ピアノコンクールに子供を出場させるべきか悩んでいる方へ

ピアノを習っていていると先生から、「○○のコンクールに出場してみませんか?」と声を掛けられることがあります。

コンクールに出場となると、今よりも練習時間が長くなりますし、先生の熱も入ります。やる気がある子供なら問題ないですが、練習嫌いな子供だと親もイライラもしてしまいます。
そうなると、ピアノコンクールを受けさせるべきかどうかさえ悩んでしまいます。

ピアノコンクールに子供を出場させるメリットやデメリットをみて、コンクールに出場すべきかどうか参考にしてみては?

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

子供のピアノの練習が始まると怒る親。今すぐ解決しよう

子供の習い事の中でも人気のピアノですが、練習が始まるとつい怒ってしまっていませんか?怒りたく...

オリーブの栽培は寒冷地でも可能?栽培できる地域と栽培の方法

オリーブを栽培しようと思っている人や実際に栽培している人の中には、寒冷地でも栽培することが可能なのか...

新潟に美人が多いのはなぜ?その理由について徹底解説!

日本の中で美人が多い県といえば真っ先に思い浮かべるのは「秋田県」かもしれませんが、実は新潟県も美人が...

楽譜が読めない人でもピアノは弾ける、読めるともっと楽しくなる

楽譜がほとんど読めないのにピアノが弾けるって本当!?って思いますよね。実際ピアノを習っている子供...

靴のサイズの選び方とは?大きさだけではなく幅や高さも要確認

靴のサイズを選ぶ時はどのようにしていますか?自分は○○センチだからと履かないで買ってはいませんか?...

コットンシャツのしわ予防に効果的な洗濯方法と干し方

綿100%のシャツは着心地も良く、どんな方のクローゼットにも入っているアイテムだと思います。...

鉄のやかんの手入れ方法!使い始めと使用後の正しいお手入れ方法

鉄のやかんを購入し、これから長く使って行きたいと考えている人の中には、正しいお手入れの方法を知りたい...

アクリル絵の具の特徴!100均の絵の具を使った使い方アイデア

アクリル絵の具という絵の具にはどのような特徴があるのでしょうか?小学生の頃に使っていた絵の具は水彩絵...

大学生の一人暮らしの仕送り方法!節約やお金の管理のポイント

大学生の一人暮らしの仕送り方法については悩む親御さんも多いのでしょうか。あまり過保護にするのも良くな...

商品の交換にレシートが必要な理由と交換できる条件について

購入した商品の交換や返品をしたい場合、レシートが必要だと言われることがほとんどでしょう。しか...

自転車を売りたいときには防犯登録を取り消すべき?その方法とは

自転車を売りたいけれど、買ったときに防犯登録したものはどうなるのでしょうか?自分で防犯登録を...

サービスエリアで車中泊を夏の時期にする場合のポイントと注意点

夏休みに女友達と遠出する際に、宿泊費を浮かせようとサービスエリアでの車中泊を考えることもあるでしょう...

洗濯機の柔軟剤入れの掃除について手順や方法を詳しく紹介

洗濯機の柔軟剤入れの掃除をつい忘れがちな人も多いのではないでしょうか。しかし、そのままにしている...

メダカの飼育は100均で揃う!飼育に役立つ100均グッズ

メダカの飼育を考えている方!必要なグッズや、メダカ飼育に役立つグッズはほぼ100均で揃えることができ...

ガソリンに引火する条件温度は何度?ガソリンは引火点が低い!

ガソリンスタンドなどで「火気厳禁」という表示を目にしたことがある人もいますよね。ガソリンに引火してし...

スポンサーリンク

ピアノコンクールに子供を出場させるメリットは?

ピアノを習っていると、必然的に発表会などのステージに立つ機会も度々あります。その中でもピアノコンクールに出場出来る生徒は限られているため、先生から出場することを勧められたということは、先生の目から見てもその子は才能があると認められたことになるでしょう。

コンクールで上位に入賞すれば、賞状や盾などを貰うことが出来ますし、その先の本戦へ進む権利を得られたり、コンクールによっては上位入賞者によるコンサートが開催されるケースもあるようです。それによって、子供の自信にも繋がるでしょう。

では、入賞できなかった場合はどうでしょうか?
せっかく頑張って練習してきたことが、たとえ結果としては現れなかったとしても、子供にとってはコンクールに出場したという、大きな経験として残るのです。

この経験とは、実際にステージで演奏した子供だけでなく、熱心に練習に取り組んでくれたピアノの先生や子供たちの家族、客席で応援してくれた人にとっても、貴重な経験として残ってくれるのです。

ピアノコンクールに子供が打ち込むことでのデメリットはないのか

コンクールに出場することが決まれば、その後は当然、課題曲のレッスンが中心となります。コンクールにおいては、ただ間違えずに弾くことができれば良いと言うものではなく、一音一音に神経を集中して、さらに表現力豊かに弾きこなせるように、深く突き詰めて一曲を完成させる必要があります。

そのために、どうしてもコンクール前ともなると、その曲のレッスンにばかり時間を割くことになり、本来その時期に練習すべき他の曲が後回しになってしまうため、コンクールの課題曲は完璧に弾けるけれども、他の生徒たちが練習しているその他の曲が上手く弾きこなせないという事態になりがちです。

長い目で見ると、コンクールに向けて短期間に課題曲に集中して練習する方が良いのか、コンクールには出場せずに、様々な曲を練習した方が良いのか?
子供によってやはり向き不向きはあるでしょうが、その子の特性に合わせて、その都度考える必要はあるでしょう。

ピアノコンクールに子供が出場して逆に自信を失ってしまうことはない?

普段の発表会などとは違い、ピアノコンクールに出場するということは、少なくとも他の出場者と競うことになり、明確に優劣を付けられる場だとも言えます。たとえ思い通りの結果にはならなかったとしても、コンクールに向けて集中して練習したことは、確実にその後の成長にも繋がるでしょう。

ですが、すべての子供にとってコンクールに出場することが良いとは限りません。コンクールの結果が全て、コンクールがゴールと考えてしまうと、良い結果が得られなかったことで自信を失い、ピアノを練習する目的が見いだせずに、ピアノ自体が嫌いになってしまう場合もあるからです。

特にプレッシャーに弱いタイプの子供は、緊張感から体調を崩してしまったり、本番で上手く力を発揮することが出来ずに落ち込んでしまうこともあるでしょう。
本人が出場すると決めたのであれば、結果はどうあれ、そこまでの努力は確実に身になっているはずです。しかしそれが、本人は嫌がっているのにムリヤリ出場させたのでは、結果的に子供自身を精神的に追い詰めるだけになってしまうかもしれません。

ピアノコンクールに出場するのに子供が練習をしない…練習嫌いを克服するには?

元々、ピアノの練習があまり好きではない子供にとっては、いくらコンクール前だからと言っても、なかなか自分から積極的に練習する気にはなれませんよね。これは勉強嫌いな子供にも言えることですが、ただ「やりなさい!」と言ったところで、いくらムリヤリやらせようとしたところで、本人にその気がなければ、意味のない時間となってしまいます。

ただ長時間ピアノに向かわせるだけでは、なかなか上達はしないものです。それよりも、「ピアノを弾かない時間をいかに短くするか」のほうが重要であると言えるのです。たとえば、起きている時間のうちに6時間ぶっ通しでみっちり練習しても、後半は疲れてきて思い通りに指を動かすことが出来なくなるでしょう。ですがこれを、休憩時間を挟んで午前と午後に分けて3時間ずつ練習するとしたら、それぞれの時間ごとに集中して練習出来るため、より効率よく練習することが出来るのです。

また、ダメ出しばかりをするのではなく、褒めるところは褒めてさらにヤル気を引き出してあげることも重要です。演奏に関する問題点を指摘して、そこだけ集中的に練習してしまうよりも、あくまでもさりげなく伝えて、全体を通して演奏することの大切さを教えてあげると良いでしょう。

ピアノコンクールで入賞するために必要な要素とは

ピアノコンクールにおいては、演奏を評価する基準として「豊かな表現力」と「完成度の高さ」が挙げられます。

もちろん譜面を正確に再現できるかどうかも重要ですが、そればかりにとらわれていると、機械的で面白みのない演奏になってしまい、聴く側に感動を与えることが出来ません。表現力の豊かな人ほど、早い段階で譜読みが完成し、より音楽を表現することに練習時間を費やすことが出来るため、聴く側にも弾き手の良い精神状態が伝わり、よりリラックスして聴くことが出来るのです。

ミスなく完璧に弾きこなすことが出来た上で、さらに表現力豊かに演奏出来ることが、ピアノコンクールで上位を狙うためには最低限必要な要素だと言えるでしょう。