文鳥が換羽期を迎えると、いつもよりも栄養が必要になります。文鳥の換羽期にはどのような栄養素が必要になるのでしょう。
文鳥にプラスして与えたいエサや、栄養で気をつけることをご紹介します。
いつもはいい子の文鳥も換羽期を迎えると、いつもとはちょっと違う性格に戸惑う飼い主さんも多いようです。
体力的にも大変な換羽期を乗り越えるために、飼い主さんもできることをサポートしてあげましょう。
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文鳥の換羽期はいつもより栄養が必要
換羽期は羽が抜けて新しい羽を生やすため、体力も使いますし、いつもより栄養が必要になってきます。羽は主にタンパク質とカルシウムから出来ています。換羽期にはこれらも栄養をいつもよりも多く与えてあげるようにしましょう。
文鳥が換羽期を迎えると、カゴの中などあちこちに抜けた羽が落ちています。体力を消耗しますので、イライラしていたり攻撃的になることもあります。いつもはとてもおとなしいコでも、指や耳などに噛みついてくるコもいます。
換羽期は文鳥にとっても大変な時期で、イライラしたりソワソワしたりと性格面にも影響を与えることが多いようです。
体力を消耗しますので、飼育環境にはいつもより気を配ってください。いつもは平気でも換羽期は体調を崩しやすくなります。常に文鳥の様子をみるようにし、特に室温をエサには気をつけてください。いつもよりたくさんのエサを食べます。
生後3~4ヶ月の文鳥が始めて換羽を迎えることをヒナ換羽と言います。ヒナのふわふわとした羽が抜け、大人の羽に生え変わります。始めての換羽はヒナにとっても大変になりますので、体調を崩してしまわないように常に様子を見るようにしてください。室温やエサには気をつけ、遊びたがってもしっかりと休養させることも必要です。
換羽期の文鳥に与えるべき栄養素
文鳥の羽は主にタンパク質とカルシウムからできていて、羽を作るための代謝にはビタミン類も使います。新しい羽をどんどん作るために、これらの栄養素をいつもより多く必要としますので、飼い主も意識して与えるようにしてください。
換羽期はいつもよりたくさんのエサを食べるようになります。新しい羽を作るためにはたくさんの栄養が必要なのです。エサをきらすことがないよう、十分な量を与えるようにしてください。
文鳥のエサには種子かペレットを与えます。種子ではどうしても栄養に偏りがでてしまいますが、ペレットは文鳥に必要な栄養がバランス良く含まれていますので、できれは通常のエサもペレットをおすすめします。
文鳥はペレットよりも種子の方を好んで食べますので、エサをペレットにしたい場合はヒナのうちから慣らしておくと良いです。
普段は種子を食べてきた文鳥も、中にはペレットに興味を持って食べてくれる場合もありますので、根気よく与えてみてください。
主食がペレットの場合は、換羽期もペレットだけで問題ありませんが、青菜やカルシウムも与えると良いでしょう。
主食が種子の場合は、普段のエサの他に粟玉も加えてタンパク質を補給すると良いです。青菜やカルシウムもたっぷりと与えてください。
換羽期用のサプリもおすすめですので、換羽期を迎える前に用意しておくと良いでしょう。
栄養が必要になる文鳥の換羽期は年に一度
文鳥の換羽期は年に1度、3~6月に迎えることが一般的です。発情期を迎えた後に換羽期が始まることが多いです。
換羽には大体1~1ヶ月半ほどかかります。老鳥や病鳥の場合は換羽に2~3ヶ月かかってしまうこともあります。羽の抜け方にも個体によって差があり、徐々に羽が抜けて新しい羽を生やす子もいれば、一気に羽が抜けてハゲを作ってしまう子もいたりします。換羽にかかる期間や状態はそれぞれです。
家で飼育されている文鳥の場合は、換羽が年に1度ではなく数回ある子もいれば、春~初夏ではなく秋口に換羽期を迎える子もいます。家の中は一年中同じ温度で暖かく、栄養状態も良いので、必ずしも自然界の文鳥と同じ状態にはならない場合も多くあります。
文鳥の換羽期は保温にも注意
換羽には体力を使いますので、体調を崩しやすくもなります。体調管理のためにも、飼育環境には気をつけてください。
羽が抜けるため、寒さを感じやすくなるようですので、特に保温が大切になってきます。ケージの中にペットヒーターを取り付け、寒くないようにしてください。温度は24~28度位を目安にして、文鳥の状態に合わせて調節してください。
温度調節にはサーモスタットが便利です。設定した温度より暑くなったら止まり、寒くなってきたら自動でスイッチが入って温めますので、ケージの中を一定の温度に保つことができます。
冬場はビニールのカバーも併用してください。防寒カバーとして販売されています。ケージのサイズによって防寒カバーのサイズを選ぶようになっています。
いつもと違う換羽期の文鳥の様子
換羽期に入った文鳥は性格も変わることがあります。いつもはおとなしく、よくなついている文鳥でも、攻撃的になって噛んできたりすることがあります。飼い主としてはちょっとショックかもしれませんが、文鳥の方も換羽で大変な時期なので、余裕を持って見守ってあげてください。
換羽のときは体力が落ちる上に、羽が抜けたり生えてきたりして体に違和感を感じ、それがストレスになっていることもあります。急に攻撃されると驚いてしまいますが、怒らずにそっとしておいてあげましょう。
体力を消耗しますので、寝ている時間も多くなります。十分に休息をとれるように、ケージは落ち着ける場所に置き、静かな環境を作ってあげてください。
寒さにも敏感になりますので、羽を膨らませて寒がっているようならすぐに保温してください。いつもより暖かめにしておくと安心です。
文鳥の換羽は、いつもより栄養をたくさん必要とし、休息も必要です。換羽で体調を崩してしまい、なかなか元気が戻らない場合もあります。文鳥が換羽期を迎えたら、飼い主もいつもより気を配ってお世話してくださいね。