アルカリ電池とマンガン電池の違いと使い分け・使用上の注意点

電池を購入しようと思った時、アルカリ電池とマンガン電池のどちらを購入すればいいのか悩んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。電池なのに何か違いがあるのか、知識がないと分からないものです。

ここでは、アルカリ電池とマンガン電池の違いについてお伝えします。電池の特徴や使い分けについて知って、賢く電池を利用しましょう。

また、アルカリ電池とマンガン電池を使用する時の注意点についてもご紹介します。電池を使用する時は、正しく安全に使用してくださいね。

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アルカリ電池はマンガン電池の進化版

携帯電話を始めとして繰り返して充電できるバッテリーが増えていますが、時計・動くおもちゃ・懐中電灯など、生活の中で乾電池を使う場面はまだまだあると思います。

災害時のためにも電池を買い置きしている家庭も多いことでしょう。

ところで乾電池には「アルカリ」と「マンガン」と表記された2種類があることはお気づきですよね?

マンガン電池の普及後、より寿命が長く容量が大きな電池が必要となるとともに誕生したのがアルカリ電池。

いわば、アルカリ電池はマンガン電池のパワーアップ版といったところでしょうか。

1700年代後半にイタリアで電池の原理が発見されてから、現在の電池の原型となる円筒形の乾電池が誕生したのは1800年台の半ば。

そこからニッケルやカドミウムを使用したものなどさまざまな電池が発明されました。

そのなかでマンガン電池が広く使われるようになり、さらに寿命が伸び、電圧や電流量が伸びたアルカリマンガン電池が誕生しました。

でもマンガン電池とわかりやすく区別するために、通常は「アルカリ電池」と呼ぶことが一般的です。

アルカリ電池はマンガン電池が進化しパワーアップした電池なのです。

ちなみに電池内部の電解液は、マンガン電池の場合ペースト状なのに対し、アルカリ電池は液体の状態です。このため、保管や取扱を間違えると液漏れをの可能性があるので正しく使用することが大切です。

アルカリ電池とマンガン電池の違い・アルカリ電池の特徴

アルカリ電池という呼び名は電池の中で電気を発生させるための電解液に使われる物質がアルカリ性であることから来ています。

それまでのマンガン電池と比較して、そのパワーと寿命が大きな特徴です。ライトやラジオ、携帯電話などで使うための災害時の備えとしても常備しておきたいものの1つでもあります。

電池の容量が大きく長持ちすることは使っていても感じることは多いですよね。消費電力が大きな小型家電なども多い現代生活には欠かせない電池と言えるのではないでしょうか。

特に現在使われている多くの電子機器はコンピューターを内蔵しているなど、安定した電圧の供給が必須です。

不安定な電圧は故障の原因になったり、機器の寿命を短くしてしまう恐れがあるため安定した電圧のアルカリ電池は必須。

利便性を重視してどんどん小型化が進む電子機器に対応して、薄く小さな形状のボタン型電池もよく使われていますが、これらもアルカリ電池です。

マンガン電池の特徴は?アルカリ電池とマンガン電池を比べた時の違い

アルカリ電池の良さを見ると、マンガン電池の出る幕はないようにも感じられますが、まず価格のやすさは店頭で感じることがありますよね。

頻繁に操作しない置き時計や、消費電力が非常に少ないリモコンなどはマンガン電池がお勧めです。

価格だけでなく、マンガン電池の強みは液漏れを起こしにくいということ。

消費電力が少ない機器では、アルカリ電池のように寿命の長い電池を使うと非常に長期間電池の交換をする必要がありません。

ここで1つ注意したいのは、アルカリ電池は長寿命が故に電池ケースを開ける機会も減ります。

実は、その構造からマンガン電池と比べて、アルカリ電池は液漏れしやすいリスクを抱えているため、長期間電池をチェックしない間に液漏れを起こしていることがあるのです。
電池は非常に安定して使える電源ですが、マンガン電池であっても液漏れの可能性があることは覚えておきましょう。

消耗した電池を入れっぱなしにした場合に液漏れを起こして機器が故障することがあるので、使わない機器は仕舞う前に電池を抜くことをお忘れなく。

アルカリ電池とマンガン電池の違いを知って使い分けを

それぞれの電池の違いが気になっても、電池の中がどうなっているかや使われる物質までは気にしませんよね。

でも普段電池を使う上で、知っていると賢い使い分けができことも。

使う機器の電流量や寿命を考慮して、どちらの電池を使うか考えるとは家計の節約に繋がります。

アルカリ電池

電池を必要とする機器の中でも、電力を多く消費するデジタルカメラ・ビデオカメラなどはアルカリ電池が必要です。マンガン電池でも動作しないわけではありませんが、機器が使用できる時間が極端に短くなってしまいます。

もちろん、特に大電力が必要ではない電池式の製品にもアルカリ電池は使用できますし、長い期間電池の交換が必要くなるという大きなメリットがあります。

電池交換がしづらい場所に設置された機器では、交換頻度が低いのは実にありがたいことではないでしょうか。

しかし、逆にリモコンのように消費される電力が極端に少ないものにアルカリ電池を入れると、電池自体の使用が推奨される期間を過ぎてしまい液漏れを起こしても気づきにくいことがあります。

マンガン電池

アルカリ電池に比べてパワーも弱く寿命も短いマンガン電池ですが、消費電力が少ない機器に使用するには十分です。小型の置き時計やリモコンなどは、マンガン電池で十分動作するので価格の高いアルカリ電池を使用する必要はないのです。

意外と知らない!アルカリ電池とマンガン電池の使用上の注意点

電池は気軽に使えることが大きなメリットですが電力源である以上、取扱には注意すべき点がいくつかあります。

電池を正しく使わなかった場合の事故を起こさないためにも、次のようなことは頭に入れておいて下さい。

ボタン電池で命の危険も。使用済み電池でも保管・廃棄は確実に

指先に乗るほどの小さなボタン電池は、子供やペットが誤飲してしまうと非常に危険です。

特に新しいものや使い切られていない電池は、胃酸で腐食することで中にある有害な物質が溶け出すおそれがあります。

使い切った電池であっても場合によっては手術で取り出す必要が生じます。電池は正しく管理しましょう。

電池の混在使用は避ける

複数の電池が必要な機器の場合に、アルカリ電池とマンガン電池を一緒に使ってはいけません。

また、違うメーカーのものや同じメーカーであってもシリーズ名や銘柄が異なるものは、できる限り使わないことをお勧めします。

特にやってしまいがちなのは、古い電池と新しい電池を混在させること。

液漏れを引き起こしやすくなるので、電池を交換するときは同時に交換しましょう。

ストックと長期保存時の注意

防災の観点からも一定量のストックはしておきたい乾電池。ただし、きちんと保管していないと使用していないにもかかわらず放電してしまい、いざ使おうとしたら切れていた!ということにもなりかねません。

パッケージが破損して電極がむき出しになっていると自然に放電してしまうので、もし誤って開けてしまった場合にはテープなどで電極をカバーしておきましょう。