韓国料理が辛い理由には、古くからの歴史があり、それには日本との関わりが見えてきます。
では、どうして韓国人は辛い料理を好み、それを習慣的に食べるのでしょうか。
それは、辛い料理を食べることで得られる効果やその中毒性が理由とも言えるでしょう。
そこで、気になる韓国料理が辛い理由とそれからわかる韓国人が辛い料理を好む傾向と習慣などについてご紹介致します。
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韓国料理が辛い理由には歴史があるのです
韓国料理といえば、焼き料理でも鍋料理でも蒸し料理でも、辛さが特徴的です。
キムチは毎日食べる人が多く、料理が辛いことが当たり前といったイメージですよね。
なぜ韓国はこんなに辛い料理が浸透しているのか
その理由として、歴史が大きく関係しているようです。韓国料理の辛さの素として使われているのが、唐辛子です。
唐辛子は、本来は中南米原産の香辛料
15世紀まではアジアをはじめ、ヨーロッパにも存在しておらず、全く馴染みのないものでした。
16世紀の中期に、当時の朝鮮半島に唐辛子が伝わったと言われています。
当時の唐辛子は白かったというから驚きです
今のキムチのような色ではなかったのですね。
16世紀末になると、日本兵が朝鮮半島へ出兵します。
そのときの朝鮮半島の寒さが厳しく、寒さ対策として唐辛子を靴のつま先部分に入れたと言われており、このときに今の赤い唐辛子が朝鮮半島に伝わったと言われています。
韓国料理は辛い!韓国で辛い料理を食べる理由とは
今では韓国料理といえば辛い、とイメージするくらい辛さが浸透しています。
なぜ韓国人はこれほどまでに、辛い料理を好んで食べるのでしょうか。
考えられる理由の一つに韓国の寒さが関係している
韓国の気候は日本と同じように四季があり、梅雨もあります。
日本と同じような服装で過ごすことも出来ますが、寒暖の差は韓国の方が大きいので、日本よりも寒く感じるでしょう。
その寒さを凌ぐための方法として、辛い料理で体の中から温めるということが考えられます。
韓国の食文化
日本の食文化は魚や野菜が中心でしたが、韓国は肉が中心的な食文化でした。
そのため肉の味に負けないくらいの味付けをするために、唐辛子が使われていたと言われています。
韓国でも子供は辛いものが苦手なことが多い
そんなときはキムチを洗って食べさせることもあるのだとか。
しかし日常的に辛い料理が食卓にあるので、成長とともに自然と食べられるようになっていることがほとんどだそうです。
辛い韓国料理を習慣的に食べる理由はトウガラシの刺激が癖になるから
辛い料理が当たり前とは言え、ここまで好んで食べるということは、唐辛子の中毒性を疑わずにはいわれません。
辛い料理って、不思議と依存してしまいませんか。いったい唐辛子にはどのような作用があるのでしょうか。
韓国料理の唐辛子の辛さには、カプサイシンという物質が含まれている
カプサイシンには脂肪燃焼効果や、発汗効果があることは有名ですね。
このカプサイシンですが、辛さが痛覚を刺激して、アドレナリンとエンドルフィンが分泌されることがわかっています。
なんとこの二つの物質が唐辛子を食べたくなる原因になっているようです。
日本人でも、数日もするとまた辛い料理が食べたくなるという人もいますが、韓国のように辛い料理が当然になっているともう唐辛子なしでは耐えられないのかもしれません。
韓国人が辛い料理を求めるのは伝統だけではない
韓国では時代と共に、どんどん辛さが増してきています。
以前よりも唐辛子を使う量も増え、なんとその量は80年間の間で6倍にも増えているとも言われています。
一人あたりが唐辛子を消費する量も、年間で約4kgとも言われ、文句なしの世界トップレベルです。
単純に辛いだけでなく「激辛」という方向へ変化しているようですね。やはりこの現象も、唐辛子の成分が大きく関わっているようです。
最初は辛い料理でも満足していたが、徐々に辛さへの感覚が麻痺して、辛さの感じ方が鈍くなってくるようです。
鈍くなった感覚でも辛さを感じられるように、更に辛いもの、更に辛いものと求めるうちに、だんだん使われる唐辛子の量が増えているようです。
辛さなしではいられない、辛さをきちんと感じられないと満足出来ない状況になっているのでしょう。
辛い物が苦手な韓国人もいるんです!洋食文化も浸透
韓国料理は辛いといっても、味覚は人それぞれ
韓国人でも辛い料理が苦手、という人も珍しくはないようです。
給食にまで辛い食べ物が出るので、食べられない学生は唐辛子を取り除いて食べたり、売店で食べられるものを購入して昼食を済ますようです。
それだけではなく、特に若者はキムチを苦手とする人まで増えているようです。
キムチというと、韓国のソウルフードですよね。
そんなキムチを苦手とするなんて、日本だと白米が苦手と言っているのと、同じような感覚かと思ってしまいます。
その背景には洋食文化や和食文化の浸透が関係しています。
パスタやピザ、日本のうどんやおでんなど辛くない食べ物の浸透とともに、若者の唐辛子離れも進んできているようです。