カメラを使用してない時、バッテリー電池を入れっぱなしにして保管している人もいるのではないでしょうか。
入れっぱなしにして保管をすることについて、特に何も考えていないかもしれませんが、カメラを使用しない期間によってはそのままにしておくとNGなこともあります。
ここでは、カメラのバッテリー電池を入れっぱなしにして保管することについてお伝えします。正しい取扱方法を知って、バッテリー電池を長持ちさせましょう。
保管方法を間違えてしまうと、トラブルが起きてカメラの使用ができなくなったり、バッテリー電池が寿命を迎えてしまうこともあります。
知識を得ることで、正しく管理してください。
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カメラを使わない時に長期間バッテリー電池を入れっぱなしにすることで考えられるトラブル
しばらく使っていないカメラをいざ使おうとした時に、バッテリーの充電が切れていたという経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか?ですが、フル充電にした状態で、カメラにバッテリー電池を入れっぱなしにするのも、あまりオススメはできません。
カメラを使わなくても充電は減っていく
たとえカメラの電源はオフになっていたとしても、カメラ本体にバッテリー電池を入れっぱなしの状態が長く続くと、その間は少しずつ充電が減っていきます。それだけでしたら、また使う前に充電すれば良いだけという、簡単な話ではないのです。
完全にバッテリー電池がカラになってしまってからも、カメラの中にそのままの状態で長期間放置してしまうとバッテリーの劣化につながる恐れがあり、肝心な時に充電が上手くできなかったり、ひどい場合だとそのまま使用できなくなる可能性があるのです。
長期間カメラを使う予定がない場合は、バッテリー電池は入れっぱなしにしないようにしましょう。
短期間ならカメラのバッテリー電池を入れっぱなしにしてもいい?入れっぱなしにして良い期間
カメラを長時間使わない場合には、バッテリー電池を抜いたほうが良いことはわかりましたが、では反対に、どれくらいの期間ならば電池を入れっぱなしにしておいても良いのかも気になるところですよね。
もちろん、短い期間だけカメラにバッテリー電池を入れっぱなしにすること自体には問題はありません。ここで気をつけたい点としては、あくまでもバッテリーが完全にカラになった状態で放置しないようにするということなのです。
カメラを使わない期間が一ヶ月を超える場合は、バッテリー電池を入れっぱなしにせず抜く
カメラにバッテリー電池を入れっぱなしにしておけば、たしかに使いたい時にすぐに使えるでしょう。しかし、あまりに長期間放置してしまうと、すぐに使えるどころか、その間に自然と放電されていたせいで、充電がすでにカラになっていることに気付かず、最悪の場合は電池が液漏れしてしまい、カメラ自体の故障の原因にもなりかねないのです。
せいぜい長くても一ヶ月程度であれば、そのままカメラに入れっぱなしにしていても問題ないかと思いますが、この先、何ヶ月もカメラを使う予定がない場合は、やはりバッテリー電池は抜いておいたほうが良いでしょう。
カメラにバッテリー電池を入れっぱなしにすると寿命は大丈夫?バッテリーの寿命に関する豆知識
カメラの各部品には、それぞれに寿命があります。一般的なデジカメに関しては、だいたいバッテリー電池を500回程度フル充電したくらいで、電池の性能はそれまでの約半分ほどに減ってしまいます。毎日のようにフル充電して、頻繁にカメラを使う方であれば、2年も持たない計算になりますね。
近年では、カメラの関連製品全体の性能が良くなってきたこともあり、1つのカメラを以前より長く使う方も増えてきました。部品を修理したり交換したりしながら、同じカメラを何年も使い続ける方もいますが、お子さんの進学や家族旅行、新機種の発売に合わせて、カメラを買い換える方も多いようです。
フル充電しても使用できる時間が短くなった頃には、シャッターボタンなどのその他の部品に関しても寿命が近づいている時期だと言えますので、カメラの性能が著しく落ちていることを考えると、やはりその時点でそろそろ新しいカメラへの買い替えを検討する時期がきていると考えた方が良いかもしれませんね。
カメラのバッテリー電池の使用時間が短くなってしまう原因
同じようにフル充電にしていても、カメラの使い方次第ではカメラの使用時間が短くなってしまうことがあります。なにげなくやっているこんなことが、カメラのバッテリー電池の消耗につながっているのです。
知らず知らずのうちにカメラのバッテリーを消耗している使い方
- 連続したフラッシュ撮影
- ズーム機能を頻繁に使う
- 動画の撮影時間が長すぎる
- 気温の低い場所での使用
暗い場所でのフラッシュや、ズーム機能を使った撮影が続くと、その分だけ電池の消耗は早くなりますので、電池残量が少ない際にはご注意を。また、カメラを使って動画の撮影を長い時間行うことも、カメラの使用時間を短くしてしまう原因となります。
冬場に屋外での撮影をする機会の多い方は、気温の低い場所ではカメラの使用時間が通常よりも20%ほど短くなってしまうということを頭に入れておいてください。
長期間使用しなかったカメラのバッテリーについて
購入したばかりのカメラや、長い期間入れっぱなしにしていたカメラのバッテリーは、できればそのまま使わずに、まずはフル充電をしてから使いましょう。その後は、まだ充電がある状態であっても、注ぎ足し充電はせずに、何度か電池がカラになるまで使うのを繰り返すことで、バッテリー電池の性能が徐々に復活します。
もちろん、すでにバッテリー電池の寿命を迎えている場合はこの限りではありませんが、それ以外のまだまだ使えるカメラに関しては、まずはこの方法を試してみることをオススメします。
バッテリー電池は消耗品ですので、カメラに入れっぱなしにしないということは大前提としても、使用できる時間が短くなってきたら、早めに交換しましょう。