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ズッキーニの栽培方法!受粉の方法と栽培する時の注意点を解説

家庭菜園でズッキーニを栽培している時、虫がいない時はどうやって受粉をさせたらいいか困りますよね。ズッキーニは人工授粉をすれば受粉させることができます。

では一体どのようにして人工授粉を行うのでしょうか。受粉のさせかたや栽培する時の注意点は?

そこで今回は、ズッキーニを栽培する時の人工授粉の方法と、育てる時の注意点についてお伝えします。

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ズッキーニの栽培・人工受粉のポイント

イタリア料理ではお馴染みの野菜ですが、スーパーなどでもズッキーニをよく見かけるようになりました。
食べやすく調理しやすい野菜なので、人気の野菜です。

ズッキーニ好きで家庭菜園をしてる方なら、栽培してみようと思いますよね。

ズッキーニ栽培で困るのが「受粉」ではありませんか?
虫がいない時には人工受粉するしかありません。
なかなかズッキーニが実らない場合にはチャレンジしてみましょう。

ズッキーニの人工授粉の手順

  1. 雄花を切ります。
  2. 花粉を付けやすいように雄花の花びらをめくります。
  3. 雌しべに雄しべの花粉を優しくこすりつけるようにします。

人工受粉のポイントは、晴れた日の午前9時~10時の間に行うことです。
雄花が先に咲くことが多いので、雌花が咲くまで待ちましょう。

ズッキーニの栽培・雄花と雌花が咲いたら受粉

ズッキーニには雄花と雌花があり、受粉しないと実らない野菜です。

ズッキーニは3月中旬~6月くらいに種まきします。
発芽したら間引き、1ポット1苗となるように育て、遅霜の心配がなくなってから植え付けを行います。
寒さに弱いので注意しましょう。

ズッキーニはプランターでも栽培が可能な野菜です。
60cm幅のプランターに1株が植え付け目安です。

ズッキーニはつるはあまり伸びない植物です。
しかし、葉っぱが大きいため風に煽られると、つるが折れてしまう可能性があります。
低い支柱を立てて、株を安定させて防ぎましょう。

ズッキーニは生長すると花を咲かせます。
冒頭にご紹介したように雄花と雌花があり、受粉することで実ります。

しかし、たまにどちらかの花だけしか咲かないということがあります。
苗を購入して栽培すると多く見られる症状で、栽培環境によって起こる症状のようです。
片方だけでは受粉できないため不安になりますが、いずれもう片方も咲いてきますからタイミングを待ちましょう。

ズッキーニの栽培・外での栽培では虫が受粉してくれる

ズッキーニは種から栽培できますが、苗を購入することも出来ます。
苗を選びに行くとわかりますが、すでに蕾が出来ていてすぐに花が咲きそうな苗が多いのです。

ズッキーニは比較的すぐに開花する野菜です。
大抵の場合、雄花が先に開花します。

ズッキーニの雄花は虫を引き寄せる役目があるので、先に咲くのです。
雄花が先に咲いて虫を集め、しばらくして株が大きくなった頃に雌花も咲きます。
雄花によって集められた虫が、雌花へと花粉を運ぶのです。
実に戦略的な植物ですよね。

そのため、屋外で栽培している場合には、雄花が虫を引き寄せているようなら人工授粉の必要はありません。

ただし、あまり虫を見かけないようであれば人工授粉が必要になるでしょう。
人工授粉は、数が多く収穫時期もすぐにやってくるため、相当な回数の作業が必要になります。

ズッキーニを栽培する時の注意点

ズッキーニを栽培中に起こるいくつかのトラブルについてご紹介しましょう。

ズッキーニは他の野菜同様に、うどんこ病などの病気にかかることがあります。
うどんこ病はカビが原因の病気で、葉っぱに白い粉をまぶしたような症状が現れます。
初期であれば完治できる病気ですから、見つけたら早めに対処しましょう。

ズッキーニの病気ではもう一つ代表的な病気があります。
軟腐病(なんぷびょう)です。
土壌にいる細菌が傷口から侵入して発症します。
組織が溶けたようになり、ベトベトに腐っていきます。
薬剤はがありますが効きにくいため、株ごと抜いて処分するほうが良いでしょう。
他の株に伝染してしまう可能性があるため、畑の外で処分します。

ズッキーニを栽培していると病気以外のトラブルもありますよね。
実についてのトラブルです。

途中から実がつかなくなってしまったなら、肥料不足かもしれません。
ズッキーニは未熟な果実を収穫します。
そのため、肥料不足になりやすい野菜なのです。
収穫が始まったら2週間に1回追肥しましょう。
また、適正な大きさになったら収穫して、採り忘れがないようにすることも株疲れを防ぐのに効果的です。

食べられるのは実だけじゃない!花も食べられます

ズッキーニは実を食べるために栽培することがほとんどですが、実は花を食べることもできますよ。

ズッキーニの花は「花ズッキーニ」と呼ばれます。
ズッキーニには雄花と雌花がありますが、両方共食べることが出来ますよ。
雄しべや雌しべを取り除いて、花びらなどの部分を食べます。
花だけではなく、小さな未熟な果実をつけたままのズッキーニも花ズッキーニと呼ばれます。

ズッキーニの花は生で食べても問題ありませんから、サラダに添えて彩りとして使うことも出来ます。

中にチーズやひき肉などを詰めて焼いたり、フリッターにしても美味しいです。
検索するとたくさんのレシピを見つけることが出来ると思います。

ズッキーニの花を食べられるのは家庭菜園の特権でもありますから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。