まだインクが残っているはずなのに、使おうと思ったらペンのインクが出ない。こんな経験をした事がある人もいるのではないでしょうか。
使いたい時にインクが出ないと、困ってしまうこともあります。インクが残っているのに書けなくなるのは、一体何が原因なのでしょうか。
ここでは、インクが残っているのにペンのインクが出ない原因と、インクを復活させるための対策についてお伝えします。
まだインクが残っているペンを復活させて、文字を書けるようにしましょう。
インクが残っているペンを捨てるのはもったいないもの。是非対策を行って、もう一度使えるようにしましょう。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
顔が大きいとショートボブは似合わない?ショートボブの似合う人
顔が大きい人はショートボブが似合わないのでしょうか?女性らしさも兼ね備えているショートボブに挑戦した...
水彩で背景を描きたい時の描き方!水の量を調節するのがポイント
水彩で背景を上手く描きたい!そんなあなたに、描き方のポイントについて詳しくご説明します。水彩は段...
ガリのお寿司の使い方!ガリ本来の役割と知って得する通の使い方
お寿司を食べに行くと、必ずガリが置いてありますよね。普段なんとなく食べてしまうガリですが、ガリ本...
スポンサーリンク
ペンのインクが出ない!インクが残っているのに出なくなる理由
ペンのインクが出なくなるのには、いくつかの理由があります。
理由がわかれば、対策もしやすい。
まずはペンのインクが残っているのに出なくなってしまう理由について解説していきます。
- 空気の問題
インクが分離して、隙間が空いていませんか?
空気が邪魔をして、ペン先までインクが送られてこないことが原因なので、空気を取り除けばインクが復活します。 - インクが固まる
寒暖差によって、インクが固まってしまい、出なくなることもあります。
特に寒い地域では、気温の低い外を歩いて通学し、暖かい教室で字を書こうとした時などにインクが出なくなることがよくあります。
この場合には、インクが適温に戻れば復活する場合が多いです。 - ゴミ
ペンの先やペンの内部にホコリなどのゴミが詰まってしまうことも、インクが出なくなる原因の1つです。
自然にゴミが入り込んでしまう場合もありますが、和紙などの素材が削られて、書いている作業中にゴミが詰まってしまうこともありますので、時々掃除が必要になります。 - インクが古い
何年も前のペンを引き出しから引っ張り出してきた場合には、インクの劣化が考えられます。
インクの中に必要な成分が、時間と共に抜けてしまい、インクが固まってしまうので、この場合には寿命と捉えて買い替えるのが一番です。
ペンのインクが出ない時は遠心力を利用して空気を抜いてインクを復活させる
ペンのインクが出なくなる原因は先程説明した通りです。
次に、理由別に適した対策を紹介していきますので、自分の状態がどれなのかを確認し、適当な対策を参考にしてください。
まずは、インクに空気が入ってしまった時の解決方法を見ていきましょう。
空気を抜くことができれば、またインクは復活しますよ。
空気を抜く方法はいくつかあります。
ペンを振る
ペンの後ろを手で持ち、上から下にペンを力強く振ります。
手首のスナップを効かせて、インクを上からペン先まで落とすようなイメージです。
稀に、インクが飛び出して部屋を汚してしまうことがあるので、ペンのキャップは閉めておくことをおすすめします。
輪ゴムを使って回す
ボールペンに輪ゴムを付けて、ゴムの伸び縮を利用してペンをクルクルと回転させます。こちらも、ペンの先からインクが飛び出すことがあるので、必ずキャップは閉めてから行って下さい。
ペン先をトントンと紙に打ち付ける方も多いように思います。
この方法でも空気は抜けますが、同じ様にやはりキャップは閉めて行って下さい。ペン先を打ち付けると、ペン先のボールが潰れてしまったり、ペン先が変形してしまうことがあり、こうなるとペン本体は使えなくなってしまいます。
ペン先を温めるとインクが出ることが!出ないときは手で温めてみよう
次に、ペンが寒さでインクが固まってしまって出ない時の対策です。
これは、インクを温めれば解決するので、対策としてもとても簡単です。
インクを温めるということで、ドライヤーの熱やライターの火を使用する方や、そのような方法を思いつく方が多いようですが、これらの方法はおすすめしません。
ペン本体やインクの入った容器は熱に弱く、変形や破損がしやすいので、高温になる機器を使用するのは大変危険です。絶対にやめてください。
使うのは「手」のみです。
ペンを手の平で包むようにして握り、人肌で温めましょう。
多少時間はかかるかもしれませんが、固まったインクが柔らかくなればインクは復活します。
握って試し書きをして、握って試し書きをして…と繰り返していけば、どこかの時点でインクが復活するでしょう。
ペンのインクが出ないときはペン先の掃除でトラブル解消
最後に、ペンの先にゴミが詰まってしまった時の対策を紹介します。
ペンの先にゴミが入り込んでしまうと、ペン先のボールの回転が妨げられ、インクが紙に供給されなくなります。
ボールが上手く回転できるように、適切な方法でゴミを取り除きましょう。
ウェットティッシュで拭く
ペン先をウェットティッシュで拭いて、ゴミを取り除きます。
紙の質を変える
ペンと紙の摩擦は、紙の厚さや材質で変わります。
薄い紙ばかり使っている時には、少し厚めの紙に書いてみる。ツルツルの紙に書いていた場合には、画用紙などの凹凸のある紙を試してみる。など、ボールの回転が変わることで間に入り込んでいたゴミが取れることもあるので、試してみて下さい。
爪楊枝を使う
最終手段は、爪楊枝でペン先のボールを突くことです。
力加減をして、ボールを潰してしまわないように注意してください。
ゴミが取れてボールが回転するようになれば、インクは復活します。
ペン先の掃除は、インクが詰まった時以外にもすると良いです。時々ティッシュでペン先を拭くなどして定期的にお手入れをしておきましょう。
ペンのインクが出なくなることを予防する保管方法
ペンのインクが出なくなると、作業が中断してしまいますね。
できるだけ、インクが出なくなることがないように、日頃から正しい管理をしておけば、ペンのインクが出なくなるトラブルとは無縁になれるかもしれません。
いくつかの予防策を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 温度変化の少ない場所に置く
寒い地域では仕方がありませんが、決まった場所にペンを置いておけるのであれば、所定の置き場所を作って置くとよいでしょう。
乾燥した部屋も、保管場所としてはあまりよくありません。寒い部屋、乾燥した部屋は避けて、温度が一定に保たれた場所で保管しましょう。 - ペン立てに入れる時は下向きに
キャップを上にしてペン立てに入れる方が多いと思いますが、逆です。
ペンはいつも書く時の状態にしておくことで、インクが出やすくなりますよ。 - キャップをする
ゴミの侵入や、インクの乾燥を防ぐために、使い終わったら必ずキャップを閉めましょう。ペン先の変形やボールが潰れることを防いでくれる意味もあります。
いつも開けっ放しにしている方は、キャップを閉める癖をつけましょう。 - ペン先をこまめに拭く
先程も紹介しましたが、ペン先はこまめにティッシュで拭き取ってキレイにしておきましょう。ゴミが適度に取れ、インクの詰まりを防いでくれます。
正しい保管方法を守れば、ペンの寿命も伸びます。
あまり気にしたことがないペンのお手入れですが、こまめにやってみて下さいね。