川エビのミナミヌマエビは単体でも育てられますし、他の魚と一緒に混泳させたいという場合にも人気です。
お子様の初めてのペットとして、飼い始める方も多いようです。
そこで、ミナミヌマエビの飼育の方法や、飼育の注意点などをご紹介します。
ミナミヌマエビは見た目も可愛らしく、その姿に癒やされて下さい。
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川エビのミナミヌマエビの飼育に必要なもの
川エビの飼育には水槽とフィルターは必須
生き物の中でも、熱帯魚はペットショップをはじめ、ホームセンターでも売られていることがあるので、見る機会が多いですよね。
アクアリウムは子供にも大人にも人気です。
家の中にアクアリウムの空間があると、心が癒やされますよね。
中でも、エビはその独特な風貌と動きがなんとも可愛らしく、私なんかはずっと見ていても飽きないくらい好きな生き物です。
近所のホームセンターで買い物に行くときは、エビの観察を欠かさないほどです。
エビの中でも、「ミナミヌマエビ」は、水槽のコケを掃除してくれる、人間にとってはとても助かる働きをしてくれるエビなので、魚と混泳で飼育している人も多いでしょう。
ミナミヌマエビは、日本の西側や台湾方面に生息するエビで、淡水で生息するという性質があります。
体長は3センチほどの物が多く、適応できる水温も10度から28度までと日本の気候のように幅広く対応しているため、比較的飼育しやすい生き物です。
水草がある水槽でミナミヌマエビを飼育するなら、ミナミヌマエビは水草を餌とするので、他に餌を与える必要がないということも飼育しやすい理由です。
ミナミヌマエビを飼育する場合、まず用意しなくてはいけないものが「水槽」です。
水槽は、60cm以上の大きさに余裕がある物がおすすめです。
なぜなら、ミナミヌマエビは繁殖力が非常に高いからです。
水槽内で、繁殖を繰り返してミナミヌマエビがあっという間に増えて水質が悪くなるということもあるため、水槽には後々のことを考えた方が無難です。
また、水槽内には底砂も必要です。
水質の管理をしてくれたり、微生物を発生してくれるソイルを選ぶことは、ミナミヌマエビにとっては大切です。
川エビの飼育環境を良くするために揃えるもの
フィルターやヒーターを使って、ミナミヌマエビにとって良い環境を作る
ミナミヌマエビは酸欠になりやすいため、「フィルター」もしっかり取り付ける必要があります。
ろ過能力に優れたフィルターで、しっかり酸素が入るフィルターを選びましょう。
ミナミヌマエビが適応する水温は10~28度と幅広いものの、水温が15度を切ると動きが鈍くなってしまいます。
そのため、できるだけ15度は下回らないように水温を保つことが、ミナミヌマエビを飼育する上で大切なポイントです。
気温が低くなる冬場などは、ヒーターを使うなどし、水温が下がり過ぎないようにしましょう。
逆に、暑くなる夏は水温が高くなるのを避けるたけ、ヒーターは切り、室内のエアコンや扇風機を使って水温を上げないようにしましょう。
川エビのミナミヌマエビの特徴
ミナミヌマエビってどんな生き物?
アクアリウムに欠かせない水槽の管理。
水槽内にコケが発生してしまうと、せっかくのアクアリウムが台無しですが、その点ミナミヌマエビを飼育することで、水槽をせっせと掃除してくれるので、とても助かります。
動き方も独特で、見ていても面白いですし、繁殖力が高いので、身近で命のリレーを見守ることが出来ます。
ミナミヌマエビの個体としての寿命は1年程度と短いですが、繁殖を繰り返すことで長く飼育することが出来るというメリットもあります。
ミナミヌマエビは、手頃な価格というのもアクアリウム初心者にとってもありがたいですね。
最初にミナミヌマエビを10匹くらいから飼育することがおすすめです。
ミナミヌマエビは、春から夏にかけて繁殖期を迎えます。
適応水温も幅広いものの、一般的には20度くらいの水温で活発に行動します。
ミナミヌマエビのオス・メスの判別は、しっぽの裏側に付いているヒダの長さによって見分けることができます。
ヒダが長いのがメス、短いのがオスです。
ミナミヌマエビのエサやりについて
ミナミヌマエビを室内で飼育する時は餌は必要ない
ミナミヌマエビを飼育し始めたはいいけど、生き物の飼育に付き物である”餌”は何が良いのかと迷うことがあります。
ミナミヌマエビ専用の餌というのは店であまり売られていないことも理由のひとつです。
ミナミヌマエビを室内で飼育する場合、ミナミヌマエビの餌をあらたに与える必要性というのは実はそれほどありません。
ミナミヌマエビは、水槽内で発生する微生物を餌とします。
餌を与えなくても勝手に餌を食べてくれる利口なミナミヌマエビは、人間で言うと冷蔵庫にあるもの物で晩ごはんを済ませてくれる旦那さんと言ったところでしょうか。
掃除もササッとしてくれて、まさに家庭的な旦那さんのようなミナミヌマエビ。
大人しいメダカなどの魚とミナミヌマエビを混泳させて飼育している場合は特に、メダカが食べ残した餌をミナミヌマエビが食べるので、ミナミヌマエビ用の餌を与える必要はますますなくなります。
川エビのミナミヌマエビの飼育の注意。水質の変化に弱い
水温の変化に気をつけることが飼育上のポイント
ミナミヌマエビは、日本の近くに生息しているため、比較的日本の気温に適した生き物です。
しかし、室内でミナミヌマエビを飼育する場合は、特に水温の変化には注意する必要があります。
ミナミヌマエビは、水温が低すぎたり高すぎると、体が適応出来ずに、場合によっては命を落とすことも少なくないからです。
特に、生まれたての稚魚は成魚と違い、適応能力がまだ完全ではありません。
そんな稚魚が、夏の暑い室内で水槽内の水温が上がった中にいると、酸欠を起こしてしまうことがあります。
気がついた時には、すでに水温が上がっていたということがないよう、厚くなりそうな日などは事前にクーラーで水温が上がらないようにするなどの対策が必要です。