外国人観光客にも人気の日本の新幹線。しかし、普段乗らないと何種類の新幹線が運行しているのかよくわからないのではないでしょうか。
そこで今回は、日本の新幹線の種類について詳しく説明します。これを読んでいただければ、日本の新幹線の素晴らしさについて理解していただけるでしょう。
また、グリーン車と普通車の違いや最高速度についても説明します。一番スピードの早い新幹線に乗ってみませんか?
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日本の新幹線は9種類!それぞれの開業日や運行区間について教えます
普段の生活で新幹線を利用する頻度は少ない、という方はなかなか新幹線について知識を広げることが難しいかと思います。
普段利用することは少なくても、新幹線に興味があるという人もいると思うので、日本の新幹線についての知識をここで広げていきましょう。
まず、日本ではどのくらいの新幹線が運行しているか知っていますか。
2019年現在では、日本全国で9路線で運行しています。
東海道新幹線
- 運行区間/東京~新大阪
- 開業日/1964年10月1日/日本で一番最初に開業した新幹線です。
- 列車名
のぞみ
ひかり
こだま
山陽新幹線
- 運行区間/新大阪~博多
- 開業日/1972年3月15日
- 列車名
のぞみ
ひかり
こだま
みずほ
さくら
東北新幹線
- 運行区間/東京~新青森
- 開業日/1982年6月23日
- 列車名
はやぶさ
はやて
やまびこ
なすの
上越新幹線
- 運行区間/大宮~新潟
- 開業日/1982年11月15日
- 列車名
とき
たにがわ
山形新幹線
山形新幹線は、2019年現在正式に新幹線となっているわけではありません。
在来線の一部とされています。
- 運行区間/東京~新庄
- 開業日/1992年7月1日
- 列車名/つばさ
秋田新幹線
- 運行区間/東京~秋田
- 開業日/秋田新幹線は正式に新幹線とはされていません。
- 列車名/こまち
北陸新幹線
- 運行区間/東京~金沢
運行区間の延長が計画されているので、まだまだ運行区間が長くなることが想定されています。 - 開業日/1997年10月1日
- 列車名
かがやき
はくたか
つるぎ
あさま
九州新幹線
- 運行区間/博多~鹿児島中央
- 開業日/2004年3月13日
- 列車名
つばめ
みずほ
さくら
●北海道新幹線
- 運行区間/新青森~新函館北斗
- 開業日/2016年3月26日
2019年現在では最も新しい新幹線です。 - 列車名
はやぶさ
はやて
日本の新幹線の種類の中で最高速度が一番早いのは「東北新幹線」
新幹線は非常に高速で運行していますが、中でも一番早い新幹線のその速度は驚異の時速320kmです。
想像もつかない速度です。
この驚異の時速320kmで運行している新幹線は、東北新幹線のはやぶさとこまちで、宇都宮~盛岡間のみでこの速度が計測されます。
実際にこの速度を目の当たりにすることは、なかなか貴重なものですね。
一番早い新幹線では時速320kmで運行していますが、他の新幹線もやはり最高速度はかなりのものです。
・山陽新幹線 時速300km
・東海道新幹線 時速285km
・九州新幹線 時速260km
・北海道新幹線 時速260km
・北陸新幹線 時速260km
・上越新幹線 時速240km
・秋田新幹線 時速130km
・山形新幹線 時速130km
この速度はあくまでも最高速度です。
区間によって速度制限されているところがあるので、常にこれだけの速度で運行しているわけではありません。
カーブやトンネル内、首都圏では速度を落として運行されています。
迅速に目的地を目指しているだけではなく、しっかり安全にも配慮されていることがわかります。
新幹線の種類の中でも新しい「北陸新幹線」と「北海道新幹線」の特徴
ここでは北陸新幹線と、北海道新幹線の特徴について紹介していきましょう。
北陸新幹線
2019年現在では東京~金沢を運行区間として走り抜けている新幹線です。
運行区間の延長が計画されているので、延長が完成したらさらに私たちを遠くまで連れて行ってくれることになりますね。
さらに北陸新幹線は、独特の特徴を持っています。
本来新幹線は、電気の力によって運行しています。
この電気は地域によって周波数が異なるのですが、北陸新幹線は地域による周波数の変化に対応しています。
また、エリアごとに管轄する会社が変わる、という北陸新幹線ならではの特徴もあります。
こんな特徴を持った新幹線では世界中でもかなり珍しく、日本の技術の賜物といった感じです。
北海道新幹線
2016年に開業した、2019年現在では最も新しい新幹線です。
北海道民だけではなく、全国の鉄道ファンが待ち望んでいたのではないでしょうか。
窓から見える北海道の自然には、やはり魅力がたくさん詰まっています。
東北新幹線と繋がっていて、青函トンネルを通って北海道から本州へと入ります。
トンネル内は外の景色が見えなく残念という声もありますが、北海道から本州へと移動しているのだと思うと、トンネルを出て次に見える景色がどのようなものかさらに楽しみという声も同時に聞かれます。
北海道では2019年現在では新函館北斗からの運行になるので、もっと北海道内での運行区間が広がると喜ぶ人も増えるでしょう。
世界には、日本の新幹線よりも早い新幹線があります
日本の新幹線の速さや安全への配慮など、特徴について見てきました。
どの新幹線も圧巻の速さですが、世界には日本の新幹線を超える速さで運行しているものもあります。
日本の新幹線では、東北新幹線で最高時速320kmと説明しましたが、これはあくまでも区間限定であり常にこれだけでの速度が出ているわけではありません。
他の路線の新幹線でも同じです。
区間によっては減速しなければならないこともありますし、各駅に停止している時間もあります。
このように運行している時間も、停止している時間も合わせたものを表定速度と言います。
日本の最高表定速度は、2015年時点で東北新幹線の時速263kmが最高となります。
その表定速度を超える新幹線は、中国とフランスです。
中国の最高表定速度は283kmです。
日本と比較してみると、カーブや勾配が少ないため減速する必要も少ないことが、速い運行を可能にしているのではと考えられます。
次いで速いフランスが271kmなので、10km以上も速いことがわかります。
表定速度ではありませんが、イタリアには最高速度がなんと時速400kmものスピードで走行出来る新幹線もあります。
ただ実際にここまでのスピードを出してもいい区間がないので、実際に時速400kmで運行することはありませんが、本気を出せばこんな速さで走ることが出来る新幹線も存在しています。
新幹線のグリーン車と普通車の違いについて
新幹線を利用する機会が少ないと、グリーン車と普通車の違いを見たことがないという人もいるでしょう。
グリーン車の方が豪華だ、という知識は漠然とあったとしても他の違いについては知っていますか。
最後にグリーン車と普通車の違いを説明していきます。
座席
普通車と比べると座席が一列少なく配置されています。
そのため、一席一席の横幅を広く確保することが出来て、ゆったりと座ることが出来る印象です。
横幅だけではなく、前後のスペースもグリーン車の方が広いので、長時間の移動でもゆったりストレスなく過ごすことが出来ます。
フットレスも置かれているので、眠るときにも活躍してくれます。
コンセント
2010年以降に増備された車両については、グリーン車は基本的に全席にコンセントがあります。
パソコンやスマートフォンなど、電気を必要とする機器に囲まれている私たちには、新幹線内でもコンセントがあるということは嬉しい魅力です。
静かな空間
グリーン車は普通車よりも金額が高くなるため、本当に必要な人だけが乗っている車両という感じです。
新幹線を利用し慣れている人も多く、マナーをしっかりわきまえているため車内でうるさく過ごす人はあまりいないという印象です。
静かに過ごしたいという人には、こちらもストレスなく過ごすことが出来る空間でしょう。
車内販売もグリーン車を優先的に回ってくれたり、座席が少なく乗車人数も少ないので、その分荷物スペースにも余裕があります。
大きめの荷物があっても、普通車より乗せやすいでしょう。
料金
より快適な空間を提供しているグリーン車は、普通車よりも金額は高くなります。
鉄道会社や乗車区間によって変わることもありますが、100kmの距離につき1000円変わるということが相場です。
300km程度の距離なら3000円、500kmの距離なら5000円高くなるという風に思ってもらえるとわかりやすいでしょう。