本籍をどこに置くかは自分で決定することができます。そして変更することも可能です。
本籍を住んでいる場所の近くに置くことで、戸籍謄本を取り寄せやすいというようなメリットがありますが、デメリットも存在します。
どんな事もメリットだけに目を向けがちになりますが、デメリットについても確認をして本籍変更を検討しましょう。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
天ぷらとかき揚げのコツを掴んで美味しくサクサクに作ってみよう
天ぷらやかき揚げを上手に揚げるにはコツがあります。どうしても上手く揚がらないとお悩みの人は、...
洗剤と柔軟剤の違い!洗剤や柔軟剤の効果を考えて上手に選ぶ方法
洗剤と柔軟剤の違いについてあまりよくわからないという人もいますよね。どちらもお洗濯をする時に使用する...
部屋についた焼肉の臭い対策!臭いを付きにくくする方法と対処法
焼肉が大好きという方は多いと思いますが、お家でするとなると問題は臭いです。焼肉をしている時は良いです...
スポンサーリンク
本籍変更のデメリットは?身分証明書等の変更
本籍の変更を行うと、身分証明書の変更手続きを行う必要が生じます。運転免許をお持ちの方は運転免許証の変更手続きを行ってください。
また、他の都道府県に変更手続きを行う場合、パスポートをお持ちの方はパスポートの変更手続きを行う必要が生じます。
運転免許証の手続きに必要なもの
本籍記載の住民表・運転免許証・印鑑(認め印でも対応できます)
これらの物を持参して手続きを行ってください。
パスポートの手続きに関して
・パスポートの記載内容を変えて有効期限が同じものを再度取得する
・新規で取得する方法を取る
パスポートの本籍地を変更するときは、上記のような手続きを行うことになります。
また、パスポートの手続きに関しては、あくまでも都道府県が変更になった場合の手続きです。都道府県の移動がないのであればはパスポートの手続きは行わず、運転免許証の手続きのみを行いましょう。
本籍変更でのデメリットは遺産相続時にも
遺産を相続する時、本籍の変更がデメリットになることがあります。
遺産を相続する手続きをすることになった時、手続きの際に戸籍謄本が必要になるため、今までに何度も本籍を変えている人は、その分の戸籍謄本を取り寄せる手間と時間ががかかります。
本籍を移動すればするほど新しく戸籍が作られることになり、数多く作られた戸籍を全て取り寄せなければ、遺産を相続する手続きが出来なくなってしまいます。
遺産相続の手続きはなんだか面倒なように感じますが、本籍の変更で更に面倒なことが増えてしまうこともあります。
相続人は、亡くなった方が今までに作った戸籍を全て取得したあと、それを全て除籍する必要が出てきます。
本籍を移動させた回数が多ければ多いほど、相続人にかかる負担が増えてしまう事になってしまうのです。
これから本籍を移そうか考えている人は、こうしたデメリットを考慮して本籍を変更する必要もあります。
本籍変更はデメリットよりもメリットが大きく感じる場合に行う
上記では本籍を変更することで生じるデメリットについて確認してきましたが、変更手続きを行うことはデメリットばかりではありません。
ここでは、メリットについても確認してみましょう。
本籍を変更することで得られるメリット
「戸籍謄本の取得がしやすくなる」というメリットがあります。
忙しくてなかなか時間がないときや、すぐに戸籍謄本を手に入れたいとき、取り寄せる作業を行うのはとても面倒です。
ですが、自分の住んでいる都道府県と同じところに本籍を移動しておけば、手間も時間もかけずに、近くの役所に出向いて戸籍謄本を取得することができることになります。
このように、本籍地を移動することには、メリットもあればデメリットもあります。自分にとって何が一番良い方法なのかを考えて、本籍地の移動を行うと良いでしょう。
メリットのほうが多いと判断できた場合は、移動することをおすすめします。
本籍変更のメリットがデメリットにもなりうる
本籍を変更することにはメリットもデメリットもありますが、「メリットがデメリットになる」という現象も生じます。
これは一体どういうことなのか、ここで確認してみましょう。
戸籍に離婚歴の記載がされないのがメリットの一つ
本籍を変更すると、新しく戸籍が作られます。本籍を移動する前に離婚をしており、離婚後に本籍を移動すると、新しくできた戸籍には前の離婚歴が記載されません。
このため、まるで離婚歴が消えてしまったかのような錯覚に陥ることもありますが、実際は履歴を辿ることで過去の離婚歴が分かってしまうことになります。
本籍地を変更しすぎることで疑いの目を向けられるデメリット
本籍を変更することで離婚歴は新しい戸籍に記載されません。このため、離婚歴を隠したいと考えて本籍を変更する人もいます。
ですが、あまりにも本籍の変更が多いと、結婚をする時に新しい結婚相手に疑いの目を向けられてしまうこともあります。
離婚歴は消えるものではありません。離婚歴を消したいからと考えて本籍地を変更すると、こうしたデメリットがあることも覚えておきましょう。
本籍変更の手続方法と必要な書類
実際に本籍の変更をする時の手順と必要なものについてお伝えします。
■本籍変更に必要なもの
- 転籍届・・・市役所でもらうことができます。また、自治体によってはインターネットでダウンロードできることもあります。
- 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)
- 手続きに訪れた人の身分証明書
スムーズな手続きを行いたいときは、必要なものを忘れずに役所に足を運ぶことをおすすめします。
本籍変更の手続き方法
実際に本籍の変更手続きを行う方法についてチェックしてみましょう。本籍変更に関するデメリットについて考え、メリットと比べて変更しようと思っても、手続き方法がわからなければ最終的に困ってしまいます。
まず、本籍の変更は役所で行います。本籍がある場所の役所、もしくは転籍地の役所に必要な物を持参して出向いてください。
このとき、一つ注意が必要です。これを用意して行かないと、二度手間になってしまいますので、必ず「戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)」を持参してください。
なかなか時間を作ることができない人や、仕事や私生活との兼ね合いで自由に動けないという人は、後の手間も考えて本籍を置いている役所で必要な証明書を受け取ることをおすすめします。
その後に転籍届に記載して捺印を行い、自分が一番足を運びやすい役所に出向いて手続きを行ってください。
わからない人は、役所の人に聞けば親切に教えてもらうことができますので、聞いてみると良いです。
戸籍の変更をしようと考えているのであれば、どのようなメリットとデメリットがあるのかを考えて手続きを行ってください。
引っ越しに伴って本籍を変更するのであれば、忙し合間を縫っての手続きになります。どのような手順・方法で行うかを確認して、スムーズな手続きができるようにしましょう。