室内で飼育している飼い猫が注意していても窓や玄関を開けた瞬間に脱走してしまい探し回ったという経験はありませんか?
無事捕獲できれば良い話ですがタイミングが悪く事故にあってしまったり迷子になって帰ってこなかったり、普段外の世界を知らない飼い猫には危険が一杯でとても心配になりますよね。
どうして飼い猫は家から脱走してしまうのでしょうか?その理由について調べてみました。
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飼い猫が家から脱走してしまう理由とは?
飼い猫が家から飛び出して帰ってこない事態は絶対に避けたいこと。
それを防止するには、まずなぜ猫が外の世界へ脱走してしまうのか、まずはその理由や知識を知っておく必要があります。
あなたの飼い猫はとても好奇心が旺盛
猫は好奇心旺盛な生き物です。そして思ったことをすぐに行動に移してしまいます。
例えば窓から外を見ていて、近くにいる鳥を捕まえていみたいとか、何かが動いているけど何なのか気になるとか、外には興味を引くものがたくさんあります。
猫は外に散歩に出ないので、外がどういう世界なのかわからないのです。
わからない場所だからこそ、好奇心が湧きます。
パニックになって脱走してしまう
家の中で何かの理由でパニックになってしまい、逃げ場がなくなり外に飛び出してしまうこともあります。
パニックで冷静な判断ができなくなり、とっさに外に飛び出してしまいます。
今まで使っていた掃除機が壊れて、新しい掃除機を使ったら今までよりもかなり音が大きかったなど、猫が大きな音に驚いてしまいます。
猫を驚かすような行動には気を付けましょう。
飼い猫が脱走してしまうのには様々な理由が考えられる
それ以外にも脱走してしまう原因はあります。
飼い猫が発情期
猫が脱走しようとする理由でよくあるのが、発情期になりパートナーを探すために脱走しようとします。
猫は成長するとオスにもメスにも発情期が訪れます。
発情期になると、独特の鳴き声を出して、家の外へと出たがります。
これは本能によるものなので、今後子猫を産ませる予定がない場合には、適切な時期に避妊・去勢手術を受けることをおすすめします。
居場所がなくなって脱走
引っ越しや、住宅の大規模なリフォーム、模様替えなどをすると、猫にとっては自分の居場所がなくなったように感じてしまうことがあります。
猫には慣れ親しんだ場所が一番なのです。
また、別の新しいペットが来たとか、赤ちゃんが生まれたなど、環境の変化から、居心地が悪くなり家を出ていく猫がいます。
隠れる場所を探している
猫は体長が悪い時や、命の終わりが近づいているときには、人目につかない暗く狭い場所を求めるという性質もあります。
家の中に、ひっそりと隠れる場所がない場合には、外に求めることもあります。
飼い猫が脱走するのはこんな理由
窓から外がよく見えて興味が沸く
猫は窓際に座り、外を眺めるのが好きです。
陽が当たりポカポカと温かく、窓の向こうには猫が興味を持ちそうなものがたくさんあります。
窓際は猫の定位置でもありますが、夏場は要注意です。
暑い日には、網戸にしておくことが多いと思いますが、頭の良い猫の中には、この網戸の網に爪を引っ掛けて開けてしまう猫もいます。
また、網によじ登っているうちに網戸が破れてしまったり、というパターンもあります。
網戸には猫が開けないように、貼り付けタイプの簡単なロックも販売されています。
網戸の網も猫対策に、一般の網よりも頑丈に作られている網もありますので、心配な方はそれらも検討してみるといいかもしれません。
また、体格の良い猫の場合には、体当たりをして網戸を外してしまう子もいます。
他のペットと遊んで走り回っている時に、ぶつかってしまい網戸が外れてしまうのです。小さな猫なら心配ありませんが、体重が5kg以上くらいの猫になると場合によっては外れてしまいます。
飼い猫が脱走したらまずは近所をくまなく探してみよう
飼い猫が脱走してしまったら、飼い主さんもパニックになってしまうかもしれません。
飼い猫ならば、脱走してすぐにはまず自宅の近くにいることが多いでしょう。
小さな頃から家の中しか知らない猫は、外の世界に怯えてどこかにひっそりと身を隠しているかもしれません。
暗くて狭い場所に入り、中で動けずにいるということもあります。
また、飼っていた猫がもともと野良猫だったという場合もあるでしょう。
その場合には、遠くに逃げてしまう可能性もあります。
元々外の世界を知っているので、恐怖で動けないということもないでしょうし、興味のあるものを追いかけて遠くまで走ってしまうかもしれません。
また、他の猫とケンカになり追い立てられるというパターンもあります。
そして、すぐには見つからない場合でも、少し時間がたってから自宅に戻ってくる場合もあります。
猫の好きなおやつを持って、家の近くを探したり、自宅前にもエサを置いてみましょう。エサのニオイに誘われて出てくる場合もあります。
飼い猫が脱走しないために防止策を徹底的に行おう
猫が脱走してしまわないために脱走対策を行いましょう。
飼い猫が脱走できない環境を作る
まずは、脱走ができない環境を徹底しましょう。
普段の掃除の時にも、窓を開けすぎないことや、ベランダには出さない、ペット用のフェンスを使用する、網戸にはロック機能を付けるなど、飼い主ができる対策はいろいろあります。
飼い猫に首輪を付ける
猫が脱走してしまった場合を考えて、首輪をしておくと良いでしょう。海外ではペットにマイクロチップを装着するという国もあります。
自分の名前を覚えさせる
名前を呼んだら寄ってくるとか、鳴くなどができる猫だと、脱走してしまったときにも探しやすくなります。