卓球の試合を子どもと一緒にテレビで見ている時「ルールがわかればもっとおもしろいのに。」と感じる時はありませんか。
特にダブルスの試合のルールはわかりにくく、しっかりと理解しないと流れがわからなくなってしまいます。
今回は卓球のダブルスのルールについて説明します。これを読んでいただければ、卓球のダブルスの試合を今以上に楽しんで見ていただけるでしょう。
中でもサーブのルールはややこしいと言われていますが、わかりやすいように説明していますのでぜひ参考にしてください。
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卓球のダブルスの基本的なルールについて解説します
卓球は大きく分けて、シングルとダブルスでの対戦方法があります。
シングルでの卓球のルールは知っているけど、ダブルス特有のルールとなると実は知っている人は少なくなります。
いろいろとルールに違いがあるので紹介していきます。
その前にまずは基本的なルールを紹介しましょう。
卓球のダブルスの基本的なルール
ペアが交互にボールを打つ
ダブルスの特徴的なルールは、交互にボールを打つ必要があるということでしょう。
同じ人が二回続けて打つことは出来ません。
なので、自分がボールを打ったら相手にポジションを譲るために移動する必要があります。
慣れるまではこの動作がなかなかスムーズに出来ないようです。
サーブは2本交代
サーブは2本ずつで交代になります。
サーブは対角線に打つ
サーブを打つときは、自分のコートの右半面から相手コートの右半面に向かって打ちます。
このルールもダブルス独特のことになります。
サーブ以外はどこへ打ち返しても良いので、サーブのときだけ対角線ということを覚えておきましょう。
レシーブとサーブの順番
ダブルスは交互にボールを打つので、自分がサーブをしたら次のボールはチームメイトがレシーブをします。
次に返ってきたボールは自分が打つ、と交互にボールを打つことになるのですが、いざボールの軌道を見ながらだと順番が混乱してしまうことが多いようです。
レシーブの交互に
サーブは同じ人が2本打ちますが、レシーブは交互でなければいけません。
なので相手からのサーブをレシーブするとき、最初に自分がレシーブをしたら次にレシーブするのはチームメイトになります。
サーブする人が同じなので、そのまま同じ人がレシーブしそうになりますが、交互なので注意して下さい。
チェンジコート後は打つ順番が変わる
ゲームごとにチェンジコートします。そのときに、打つ順番も変わります。
卓球のダブルスのルールにはわかりにくいところもあります
ここでは特に理解が難しいルールについて紹介します。
卓球の難しいルール
セットローテーション
セットローテーションとは、セットが変わるたびにサーブする人、レシーブする人が変わります。
1セット目に自分がレシーブをしたなら、次はチームメイトがレシーブをします。
わかりにくいので、自分のチームにはAとBのメンバー、相手チームはCとDというメンバーがいると仮定して説明します。
1セット目にAがサーブ→Cがレシーブ→B→Dの順番で打ったとします。
2セット目はAがサーブ→Dがレシーブ→B→Cの順番で打つことになります。
最終セットはコートチェンジ
最終セットはどちらかが5点を取ると、コートをチェンジします。
コートをチェンジすると、レシーバーも交代になるので注意しましょう。
今までサーブをしていた人はそのままサーブをするのですが、今までAのサーブをCが受けていたとしたら、これからはDがボールを受けることになります。
卓球のダブルスには休憩にもルールがあります
卓球のダブルスでは、試合のルール以外にも休憩のルールもあるので、こちらも参考にして下さい。
卓球の休憩のルール
ゲームの間に1分間の休憩
ゲームとゲームの間に1分間の休憩があります。
このときはチームごとに秘策を練ったり、水分の補給が許可されています。
タオルを使うのは、点数が6の倍数のときだけ
休憩だからといって、いつでもタオルを使用しても良いということではありません。
両チームの点数の合計が6の倍数のときだけ、タオルを使用して汗を拭き取ることが許可されています。
長時間タオルを使用することは、試合進行の妨げとみなされるため、あくまでも短時間の使用と決められています。
タイムアウト
1試合につき1回ずつ、両チームは1分以内のタイムアウトを許可されています。
コーチからのアドバイスを受けたり、チームごとの短い話し合いの時間とされています。
ダブルスの試合中にサーブの順番を間違ってしまった場合について
これだけ順番のルールがあれこれあるので、実際の卓球のダブルスの試合でも、サーブの順番を間違えてしまうということはあるそうです。
もし順番を間違えてしまったら、どのようなことがあるのでしょう。
基本的には間違いがあった場合は、中断をして正しい順番でサーブのやり直しとなります。
点数に関してもノーカウントとなり、そのセットは全てやり直すという形になります。
通常はこのような対応が取られますが、問題は気付かないうちに順番を間違えてしまった場合です。
自分たちと相手チームだけではなく、時には審判も気付いていないなんてこともあるそうです。
誰も気付いていないなら間違いとしてノーカウントすることもなく、そのままどちらかのチームに点数が入ります。
順番を間違えていては本来は無効なのですが、気付いている人がいないがために、無効な点数が有効な点数として扱われていることも中にはあるかもしれません。
途中で間違いに気付いた場合は、その前の点数に関しては全て有効となります。
気付いた時点で順番を正しい順番に戻し、試合を継続することになります。
卓球のダブルスのサーブにも細かいルールがあります
順番以外にもサーブのルールがあり、しかも結構細かいルールなのでここで紹介していきます。
- ボールが相手チームにきちんと見えるよう、手のひらに乗せた状態からサーブを打ちます。
- トスは16cm以上の高さでなければなりません。
- サーブは卓球台から離れて行う必要があります。
- トスを上げて、一番高い位置から落ちてきたところで打つ必要があります。
(このタイミングでない場合、反則となってしまいます) - サーブを打ったボールを、自分のコートで一度バウンドさせてから相手コートへ入るようにします。
- サーブがネットに当たってから相手コートへ入ったときは、サーブはやり直しです。
(自分のコートに入ったときは、相手の点数となります)
素人では気付かないようなルールが盛りだくさんなので、反則かどうか見極めるにも大変そうです。
いろいろと細かいルールがあるからこそ、理解出来たときはより一層楽しむことが出来そうですね。