人間関係が上手くいかない、勉強についていけない、他に目標が見つかったなどの理由で学校をやめたいと思うとき、学校を辞めるためには親を説得する必要があります。
子供の将来のことを考えると、「辞めたい」と言われてすぐに「いいよ」と言う親はほとんどいないでしょう。学校を本気で辞めたいと思った時は、どんな風に親を説得すれば良いのでしょうか。
今回は、学校を辞めたいと思った時の親の説得方法についてお伝えします。
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学校を辞めたい!親を説得するには今後のプランを明確に
学校を辞めたいけれど、どのように親に説得すればよいのか、悩んでいる高校生もいるでしょう。普段、あまり親と話をしないような人なら、なおさら切り出し方が分からなくて悩んでいることだと思います。
学校を辞めたいと親に伝えた時に、やめてもいいと2つ返事で承諾してくれる親は殆ど居ないはずです。せめて高校くらいは、中退せずに卒業してほしいと思うのは親の本音だと思います。
もし、承諾してほしいのであれば、先ずは学校を辞めたい理由はっきりさせてから、説得することが必要になります。学校をやめて何をしたいのか、どのように過ごしたいのか、自分自身でしっかりと目的や目標を定めることです。その場限りの適当な説得では、親は納得しないのも当然でしょう。辞めた後の目標がなければ、その後はだらだらと過ごしてしまうことは目に見えています。
しっかりとした目標があるのであれば、「目標に向かって何をしたいのか」「こういう理由があって、別の学校に通いたい」ということを明確にして、親を説得するべきです。辞める目的は何なのか、どのような進路を自分は進んで生きたいのか、親に真剣に聞いてもらうことが必要になります。最初は、聞いてさえくれないかも知れません。親としても突然のことで受け入れがたいということもあるでしょう。
通信制の高校に行きたい、高校を辞めても入学可能な専門学校で勉強をしたいなど、学校を辞めたい理由は様々でしょう。
不登校などで、学校を辞めたいというのであれば、親も前々から一緒に悩んでいることと思います。そんなあなたが、違う道へ進みたいと言えば、目的を見つけたあなたの姿に親も安心することもあるかもしれません。
要は説得次第なのです。はっきりした目標があれば、きっと親も応援してくれるはずです。
学校を辞めたい!親を説得する時は次の進路がポイント
人間関係の悩みで、学校を辞めたいと考えている人もいるかもしれません。人間関係に悩んでいるので学校を辞めさせてほしいと親に伝えたところで、親を説得させることは難しいかも知れません。
親を説得させるさせるためには、現状を親に伝えるだけでなく、今後どのようにしていきたいのか、明確な目標を決め、それを具体的に伝えることが大切なのです。
学校を辞めて通信制高校や定時制高校へ転入や編入をしたり、高校に通わなくとも勉強をして高卒認定試験を受け、大学や専門学校へ進学することを目標としている人もいるかもしれません。殆どの人は、高卒の資格を取って、就職したり進学したりする人が多いようです。
また、転入と編入は違います。
転入は年の途中でも在籍日数を無駄にせず、次の学校に引き継ぎされます。しかし、一度高校を中退してしまうとそれはできません。
一方編入は、学年末まで在籍していた分の単位のみ、引継ぎ可能です。2年生の途中で学校を辞めてしまった場合、修得単位は一年生の分までとなります。2年生の分は無駄になってしまうのです。
1年生の途中で高校を中退した場合には、引き継ぐ単位がないため、最初からのスタートとなり新入学と同じ扱いになります。
その点もしっかり確認し、自分はどの段階で学校を辞めるのか、または辞めずに転入したほうがよいのか判断してから、親を説得するのが賢明です。
学校を辞めたい!通信制高校への転校を考える時の説得方法
学校を辞めて通信制の高校にしたいと、ただ闇雲に親を説得しても、納得してもらえないことは確かです。通信制高校に転校したいのであれば、親との話し合いは必要不可欠です。幾度となく、話し合いを持たなければならない場合もあるでしょう。
理由を明確にせずに親を説得したとたところで、分かってもらえないことは目に見えています。なぜ高校を辞めたいのか、なぜ通信制高校へ転校したいのか、この二つをしっかりと説明することが必要になります。
今の学校を辞めたい理由を、まずは親に包み隠さず話してください。友達がいない、勉強についていけない、毎日学校に行くのが苦痛であるなど、理由は様々でしょう。だからこそ親と向き合って、直接話し合うことが必要なのです。時間はかかるかも知れませんが、話し合えば理解してもらえること、親だからこそ気付いてもらえることもあるはずです。
辞めたい理由だけでなく、なぜその通信制高校へ転校したいのかも伝えなくてはなりません。しっかりとした下調べは大切です。資料を取り寄せたり、在校生に話を聞いたり、学校に直接電話しても良いでしょう。しっかりと調べた上で親に説得しなければ、親もその学校へ行きたいという気持ちを汲んではくれません。
あなたの強い気持ちは変わらないのだと言うことを、親に分かってもらえることが必要です。
学校を辞めるとこんなデメリットがある
学校を辞めると、様々なデメリットがあります。そのことをしっかりと踏まえて、退学する必要があります。親を説得する上でも、まず自分がそのことを理解しておかなければならないでしょう。
もちろん、人を学歴だけで判断してはいけないのですが、少なからず高校を中退したと聞くと、良いイメージは持たれません。どんなに納得できる理由で中退したにせよ、時としては理由まで聞かれないこともあり、中退という言葉があなたの先行イメージになってしまうこともあるでしょう。
また、高校に行かずして、難関大学に入るのはなかなか難しいものがあります。高校に通っていれば、進路の相談に乗ってくれる先生がいます。しかし、独学だとそうは行きません。塾や予備校に通う人もいるでしょう。誰かと勉強を共にする、相談できる先生がいるという環境は、独学では得られはしません。
大学に入らずに、就職をしたいというのであれば、高校を中退した時点で最終学歴は中卒ということになります。中には高校卒業以上、大学卒業以上しか採用していない企業も多くあります。学歴を見て、面接には至らない場合があるのも事実です。高卒認定を取得したとしても、履歴書には高校中退と書かなければならないのです。あなたの中退の事実は消すことは出来ません。
「学校を辞めたい」と言ったら親はどう思う?
学校を辞めたい、辛いので学校に行きたくないといつも言っているなら別ですが、突然、学校を辞めたいと子供に言われて驚かない親はいないはずです。
明確な理由もなく、ただ単に高校に行きたくないのであれば、親は当然、賛成してはくれません。
人間関係のトラブルや、身体の不調など、しっかりとした理由がある以外は、親は聞く耳さえ持ってはくれないでしょう。単なる不満として受け流されることもあります。
親としては、高校くらいは出てほしいというのが本音だと思います。
人生の選択肢を間違えてほしくないと言うのは、親の気持ちだと思います。その選択が正しいかどうかというのは、何年も先にならないと分からないこともあるでしょう。だからこそ、曖昧な気持ちでの退学はお勧めできないのです。今以上に頑張らなければならないこともあります。
本当に学校を辞めたいのなら、あなたの強い気持ちを示すべきです。前向きな目標も必要です。その選択が正しいと信じ、親を説得してみてください。