韓国料理が辛い理由からわかる、辛い料理を好む傾向と習慣とは

韓国料理が辛い理由には、古くからの歴史があり、それには日本との関わりが見えてきます。

では、どうして韓国人は辛い料理を好み、それを習慣的に食べるのでしょうか。

それは、辛い料理を食べることで得られる効果やその中毒性が理由とも言えるでしょう。

そこで、気になる韓国料理が辛い理由とそれからわかる韓国人が辛い料理を好む傾向と習慣などについてご紹介致します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

デイサービスでの体操にボールを使う種目を加えてみよう

デイサービスを利用する高齢者には、怪我なく体操を楽しんでもらいたいですよね。そこでおすすめな...

暖房の設定温度の目安を紹介。20℃でも快適に過ごす方法

暖房の設定温度は消費電力にそのままつながります。エアコンの設定温度を1度下げるだけでも節電になるとい...

チケット取引で手渡しは危険が少ない?手渡しする際の注意点

人気アーティストのライブチケット。チケット売買によって運良く入手出来た後は受け渡しになりますが、...

迷惑電話の撃退方法!かかってきた迷惑電話はこの方法で撃退!

迷惑電話がかかってくると本当に気分が悪くなりますよね。忙しいときや外出の前など、時間に余裕がない時に...

飲食店でピアスがNGだったら絆創膏で目立たなく出来る方法とは

せっかく空けたファーストピアス!数日後に飲食店のバイトが決まったけれどピアスがNGらしい・・・。...

二人暮らしの食費はいくら?共働きの食費は意外と高い

共働きの夫婦二人の家庭のほうが子どもがいる家庭よりも食費が高い!?二人暮らしだからといってついつい外...

家の蜘蛛は縁起が良い?朝と夜の蜘蛛・蜘蛛にまつわる縁起の話

蜘蛛にまつわる縁起の話について聞いた事がある人もいるのではないでしょうか。家に蜘蛛を発見した...

オリーブの栽培は寒冷地でも可能?栽培できる地域と栽培の方法

オリーブを栽培しようと思っている人や実際に栽培している人の中には、寒冷地でも栽培することが可能なのか...

車の割り込みトラブルが急増中!罰則や巻き込まれない運転とは

最近ニュースでよくみかけるのが、車を運転中の割り込みやあおり運転によるトラブルです。運転手同...

ハンバーガーバンズの代用になるものは?バンズのレシピも紹介!

ハンバーガーを作りたい!でもバンズが売っていないこのような場合、なにか代用できるものはないかと考える...

豚肉を柔らかくする方法で玉ねぎを使うコツや下処理のポイント

豚肉を柔らかくする方法ですりおろした玉ねぎに漬け込むという方法をご存知でしょうか。玉ねぎで豚...

アイロンスチームの穴から出てきた白い粉の正体と掃除方法

アイロンを使用していると、スチームの穴から白い粉が。せっかく綺麗にお洗濯をしたのに、白い粉が衣類に付...

ポニーテールはこんなに簡単!ロングでもアレンジを加えよう

ロングヘアの人にとって、ポニーテールはよくする髪型の一つになっていることでしょう。でも、いつ...

男同士の会話で職場でよく話されている内容や必要なトーク力

男同士の会話について職場ではどんな内容がよく話されているのか気になる女性もいるでしょう。男性...

風呂のドアのパッキン交換を自分でする方法と劣化させないコツ

風呂のドアのパッキン交換は、自分ですることができますよ。風呂のドアの劣化が気になったら、早め...

スポンサーリンク

韓国料理が辛い理由には歴史があるのです

韓国料理といえば、焼き料理でも鍋料理でも蒸し料理でも、辛さが特徴的です。
キムチは毎日食べる人が多く、料理が辛いことが当たり前といったイメージですよね。

なぜ韓国はこんなに辛い料理が浸透しているのか

その理由として、歴史が大きく関係しているようです。韓国料理の辛さの素として使われているのが、唐辛子です。

唐辛子は、本来は中南米原産の香辛料

15世紀まではアジアをはじめ、ヨーロッパにも存在しておらず、全く馴染みのないものでした。

16世紀の中期に、当時の朝鮮半島に唐辛子が伝わったと言われています。

当時の唐辛子は白かったというから驚きです

今のキムチのような色ではなかったのですね。

16世紀末になると、日本兵が朝鮮半島へ出兵します。
そのときの朝鮮半島の寒さが厳しく、寒さ対策として唐辛子を靴のつま先部分に入れたと言われており、このときに今の赤い唐辛子が朝鮮半島に伝わったと言われています。

韓国料理は辛い!韓国で辛い料理を食べる理由とは

今では韓国料理といえば辛い、とイメージするくらい辛さが浸透しています。
なぜ韓国人はこれほどまでに、辛い料理を好んで食べるのでしょうか。

考えられる理由の一つに韓国の寒さが関係している

韓国の気候は日本と同じように四季があり、梅雨もあります。

日本と同じような服装で過ごすことも出来ますが、寒暖の差は韓国の方が大きいので、日本よりも寒く感じるでしょう。

その寒さを凌ぐための方法として、辛い料理で体の中から温めるということが考えられます。

韓国の食文化

日本の食文化は魚や野菜が中心でしたが、韓国は肉が中心的な食文化でした。
そのため肉の味に負けないくらいの味付けをするために、唐辛子が使われていたと言われています。

韓国でも子供は辛いものが苦手なことが多い

そんなときはキムチを洗って食べさせることもあるのだとか。
しかし日常的に辛い料理が食卓にあるので、成長とともに自然と食べられるようになっていることがほとんどだそうです。

辛い韓国料理を習慣的に食べる理由はトウガラシの刺激が癖になるから

辛い料理が当たり前とは言え、ここまで好んで食べるということは、唐辛子の中毒性を疑わずにはいわれません。
辛い料理って、不思議と依存してしまいませんか。いったい唐辛子にはどのような作用があるのでしょうか。

韓国料理の唐辛子の辛さには、カプサイシンという物質が含まれている

カプサイシンには脂肪燃焼効果や、発汗効果があることは有名ですね。

このカプサイシンですが、辛さが痛覚を刺激して、アドレナリンとエンドルフィンが分泌されることがわかっています。
なんとこの二つの物質が唐辛子を食べたくなる原因になっているようです。

日本人でも、数日もするとまた辛い料理が食べたくなるという人もいますが、韓国のように辛い料理が当然になっているともう唐辛子なしでは耐えられないのかもしれません。

韓国人が辛い料理を求めるのは伝統だけではない

韓国では時代と共に、どんどん辛さが増してきています。
以前よりも唐辛子を使う量も増え、なんとその量は80年間の間で6倍にも増えているとも言われています。

一人あたりが唐辛子を消費する量も、年間で約4kgとも言われ、文句なしの世界トップレベルです。
単純に辛いだけでなく「激辛」という方向へ変化しているようですね。やはりこの現象も、唐辛子の成分が大きく関わっているようです。
最初は辛い料理でも満足していたが、徐々に辛さへの感覚が麻痺して、辛さの感じ方が鈍くなってくるようです。

鈍くなった感覚でも辛さを感じられるように、更に辛いもの、更に辛いものと求めるうちに、だんだん使われる唐辛子の量が増えているようです。

辛さなしではいられない、辛さをきちんと感じられないと満足出来ない状況になっているのでしょう。

辛い物が苦手な韓国人もいるんです!洋食文化も浸透

韓国料理は辛いといっても、味覚は人それぞれ

韓国人でも辛い料理が苦手、という人も珍しくはないようです。

給食にまで辛い食べ物が出るので、食べられない学生は唐辛子を取り除いて食べたり、売店で食べられるものを購入して昼食を済ますようです。

それだけではなく、特に若者はキムチを苦手とする人まで増えているようです。
キムチというと、韓国のソウルフードですよね。

そんなキムチを苦手とするなんて、日本だと白米が苦手と言っているのと、同じような感覚かと思ってしまいます。

その背景には洋食文化や和食文化の浸透が関係しています。

パスタやピザ、日本のうどんやおでんなど辛くない食べ物の浸透とともに、若者の唐辛子離れも進んできているようです。