側転のコツを子供に教えるには?子供も理解しやすい指導方法

側転にはコツがありますが、側転を子供に教える時には子供でも理解しやすいような指導をしなければなりません。

では、側転のコツを子供に教えるにはどうすれないいのでしょうか。指導する際のコツや側転に慣れてきた時に取り入れたい練習メニューとは?

側転が怖くて足が曲がってしまう子供もいます。そんな子供に対する指導についてもご紹介します。

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側転のコツを子供に教えるには?

でんぐり返しが出来きる子供も多いでしょう。同じ回転という動きでも、側転となれば、いきなり難易度が高くなり、難しくて出来ない子供も多いのではないでしょうか。

側転には、どんなイメージがありますか。横を向いたまま、回転するというイメージでは無いでしょうか。実際は、そうでは無いのです。横向きに回ると考えると、側転は一気に難しくなります。

子供に側転を教えるコツとしては、自分が進む方向に身体と顔を向けるように工夫することです。横向きに手を置いて、立ち上がるイメージを持たせましょう。

練習する際は、まずは、しゃがんだ状態から両手を横の床について、ジャンプするように横に移動します。猿をイメージしてください。

この動きを練習すれば、支えるという腕の力がつき、横へ移動するということから側転へスムーズに導くことができます。この動きが出来るようになったら、回転の角度を大きくしたり、お尻を高く上げるようにするなどの練習を取り入れてみましょう。腕をしっかりと押して回ることで、回転するという感覚も同時に養うことが出来ます。

側転の出来ない子供の中には、逆立ちが苦手だったり、逆立ちを恐怖と感じる子供もいるようです。そんな子供には、壁を使った倒立がオススメです。壁を背にして立ち、床に手を付けたら、足を使って壁を登って行きましょう。床を腕が押しているという感覚を身につけることが大切になります。同時に、逆さまになるという恐怖感も消し去ることができます。

子供に側転を指導する際のコツ

子供に側転を指導する際は、子供がしっかりとコツをつかめるようにまずは、大人が補助をしてあげる事が大切です。

家で行う場合は、マットがない場合もあるでしょう。そのようなときは固めの布団などを利用しても構いません。

マットの脇の辺りに子供のついた両手が来るように、マットを設置します。子供が回転した時、両手をつく辺りの位置に、膝立ちの姿勢で待ちます。子供が回転し、逆さまになった時の腰の位置が高くなるよう、子供の腰骨を持って支えてください。回転に勢いを付けることができ、回りやすくなります。これが出来るようになって来たら、少しずつ自力で出来るように、補助の手を緩めて行くことです。

また、回転する方向に、膝の高さほどの台を置く方法もあります。
台の脇に両手を置けるよう、目印を付けます。両手はピタリと閉じては行けません。肩幅くらいに広げて床につくことが理想的ですので、目印も、肩幅程度が良いでしょう。両手が同時に床につかないよう、手前の手から順に床につくように練習します。両手をついた時点で、台にぶつからないようにその台を飛び越しましょう。慣れてきたら、膝が曲がらず腰と一直線になるよう、足を勢いよく振り上げる練習も取り入れてみてください。

子供でも理解しやすい側転のやり方とコツ

子供でも理解しやすい側転のやり方とコツがあります。入り方、目線、足の振り上げ、そして開脚しながら倒立というこの一連の流れで、コツを理解することが大切です。

その一連の流れを分かりやすく紹介したいと思います。まずは、側転の入り方です。
側転に入る際にはず腕をしっかり上げましょう。そして地面についた手をしっかりと見て、足を上げて開脚をするという事を意識してください。ある程度、勢いが必要です。勢いがなければ遠心力が弱くなり、足が曲がってしまいます。

両手をしっかりと上げ、手前、次に奥の順番で、両手で三角形を作るように床に手を付きます。
次に、その両手の三角形の頂点を見るようにして、しっかりと倒立に入りましょう。足を勢いよく振り上げてください。その際、足の裏、真上に来るように足をシッカリと伸ばしましょう。

倒立するときは、奥の手で床をシッカリと押しながら立つということが重要になります。シッカリと足を伸ばすという意識を持つと、膝が曲がらず、格好良く側転出来るはずです。

子供がコツを掴んで側転に慣れてきた時に取り入れたい練習メニュー

子供がコツを掴んで、側転の練習に慣れてきた時には、別の練習メニューを取り入れて見ましょう。

膝くらいの高さを用意し、台に手を置いて、足を閉じ、台に足が当たらないように、左右にジャンプして台を飛び越える練習をしましょう。体を横に動かすことがしっかりできれば、側転の動きに近づきます。手で足を押して上げ、足から床につくというのは、側転の動きに近いものがあり、似たような動きを体感出来るため、側転がイメージしやすくなります。

慣れて来たら、もう少し大きく足を開く練習も行いましょう。大きく足を開くことが出来れば、回転が早くなり、スムーズに側転することが可能です。

スムーズに回転出来るようになったら、次は、膝を真っ直ぐにすることを意識してみましょう。手の付く位置と、着地した足が直線になるように、直線の上を側転で移動するというイメージで練習してください。はじめは、なかなか上手くできないこともあると思いますが、思い切りが最も大切です。怖がらないようになることも、練習の一つなのです。

基本的な練習の他に、是非、これらの練習を取り入れ、少しずつ美しい側転が出来るよう努力すること重要です。

側転が怖くて足が曲がってしまう子供には

子供が側転を出来るようになるためには、子供の恐怖心を取り除いて上げることも必要になります。

側転に恐怖がある子供は少なく無いはずです。最初はとても怖いはずです。逆立ちになるというだけで恐怖な上に、練習中に顔をぶつけたり転んだりしてしまうと、余計に怖いと感じて全く側転が出来なくなってしまいます。恐怖心があるだけで、失敗に繋がりやすくなるのです。

恐怖心を取り除くためには、急に理想的な側転に持っていくのではなく、段階を追って練習させることが必要です。マットなどを敷いて、怖くないという環境を作ることこともコツの一と言えるでしょう。

また、恐怖心がある子供に多いのが、側転する際に足が曲がってしまう事です。足が曲がってしまうという子供には、足のストレッチなどの柔軟体操をしっかりと取り入れてみましょう。体に柔軟性がないと、美しい側転は不可能です。また、側転の際は、膝を伸ばすというよりも、足の裏をシッカリと天井に向けて伸ばすというイメージの方が、足を曲げずに側転しやすいでしょう。着地の際も同様です。膝を曲げずに、足を真っ直ぐにしたまま着地すると綺麗に側転することが出来ます。