに苦味を感じるなども、怖い小説ではよく使われる表現ではないでしょうか。

これらは普段の生活では、あるはずのない出来事なのです。いつもとは違うということで、「なんで?」と思いますよね。

原因がわからないと、次第にそれは「恐怖」と変わっていく

五感を意識して小説を書くと、恐怖を感じさせることが出来ますから、意識して盛り込んでみましょう。

ある程度設定が固まったら、短編小説を書いてみよう

怖い小説の設定がだんだんと固まってきたでしょうか。

小説の書き方についてはそれぞれのスタイルがあると思います。
頭に浮かぶ話しをただ書き留めるだけで素晴らしい小説となる天才肌の方もいるでしょうが、その方法では途中で行き詰まったり、話が脱線したりしてしまうことも多いと思います。

初めて小説を書くなら、まずは短編小説として書き上げるのがおすすめ

それから、出来上がった短編小説の話を膨らませて、小説へと仕上げていきましょう。もしも途中で行き詰まってしまう時には、視点を変えて書いてみるのもおすすめです。

小説を書く時には、「起承転結」が不可欠


  1. ここは話のスタートです。
    いつ、どこで、誰が、何を、なぜといった舞台設定を上手に伝えて、読者を貴方の世界にいざないましょう。

  2. 話を展開させる部分です。
    恐怖を与えるための布石を仕込みましょう。

  3. ここではそのまま話を加速させるのか、一旦安堵させてからまた恐怖を与えるのか、2パターンが考えられるでしょう。

  4. 最後の結末の部分です。
    読み手の想像を覆す展開か、納得させる展開のどちらかとなるでしょう。まずはこの起承転結を意識して、短編小説に挑戦してみましょう。

怖い小説を書くなら、こんなことにも気をつけよう

「怖い」と思わせる小説を書く時には、大切なポイントがあります。

怖い描写を、不自然にしないこと

これでもかというほど「恐怖」を盛り込みすぎたりすると、小説の読み手は白けてしまう

読み手の想像の先をいく展開が、恐怖を与え、読み終えた後に面白かったと言わしめるのです。

小説に出てくるキャラクターには「怖い対象」以上のインパクトを与えないことも大切

怖い対象として描く幽霊やソンビ、サイコパスな人間などのキャラクター以上にインパクトのあるキャラクターが登場してしまったら、読み手の意識はそちらに移ってしまうので、怖さは半減してしまいます。

小説を上手に書くためには、とにかく書くことが重要

何度も書くうちに、ストーリー展開や擬音語の怖い表現、台詞の使い方などが上手になってきます。
より読み手に「怖い」と思わせる表現を見つけられることでしょう。

キャラクターや舞台設定に悩むなら、昔話しなどすでにある短いお話をホラーなものに変えてみるというのも、面白いのでおすすめです。