告別式で親族代表として孫が挨拶を行うケースが増えてきています。でも、そんな大役を任せられてもどんなことを言えばいいのかわかりませんよね。
使って良い言葉とNGな言葉とは?具体的にどんな内容にすればいいの?話す時間は何分が目安?
告別式で孫が弔辞を担当する場合の文章の書き方や例文について詳しく説明します。
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告別式で孫からお別れの言葉を言う前に、思い出の思い出のエピソードを話そう
告別式の時に何を言っていいかわからないとはいえ、「お別れすることになって悲しいです。さようなら。」だけでは、あまりにも短すぎます。
告別式で孫からお別れの言葉を言う前に、思い出の思い出のエピソードを話すようにしましょう。
まず、呼びかけ方ですが、みんながいる前だからといって、「おじい様」、「おばあ様」とする必要はありません、普段からそのように読んでいたのであれば問題ありませんが、そうではないのであれば、「おじいちゃん」、「おばあちゃん」のように、親しみのある呼び方にしましょう。
ただし、普段から呼んでいたとしても、人前で「ジジイ」、「ババア」のような言い方はやめておきましょう。
次に思い出のエピソードですが、「いつも優しかった」とか「いつも真面目だった」などの性格の特徴だけではなく、具体的なエピソードを入れるようにしましょう。
そうすることで、参列した人たちも、個人がどういった人だったのかをうかがい知る事が出来ます。
そして、締めの言葉は、感謝の気持ちと別れの言葉と言って締めくくりましょう。
祖父母の告別式で孫からの弔辞の言葉は何分くらいが目安?内容は?
祖父母の告別式で孫からの弔辞の言葉は何分くらいが目安でしょうか?
内容は、どのような点に気をつければ良いのでしょうか?
孫だからといって、弔辞を短くする必要はありませんし、長くする必要もありません。
おおよその目安ですが、3分から5分ほどで読み終わるのが一般的です。
原稿用紙にすると、400字詰めのものが2~3枚程度になります。
自分で読み上げて、時間を計ってみると良いでしょう。
弔辞に書く内容は、無理に思い出を美化する必要はありませんが、だからといって、故人への恨みを書く内容もやめておきましょう。
特に思い出が無い場合は、お父さんやお母さんなど、周りの人に聞いて、それに見合ったエピソードを書くようにしましょう。
また、孫が代表して一人で読まず、複数の孫が読む場合があります。
その時は、それぞれの孫と内容がかぶらないように打ち合わせなどをしておきましょう。
孫が告別式で挨拶する場合にNGな言葉とは?
孫が告別式で挨拶する場合にNGな言葉とは、どのようなものなのでしょうか?
いくつかNGな言葉はありますが、その中でも「重ね重ね」や、「くれぐれも」などの重ね言葉は、「不幸が重なる」とされるため、避けるようにしましょう。
また「九(く)」や「四(し)」という数字も、読み方がマイナスのイメージを連想させますので、「九(きゅう)」や「四(よん)」などのように、言い換えをするようにしましょう。
また、直接的な表現は避け、「亡くなる」、「逝去」、「生前」など、柔らかい言い回しを心がけるようにしましょう。
他にも、宗派によっては、「浮かばれない」、「迷う」、「供養」、「往生」といった一般的には使っても良いと思われがちな言葉もNGな場合がありますので、その時の状況に合わせた言葉を選ぶようにしましょう。
告別式で孫として弔辞を読む場合の例文をご紹介します
告別式で孫として弔辞を読む場合の例文をご紹介します。
こちらは孫が学生の場合です。
「今、私がここでおばあちゃんに手紙を読むことがいまだに信じられないでいます。
おばあちゃんは、いつも優しくて、おやつの時は、戸棚から私が好きなお菓子を選んで出してくれました。
また一緒にホットケーキを焼いてくれて、私が『クマさんの形にして』とワガママを言った時も、『おばあちゃん不器用でごめんね』と言いながらも、可愛いクマの顔の形のホットケーキを焼いてくれました。
中学に入ってバスケット部に入った時も、いつも『頑張ってるかい?ケガはないかい?』と心配してくれました。
大きな大会の時は、『優勝できますように』と言って、手作りのお守りをくれました。
そのお守りのおかげで大会は見事優勝でき、それを報告した時のおばあちゃんの笑顔は今も忘れられません。
それからほどなくしておばあちゃんの体調が悪くなり、入退院を繰り返すようになってしまい、私は学校帰りにおばあちゃんのお見舞いに行くようにしました。
私が顔を見せると、おばあちゃんの嬉しそうな顔が今でも浮かびます。
それから治療の甲斐なくおばあちゃんは天国に行ってしまいましたが、その顔はとても安らかでした。
大好きなおばあちゃんが天国でも楽しく暮らせることを祈っています。
今まで、本当にありがとう。
これからもみんなの事を見守ってください。
孫代表 ○○ ○○」
告別式当日の弔辞を読む時の流れとは?用紙は何を使えばいい?
告別式当日の弔辞を読む時の流れとはどのようなものなのでしょうか?
用紙は何を使えばいいのでしょうか?
基本的には、葬儀の担当の人があらかじめ告別式の流れを教えてくれて、その時の作法も伝えてくれます。
ですが、いざその場になったら、緊張で間違えてしまう可能性もありますから、出来るだけ頭に入れて置くようにしましょう。
こちらは一般的な葬儀の場合の流れです。
- 「孫代表」として名前を呼ばれたら、静かに立ち上がります。
この時弔事は胸ポケットなど、取り出しやすい場所に入れておきましょう。 - ゆっくりと祭壇の前に進み、お坊さんに向いて合掌し、軽く一礼します。
- あらためて祭壇に向き直り一礼して焼香をし、合掌します。
- 胸ポケットから弔事を出して、読み上げます。
- 読み終わった弔事は封筒に戻し、焼香の机の上に置きます。
- 祭壇の遺影を見つめて合掌します。
- お坊さんの方を向いて軽く頭を下げ、席に戻ります。
宗派や、葬儀社によっては多少は異なることがあるかも知れませんが、おおまかな流れはこのようなものです。
弔事に使う用紙ですが、小学生のような子供の場合は、可愛ら良い便箋や封筒でも大丈夫ですが、基本的には白い用紙と白い封筒を使うようにしましょう。
本来は、奉書紙か巻紙に薄墨で書くのが正式と言われていますが、近年では、それほど厳しくなくなっていますので、ペンやパソコンで書いても良いとされています。