アクリル絵の具という絵の具にはどのような特徴があるのでしょうか?小学生の頃に使っていた絵の具は水彩絵の具ですが、水彩絵の具とアクリル絵の具にはいろいろな違いがあります。
そこで、アクリル絵の具の特徴や使い方のコツをご紹介します。
また、100均にもアクリル絵の具の取り扱いがありますが、使い勝手はどうなのか気になる方も多いと思います。100均のアクリル絵の具についてもご紹介していきます。
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100均にも取り扱いのあるアクリル絵の具の特徴
一般的に絵の具と言えば、子供の頃から親しんだ水彩絵の具を思い浮かべるでしょう。また、学校行事でよく使われたポスターカラーも使ったことがあるのではないでしょうか。
これらは水溶性の絵の具なので手軽に使えることと、手頃な価格のため学校などで子どもたちが気軽に使うことができます。ただ、一度乾燥させても水を含むと溶けて色が滲んでしまうというデメリットがあります。
ではアクリル絵の具はどうでしょうか。
アクリル絵の具も水に溶いて色の濃淡を変えるなどの表現ができる点では同じです。
アクリル絵の具は乾燥した後は耐水性になり水がかかっても色が溶け出すことがない
このため水彩絵の具のような表現だけでなく、油絵の具のような厚塗り表現も可能になります。
加えて、水彩絵の具などの場合は紙に描くためのもので金属やプラスチックでは色が乗らず着色したり絵を描いたりすることはできません。
アクリル絵の具であれば、紙意外の物にも描くことができる
メディウムという補助剤を使えば、より定着力を上げることができます。
現在は100均ショップにもアクリル絵の具が並んでいるので、使い方を比べてみるといいでしょう。
アクリル絵の具の上手な使い方のコツ
アクリル絵の具の大きな特徴は「乾燥すると耐水性である」とともに「乾燥までの時間が短い(乾燥が早い)」ということがあります。
乾燥が早いアクリル絵の具は、重ね塗りの表現をしても先に塗った色と混ざらない表現ができます。水彩絵の具であれば、作品が乾燥していても後から塗った色が混ざってしまいます。
アクリル絵の具はすぐに乾燥するため、僅かな時間で重ね塗りが可能で、下の色が混ざりません
油絵の具を厚く塗り重ねた絵の場合、作品が乾燥するまでにかかる時間は数日から1週間ほどかかります。(使用する溶き油によっても異なります。)
しかし、アクリル絵の具であれば数時間~数日程度。使用する補助剤で乾燥を早めたり、遅くしたりすることもできます。
耐久性高いアクリル絵の具ですが、水を多くして溶くと固着力が弱まるので注意しましょう。どうしても色を薄めたい場合は専用のうすめ液を使うことをお勧めします。
100均のアクリル絵の具なら気軽に使える
アクリル絵の具は、本来水彩絵の具よりも値段が高いものです。大手メーカーものもは、色によっても価格が違うものもあり、色数の多いセットやバラ売りのもので一定以上の色を揃えるには金額も大きくなります。
近年100均ショップでも販売されるようになり、アクリル絵具は安価で入手できるようになりました
ハンドメイド作品を楽しむ人も増え、アクリル絵の具の活用の幅は広がっています。
100円で買えるのであれば気軽に使うことができますよね。
ショップによってはラメが入ったものなど特殊な物があるので、手作りの様々な作品に使ってみましょう。
色にこだわるのなら画材メーカーのものも試してみては?
本来は水彩絵の具よりも高いはずのアクリル絵の具が100円で販売できるのは、顔料(色を決める成分)の違いなどがあるからです。
たとえば同じ青であっても透明感や色味がちがったり、青にもたくさんの種類があったりしてこだわった使い方ができます。
100均ショップのアクリル絵具では物足りないと感じたら、画材メーカーのアクリル絵の具を試してみるのもいいでしょう。
100均のアクリル絵の具の使い方
布やプラスチックにも色を塗ったり着色することができるアクリル絵の具。その性質から身の回りにあるものに色を付けて楽しむことができます。
アクリル絵の具で子供の運動靴が生まれ変わる
ズックやスリッポンなど子供がよく履く靴は、洗ううちに色あせや落ちない汚れが気になることも。
そんな時は思い切ってアクリル絵の具で色を塗り替えたり、可愛らしい柄を描き入れて生まれ変わらせてあげましょう。
よく洗って乾燥させたズックなどを用意し、ゴムの部分など色を付けたくない部分はマスキングテープでカバーしましょう。
あとはアクリル絵の具で全体に色を付けけたり、水玉やチェック、キャラクターなどを描くだけです。布用のメディウムを使うと、より色落ちなどがしにくくなります。
オリジナルの傘で雨の日を楽しく
透明なビニール傘にアクリル絵の具で絵を描いて、世界に一つだけのオリジナル傘を作りましょう。
アクリル絵の具でビニール傘の外側に絵を描くだけですが、透明なので好きな絵を写して描くことができます。
裏側から参考にしたい絵を貼り付け、それに沿って傘の外側に絵を描いていきます。アクリル絵の具を使う時に、水は少なめにするのがコツです。
アクリル絵の具の使い方の注意点
アクリル絵の具の最大の特徴の1つであり、メリットでもある「乾燥の早さ」。
アクリル絵の具はメリットが最大のデメリットにもなってしまうので注意が必要
乾燥が早いので、絵の具のフタを開けたままにしていると乾燥して使えなくなってしまいます。
絵の具をパレットに出したら、すぐにキャップをすること
この時、チューブの口に絵の具が付いたままキャップをすると、くっついて次に使う時に開けにくくなります。使用後は軽く拭いてからフタをしましょう。
同じように乾燥で注意したいのは筆です。筆の先に絵の具が付いたまま乾燥してしまうと、もう水に浸けても元には戻りません。
筆は使ったらすぐに筆先は筆洗で洗うか、水に漬けておきましょう
万が一、筆先にアクリル絵の具をつけたまま乾燥させてしまった場合は、専用の洗浄液もありますが絵の具は落ちても筆先を傷める恐れがあります。
乾燥させないように注意するか、その都度洗って拭き取るようにしましょう。
また、服やテーブルなど付くと非常に落ちにくい、または落とすことが出来ない場合もあるので汚れてもいい服装にするなど予め準備しておくといいでしょう。
いつくかの注意点はありますが、アクリル絵の具は使いやすく作品の耐久力もあるのでクラフトには欠かせないものです。
直接色を付けるだけでなく、粘土や樹脂などに混ぜ込んで使うなど工夫次第で、様々な使い方ができるので興味ある方は調べてみると楽しいですよ。