カッターの替刃、その替え方に困っていませんか?
カッターは替刃全体を交換しなくても、切れ味の悪い刃を折って新しい刃にすることができますが、刃を折ることが怖いという人も多いのではないでしょうか。
そこで、カッターの替刃を新しくする方法、折り方のコツなどご紹介します。
ポイントは力を入れる方向。それさえ分かれば簡単に折ることができるはずです。
それでも怖いという人は、専用ツールもあるのでぜひお試しください。
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カッターの替刃の替え方、刃を折って新しくする方法
カッター本体のクリップを使用する場合
カッターの構造は、メーカーや商品によっても違いはありますが基本的にはカッターの刃の根元側にあるクリップ部分が外れるようになっており、カッター刃全体の変え方は、そこからスライドさせて刃の抑えを取り出します。
刃を交換せずに、刃先を折って切味を復活させたい場合は、この外したクリップ部分に刃を折るための溝がある場合がほとんです。
カッターの刃を1ピッチ(刃にある斜めの溝ひとメモリ分)だけがホルダーから出た状態で、クリップの溝に刃先を差し込みます。
奥までしっかりと差し込み、溝の部分で折り曲げるように力をかけるとパキッと折れます。
クリップがない場合
クリップの場合と同じように、1ピッチ分の刃先を出してペンチを使って先の部分をしっかり挟んで溝に沿って折ります。
折った刃は専用の容器に入れるか、刃物などの危険物としてお住まいの地域のゴミ出しルールに従って捨てましょう。
カッターの替刃の替え方のコツ、刃を折る時は力を入れる方向が重要
手順はわかっているけどうまく折れないという場合は、力を込める方向を間違えているのかもしれません。
カッターは通常見えている側に刃先と平行の斜めの溝が入っています
この溝に沿って力を込めれば簡単に折れるのです。カッターの刃先を折って新しくする替え方のポイントは「山折り」か「谷折り」ということです。
溝のある部分が刃の厚みが削られている、溝が外側になるようにして山折りにすると簡単に折れる
いつも溝のある面を手前に向けて、押し出すように折ろうとしていないでしょうか。これでは谷折りの状態になるので折りにくく感じます。
テーブルなどに溝のある面を向けてカッターを持ち、クリップを刃先にしっかりはめ込んで押し出すようにして折ってみて下さい。
ほとんど力を入れなくてもパキツと折れてくれるはずです。
注意すべきはクリップにしっかり刃先が入っていること
そしてクリップのスリットと溝の角度がきちんと合っていることです。
きちんと合っていないと溝以外の部分から刃が折れてしまうことがあります。
カッターの替刃の替え方がわかるけど、刃を折るのが怖い時はどうすればいいのか
それでもカッターの刃を折るのが怖い場合は、刃先を折ると同時に折れた刃を収納してくれるケースが付属した替刃の購入をお勧めします。
替刃のケースなので本体についているクリップよりも手のひら全体で握れるので安定します。
折り方は、クリップと同様に替刃のケースにある斜めのスリットにカッターの刃先を差し込み溝の部分から折るだけ。折れた刃はケース内に収納されます。
100円ショップの替刃
こうしたケースがついたものは売られているので、替刃を購入する時にこうしたものを活用しましょう。
少し割高にはなりますが、事務器やカッターを専門に扱うメーカーのものの方が、作りがしっかりしたものや構造に工夫が施されたものが多いので文具店やホームセンターでチェックしてみてください。
カッターの売り場には、用途別に様々な形状のものやコンパクトなものなど意外に種類が多くて驚きますよ。
誰でも簡単にカッターの刃が折れる専用ツールを使うのも方法の一つ
カッターの替刃を交換せずに先だけを折る方法について、苦手な人でもできるように説明してきましたが、いかがでしょうか。
もし、ここまでの説明を読んでもうまくいかない。やっぱり怖い。そう思っている手強いあなたには、最終手段としてある商品をご紹介しましょう。
刃物・カッターで有名なメーカーが販売しているカッターの刃を折る専用器
差込口に折りたい長さの刃を出したカッターを差し込んでセットし、爪切りで爪でも切るようにハンドル部分を押し込むだけで簡単に折れるというもの。
替刃ケースと同じく、折った刃は中に収納されます。
カッターの刃はその幅の広さS~L全てに対応しているので、より刃を折るのが怖い大きなカッターの刃も安心して折ることができます。
ある程度カッターを使う頻度があって、うまく折れないことに悩む人は購入を考えてみてはどうでしょう。
カッターの替刃の種類と素材の違いについて
カッター替刃の素材について
炭素工具鋼
一般的なカッターの刃に多いですが、錆びやすいという欠点があり表面にコーティング加工されたものもあります。
チタン
炭素工具鋼の表面にチタンでコーティングを施しており、切れ味もよく長持ちしますが一般的な替刃よりも高くなります。
ステンレス、セラミック
サビに強く切れ味も長持ちしますが、チタン同様こちらも価格が高くなりがちです。
カッターの形状の種類
カッターといえば、ペンケースにも入りそうな一般的なサイズが一番多く使われていると思いますが、用途によってたくさんの種類があります。
ダンボールのように厚みがあるものを切るのに使う大型のカッターや、より細かい作業に使うカッター。
切り絵などアート制作に使われるアート刃。曲線が切りやすい円盤状の刃がついたローリングカッターは布を切るのにも便利
カッターの刃を折るのが苦手という人は案外少なく内容ですが、慣れてしまえば道具を使わなくても机の上で簡単に折ることができるものです。
かといって刃物ですので安全に使うことも必要ですから、どうしても刃先を折るのが苦手な人は今回紹介した方法を試してみて下さい。
無理に折るのは刃先が飛んでしまうなど危険を伴いますからね。