イタリア語とフランス語の難易度は?選ぶならどっち

第二外国語を選択する際に、イタリア語とフランス語で悩んでしまうことがあるでしょう。

どちらを選択するか理由は人それぞれですが、難易度が低い方が学びやすいのでは?と難易度を一つの目安とする場合もあります。

イタリア語とフランス語それぞれの難易度は?難易度が高いのはどちらなのでしょうか。
選択する際の参考にどうぞ!

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イタリア語とフランス語を比べた場合、イタリア語の難易度は?

イタリア語は他の言語と比べるとクラスの人数も少ないため、学生同士が仲良くなりやすいという利点があります。また、イタリア語を専攻する女子の割合は少なめです。

フランス語や他の言語と比べると、発音はローマ字読みでアルファベットを使用するため、イタリア語を習得する難易度はそれほど高くありませんが、文法が難しいのでそこは頑張らなければなりません。

イタリア語には、男性名詞と女性名詞があり、それらはひとつひとつ覚えなければなりません。日本語や英語とは考え方が全く異なるため、とにかくひたすらパターンを覚える必要があります。

イタリア語の会話はとても早口に聞こえますが、発音自体は難しくはないので、勉強を始めれば次第に聞き取ることは出来るようになります。ただし、あくまでもその単語の意味がわからなければ、全体を理解することは難しいでしょう。

難易度は低めとはいえ、簡単に習得出来る言語などないので、やはり地道に勉強するのみですね。

イタリア語より簡単?フランス語の難易度は?

フランス語はとにかく発音が難しいので、大学で第二外国語の授業を受けた程度では、習得するのはかなり難しいと言えるでしょう。実際にフランス語を聞いてみても、日本人にはどのように発音しているのか全く理解できないような音ばかりで、勉強する前から諦めてしまいたくなる人も多いのではないでしょうか?

言葉自体の発音が難しいのはもちろんのこと、フランス語には「リエゾン」という、2つの単語の音が連結する現象があるため、これを覚えるのがまたさらに大変なのです。それっぽく発音出来たらかなりカッコいいですが、相当本気で取り組まなければ、そう簡単には習得できない可能性が高いのが実情です。

文法がとくに難しいとされているドイツ語に比べればまだマシですが、それでもフランス語の文法も相当難しいと言えるでしょう。ですがこれはドイツ語にも共通することですが、元から英語が得意な人であれば、フランス語の概念をより理解しやすいです。
フランス語は英語に多大な影響を与えたと言われています。特に語彙がかなり似ている単語も多いため、英語が出来るというだけでもかなりハードルは下がるでしょう。

イタリア語とフランス語ではどっちが難易度が高いの?

言語を習得するうえでは圧倒的に、イタリア語よりフランス語のほうが難易度は高いといえます。

ですが、英語が得意な人であれば、比較的フランス語の概念が理解しやすいため、一概にどちらが難しいとは言えないかもしれませんね。

イタリア語は方言も数多く存在するため、地域によっては言葉が通じづらいという欠点があります。日本国内においてもこれだけ多くの方言が存在するのですから、これは仕方がないことなのかもしれませんね。

また、フランス語は習得するのにかなりの時間と努力が必要ですが、今後ヨーロッパ圏を訪れたり、将来的には移住を考えているのならば、覚えておいて損はないと思います。ヨーロッパではフランス語は英語と同じかそれ以上に公用語として用いられており、フランス語が出来るということは仕事でもプライベートでもかなり有用であると言えます。

イタリア語の難易度が低いのは発音が日本語と似ているから?

イタリア語の発音と日本語の発音が似ているというのは、言語を学ぶ上では非常に大きなメリットであると言えます。どちらも言葉の最後が母音で終わる「開音節言語」であるのに対し、英語などその他の多くの言語は子音で終わるので、その部分が共通しているというだけでも、かなりハードルが下がりますよね。

簡単な例を挙げてみます。

英語で「クリスマス」という単語は「christmas」と表記され、発音する際には「chris」と「mas」の2つに分かれます。それはどちらも「t」と「s」という子音で終わります。

一方、日本語で「クリスマス」は「ku」「ri」「su」「ma」「su」の5つの音から成り立ち、すべて母音で終わります。同じ言葉でも子音で終わるか母音で終わるかは、発音するうえではかなり大きな違いがありますよね。

これがイタリア語ではどうでしょうか?イタリア語で「クリスマス」は「natale(ナターレ)」と呼ばれています。このナターレもやはり「na」「ta」「le」とすべて母音で終わっています。

このように、イタリア語は日本語と同じように特別意識せずに発音できるため、発音に関してはさほど心配する点がないと言えるでしょう。

イタリア語かフランス語かで悩むならフランス語?フランス語を勉強するメリット、デメリットとは?

フランス語は国際連合を始めとする国際機関においても、英語と同様に重要視されている言語です。将来、とくにヨーロッパ圏で活動することを視野に入れているのであれば、ここはぜひ習得しておきたい言語でもあります。

フランス語を学ぶうえでのメリットを挙げるとすると、まず身近なところから言えば、大学の第二外国語を選択したクラスでは、女子の割合が非常に高いという点です。女子同士で仲良くなりやすいのはもちろんのこと、その中にいる男子にとっては、女子とお近づきになれるチャンスも多いでしょう。
ファッションや芸術文化を学ぶうえでも、フランス語を勉強してみたいという学生は増えています。また、フランス文学に興味がある人であれば、フランス語で書かれた原書で読むことに憧れてフランス語を専攻するケースも多いようです。

フランス語を専攻する際のデメリットと言えば、ハッキリ言って他の言語を習得するのと比べても、難易度はかなり高めだということです。発音自体が相当難しいため、話したり聞き取ったり出来るようになるまでには、相当な時間と努力が必要となるでしょう。