鳥が電線に大量にとまる理由と対策は?根本的な解決は困難かも

ものすごい大量の鳥が電線にとまっている光景、一度は目にしたことあるのではないでしょうか。
一匹で見ると可愛い鳥も、大量の鳥が空を飛び、電線を占領する光景は恐ろしく感じますし、フンを落とされそうで下を歩くのも躊躇してしまいます。
大量の鳥に悩まされている自治体も多いようですが、なぜ大量の鳥が電線にとまるのでしょうか。
鳥が電線に大量にとまる理由と対策について調べてみました。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

小学生が剣道の試合で勝つためのコツと親としてできること

子どもが剣道の試合に初めて出るとなると、なんとか勝ってほしいと親なら誰でも思ってしまうでしょう。...

ボタンの種類とは?コートに合うボタンの選び方やつけ方

コートのボタンを付け替えるとしたらどんな種類のボタンがいいのでしょうか?コートの雰囲気を換えたいとき...

エアコンの暖房が効かない原因と対処法!温かい部屋にする方法

部屋の温度が低くて部屋を温めたいのに、エアコンの暖房が効かないことに頭を悩ませている人もいるのではな...

大学の卒業式の親服装は何がいい?親の服装選びとマナーを解説

お子さんが無事に大学を卒業することになり、一安心だと思っているお母さんもいるのではないでしょうか。...

切った髪の毛が刺さるのはなぜかの疑問にお答え!ナルホドな回答

美容室で髪を切った後に、切ったと思われる髪の毛が手や皮膚などに刺さっていたことってありませんか?...

新潟に美人が多いのはなぜ?その理由について徹底解説!

日本の中で美人が多い県といえば真っ先に思い浮かべるのは「秋田県」かもしれませんが、実は新潟県も美人が...

ハムスターは飼い始め1週間が勝負!ハムちゃんの気持ちをご紹介

ハムスターを飼い始めた瞬間から1週間は、絶対にそっとしておきましょう。せっかくハムちゃんを迎...

猫が網戸を開ける!大切な猫が逃げる前にしっかり対策をしよう

猫が自分で網戸を開けてしまうことに、頭を悩ませている飼い主さんもいますよね。暑い時は窓を開けてい...

服の毛玉を取る方法!洋服を傷めないで簡単にキレイにする

お気に入りのニットや毎日着ているコート、気付くと毛玉になっていることがありますよね。特に袖の部分...

高速の合流はもうこわくない!失敗しないためのコツを教えます

免許を取得したばかりの人や高速道路を走り慣れていない人は、合流することに苦手意識を持ってしまいますよ...

雑誌の付録がコスメポーチだった!これは買うしかない

一昔前は雑誌の付録といえば、子供向けの紙細工が出来るものが当たり前でしたが、今では付録にカバンやリッ...

100均のアイテムでカバンの中をすっきり整理!便利な収納テク

カバンの中から何かを出そうと思っても、物が多過ぎて探したいものがなかなか見つからない…、そんな経験は...

ハムスターのケージを衣装ケースで作る方法とポイント

ハムスターを飼育する場合はケージが必要ですが、衣装ケースでも代用できます。市販されているケー...

アパートの騒音トラブル!引っ越し費用は請求できるのか

アパート内のトラブルで一番多い問題が「騒音トラブル」です。 対策を取っても改善しない場合、泣...

体を柔らかくする方法【短期間】柔軟性を手に入れる極意を伝授!

体を柔らかくする方法。しかも短期間で!痛みに耐えてギュウギュウ可動域を広げても、柔軟性を手に...

スポンサーリンク

鳥が電線に大量にとまるのはなぜなのか

日が暮れてきた頃ふと電柱を見上げると、電線にたくさんの鳥がギュウギュウに止まっているのを見たことがないでしょうか。

普段見かけたら可愛らしい小鳥も、大量になると可愛いイメージが消え去り、怖いイメージが強くなってしまいますよね。

大量に止まった鳥は鳴き声も一層強くなり、何かの前兆じゃないかと無駄な心配をしてしまうことも。

この原因は一体何なのでしょうか。

若鳥たちが群れを作る理由

電線に止まる鳥で多いのは、スズメやムクドリといった小型の鳥です。

こうした鳥は、昼間は別行動でそれぞれが餌を探すなどしてバラバラに過ごしますが、夜になると群れになってねぐらを作ります。

夜は天敵が多いため、群れになることで自分たちの身を守っているのです

そして、密集することで、おしくらまんじゅうのように体を温めているという説もあります。

群れを作るのは、成鳥以外のその年の夏に生まれた若い鳥が多いということから、電線に集まっている鳥たちは小鳥の幼稚園児とも考えられて面白いですね。

このように過ごすのは、1年のうち夏~秋にかけての時期です。

電線にどこからともなく集まってくるのは、自分たちの身を守るためなんですね。

鳥が電線に大量にとまると、鳴き声やフンの被害に遭う

生まれて間もない若鳥たちが集まっているんだ、などと微笑ましく見守ることが出来るのはたまたま通りかかったりして被害には合わない人です。

もし自分の家の目の前で大量の小鳥が夜な夜な集まっていると、鳴き声がうるさかったり、糞があちこちに散らばっていたりして微笑ましいなんて言っていられませんよね。

野生の鳥なので、トイレのしつけなどされているはずもなく、自由気ままに飛んではフンをします。

実際に、鳥の鳴き声やフンの被害に毎晩頭を悩ませる人も少なくありません。

電線に集まるスズメやムクドリは、動物の世界では弱い生き物です。

ムクドリの天敵は、フクロウやワシなどの猛禽(もうきん)類なので、森にいるよりもフクロウなどの天敵がいない街に寝床を作っているとも言われています。

電線に大量にとまる鳥に悩まされている時に有効な対策

家の前の電線に毎晩たくさんの鳥たちがやってきて、朝になるとあたり一面がフンや羽で汚くなっていると、気が滅入りますよね。

自分が汚した訳じゃないのに、家の周りが汚くなっていると、家まで印象が悪くなってしまいます。

鳥の被害に遭う時には、電力会社に相談すると対応してくれる場合も

鳥害被害がある時は、電力会社が電線に鳥が止まれないようなギザギザの部品を取り付けて対策してくれます。

ただし、電線には電力会社の物だけではなく、NTTなど通信に使われる線もあるため、それらの電線には付けてもらうことは出来ませんので、注意しましょう。

電線の中でも、一番太くてしっかりしているのが電気を使う電線なので、電線に鳥害対策の部品を付けてもらうことで、ほとんどのケースで被害が少なくなります。

鳥による被害を少しでも減らすためにできること

夜な夜な集まる大量の鳥。

ただ見ていても、鳥による被害が大きくなるばかりです。自分でも何か出来る対策をしたいと思う人もいるでしょう。

実際に鳥害被害に遭っている地域では、市をあげて対策に取り組んでいるところもあります。

電線に集まっている鳥を、拍子木の音や花火、競技用のピストルなど大きな音で驚かせるという方法が一般的ですが、カラスの場合は音の他にライトを当てたり、光を使った対策が効果的です。

ポイントは鳥を駆除することではなく、あくまで市街地から本来の住処に鳥を追い払うこと

ムクドリやカラスなどの野生の鳥は、害虫や動物の死骸を食べてきれいにしてくれるなど人間にとっては利益がある生き物です。

あくまでも、人間と動物の生態系を守り、住み分けをするということが大切です

そのためにも、この先も鳥が寄せ付けないために出来る簡単なことがあります。

それは「ゴミ出し」です。

鳥たちの餌になり得る生ゴミは、外から簡単に見えないように工夫して入れたり、ゴミ集積場にはネットをして鳥に突かれないようにするなどの対策が、鳥を寄せ付けないためにとても重要です。

電線に大量とまる鳥の被害を受けないためにも、家を買う際は夕方もチェックしよう

電力会社に鳥が寄ってこない対策をしてもらえるということが分かれば、何も怖いものはない!と考える人もいるかもしれませんが、それは早急かもしれません。

鳥害に詳しい専門家によると、電線に鳥が止まれないような部品を取り付けたとしても、鳥が慣れてしまうまでの短期間しか効果が期待できないそうです。

結局のところ、鳥害対策に根本的な解決はないということ。

ムクドリは、午後5時~6時にかけて電線に集まり、1時間以上も鳴き続けたり周囲を旋回することが多いようです。

新しい土地に夢のマイホームを建てる時は、日中だけではなく夕方の様子も確認しておいた方が良さそうですね。

せっかくの新しい家に、大量の鳥のフンが落ちたなんて悲しすぎるますね。