洗剤や漂白剤には混ぜるな危険という記載表示がされているものがあります。それは、どのように危険なのか、どんなことが起きるのか実際に知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで、洗剤と漂白剤は混ぜると危険な理由と正しい取り扱い方について、混ぜると危険な理由や注意したい漂白剤の取り扱い方、洗剤や漂白剤の正しい安全な使い方や使用前の事前確認などお伝えしていきましょう。
これを読めば、洗剤と漂白剤を混ぜるのがどうして危険なのかがわかり、これから使用するときにも気をつけることができるでしょう。ぜひ正しい取り扱い方で上手により便利に活用してください。
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洗剤と漂白剤は混ぜると危険な理由
一度は目にしたことがある洗濯洗剤の「混ぜたら危険」という表記。
聞いたことはあっても実際のところ一体何と何を混ぜたら危ないのかを理解している方は少ないのではないでしょうか。
ここでは混ぜたら危険な洗剤、万が一混ぜてしまった場合に起きる現象についてご紹介します。
日常生活に欠かせない洗剤だからこそよく理解して正しく扱えるようにしておきましょう。
混ぜると危険な洗剤とは
洗濯用洗剤は主にアルカリ性、中性、酸性の3つに、漂白剤は主に塩素系と酸素系の2つに分類され、混ぜると危ないのは「酸性」と「塩素系」の洗剤です。
万が一混ぜた場合にはどうなるのか?
前述した酸性の洗剤と塩素系の漂白剤が混ざった場合、基本的には「有毒ガス」が発生します。
この有毒ガスは酸性と塩素系のそれぞれの物質が混ざり合うことで化学反応を起こした結果発生するもので、時には人命に関わるようなケースに発展させるほどの強い力を持った有毒ガスとなっています。
実際に塩素系漂白剤でのトラブルは多く報告されており使用する場合には慎重な取扱が必要となります。
洗濯用洗剤は主にアルカリ性と中性ですが中には弱酸性のものも販売されていますから、使用する際にはボトルに記載された洗剤の性質を確認の上で使用することが大切です。
漂白剤は洗剤以外でも混ぜるとガスが発生する危険がある
前述したように漂白剤を使用する場合には酸性洗剤との併用に注意しなければいけないのですが酸性洗剤以外だったら問題ないというわけではありません。
漂白剤は酸性洗剤と混ぜたら危険というわけではありません。
漂白剤は「酸性の性質を持ったもの」と混ぜると危険
そのため酸性の代表的なものであるお酢をはじめとして、クエン酸なども漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生する原因になってしまいます。
ここを履き違えてしまうと、大きな事故に繋がる可能性がありますのでよく覚えておいて下さいね。
トイレ掃除は要注意
また、漂白剤の効果があるカビ汚れと酸性洗剤の効果がある水垢汚れ等の汚れが同時にある「トイレ掃除」の際には、特に注意する必要があります。
もしも、カビ汚れで漂白剤を使っている最中に水垢汚れで酸性洗剤を使うようなことになれば、あっというまに有毒ガスが発生してしまいます。
「漂白剤」と「酸」の付く洗剤や物を一緒に使う場合には、必ず別々に使用するようにしましょう。
混ぜると危険な洗剤や漂白剤は正しく使いましょう
混ぜるな危険の表記のある洗剤や漂白剤を使う際には、より一層使い方に注意しなければいけませんが、使い方に注意してもやっぱり不安だという場合も少なくありません。
特に小さなお子さんのいるご家庭だと尚更そう感じる方も多いのではないでしょうか。
漂白剤には、基本的に「塩素系」と「酸素系」の2種類がある
またそれぞれには以下のような特徴があります。
塩素系の特徴
塩素系の特徴は、頑固な汚れも確実に落とすことができること。ただ、その分成分は強い傾向にあり、使い方によっては危険が伴う場合もあります。
酸素系の特徴
一方で、酸素系の特徴は、安全性が高いことです。酸素系漂白剤は塩素系ほど成分は強くないのですが、その分安全性は高く、塩素系のような危険な面も少ないのが大きな特徴です。
どちらの漂白剤の場合でも正しく使えば何の問題もありません。
ただ、不安に感じる場合には、酸素系の漂白剤を使うことをオススメします。
酸素系の漂白剤は安全性が高い分、成分が弱い傾向にありますが、使うお湯の温度や漬け置き等によってはより良い効果を発揮することもできます。
漂白剤を使う前に必ず洗濯表示を確認すること
頑固な汚れを落としたい場合に使う漂白剤ですが、衣類によっては漂白剤の使用を禁止しているものも少なくありません。
そのためまずは衣類についている「洗濯表示」のタグを確認するようにしましょう。
漂白剤を使った洗濯が禁止されているのは必ず理由がある
そうしたことに気付かずに、または、大丈夫だろうと無視をして洗濯するようなことをしてしえば、色落ちや色移り等の原因になりお気に入りの洋服も台無しに…なんてことになってしまうかもしれませんので注意して下さいね。
漂白剤は上手に活用できればとても便利でオススメ
洗濯をしたのにも関わらず汚れが中々落ちていなかったり、洗濯物から臭かったりする場合には、洗濯機の中に問題がある可能性が考えられます。
洗濯機の中の問題は「漂白剤」で解決しましょう
危険な面もある漂白剤は、使い方によっては、洗濯以外にもニオイ対策等にも使うことができるのです。
実際に行う洗濯機の中の手入れ方法としては、まず洗濯機の中に人肌程度のお湯を溜めて、その中に漂白剤を適量入れます。
後はそのまま半日~1日程度放置して、汚れが浮いてくるのを待ちます。
汚れが浮いてきたら取り除き、汚れがなくなるまで洗濯機を回します。(洗いコース)
最後にしっかりと洗濯機の中を雑巾等で拭きとれば手入れ完了です。
洗濯機は汚れたものを洗う場所だからこそ汚れが溜まりやすくなってしまいます。
定期的に洗濯機のお掃除をしてあげればこうした洗濯によるトラブルを未然に防ぐことができますので、お時間のある時にはぜひ洗濯機の掃除も行うようにしてあげて下さいね。