思い込みと勘違いについて。
2つの違いとは?
簡単に言ってしまうと、人間は思い込みと勘違いで生きていますよね?
思い込みや勘違いを上手に利用して、自分の生きたいビジョンを描いてみましょう。
思い込んだっていいじゃない!
勘違いを押し付けなければ大丈夫!
思い込みと勘違いについてご覧ください。
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思い込みと勘違いの違いについて
意味合いが似ている言葉の中に「勘違い」と「思い込み」というものがあります。
これらの言葉は、同じ意味と捉えている人もいますが、意味は異なる言葉です。
勘違いとは
自分が思っていたことが知識や能力が足りないことによって実際は違っていたということです。
思い込みとは
ある考えに執着し、思い続けることによって、強く真実であると信じ込むことです。
思い込みという言葉は、「あの人の思い込みは強いから何を言っても聞いてくれない」などというマイナスのイメージで使われることもありますが、この思い込みが自分の高い目標に到達するための指標になったり、頑張る力になることも多いのです。
実際、スーパースターで活躍している人の中には、小さい頃から「私は絶対に歌手になって、ステージに立つんだ」と強い思いを胸に秘め、イメージしてきたという人もたくさんいます。
まさに、夢は願い続ければ叶うということですよね。このような強い思い込みが、脳の働きをプラスの方向に変え、行動に繋げるのです。
プロのスポーツ選手がどんな局面に立たされても、精神的に強い人が多いのは、ネガティブな思考を捨て、プラス思考に無理やりにでも変える人が多いからと言えるでしょう。
間違った悪い思い込みはだめですが、自分を奮い立たせるための前を向いた思い込みは信念になり、強い心を作ってくれるはずです。
思い込みと勘違いの違いについて。思い込みや勘違いが激しい人いますよね?
思い込みやこだわりが強すぎると視野が狭くなってしまう
あるひとつのことにだけ囚われてしまい、その問題にばかり執着してしまう性格の人もいます。
このような人は、色々な考えを柔軟に受け入れることが苦手で、自分がこうだと思ったら、周りから何を言われようと頑なに考えを変えることはしません。
代表的なもので、大学生の就職に関する問題があります。
大学生活が終わると、これから生きていくために就職することが一般的ですが、特に最初の就職は「新卒」で自分が希望する会社に就職できないということで、その先の人生が終ったも同然と考える大学生がとても多いのです。
日本での就職事情は、新卒が重要視されているというのは事実ですが、もし自分が希望する会社に就職できなかったからといって絶望するのはまだ早いです。
大学生であればまだ20歳そこそこで、人生はまだ始まったばかりです。
こうした思い込みで視野が狭くなっていることがありますが、広い気持ちで周りを見た時、自分に適した就職先はまだまだたくさんあるはずです。
自分の気持ち次第で、人生は面白くもなり、つまらなくもなります。
自分の中の秘めた可能性を信じ、新しい世界に飛び込んで見るのも良いのではないでしょうか。
思い込みと勘違いで生きる。原理の違いを知ればすべて思い込みだとわかります!
人は、「脳」で考える力を持った生き物ですが、勘違いと思い込みで生きていると言われています。
自分のことをよく知らない人に、自分のことを知ってもらいたい時、よく使われるのが「私って○○な人間なんです」という言葉ではないでしょうか。
例えば、「私、人見知りなんです」とか「僕って、女性からモテないんですよね」など。
このような言葉を発していると、元々はそのような人間じゃないのに、その言葉通りの性格になっていることはよくあります。
これは、自分の脳に言い聞かせることで脳がそのように思い込み、キャラ設定をしているのです。
人間の脳は、人にとって都合良く出来ていて、都合よい答えを思い込むことによって、前に進んでいることが多いのです。
この働きを利用すると、自分に対してネガティブなキャラ設定をするよりも、「俺は日本のトップに立つ!」(これは飛躍しすぎかもしれませんが…)などというようにポジティブな思い込みをする方が、自分を高めることができることになりますよね。
言葉には力があって、言葉にすることで現実になるということもよく言われることです
自分がなりたい理想像を言葉にすることで、実際の自分に近づけるかもしれません。
思い込みや勘違いをどうしてしてしまうのでしょうか?
思い込みや勘違いが人より強い人の場合
周りから敬遠されたり、トラブルメーカーと言われがちです。
本人だけに影響のある思い込みであれば、周りに迷惑がかからないのでまだ良いですが、自分の思い込みを人に押し付けたり、まったく周りの意見を聞き入れない頑固な人は、人から避けられることが多いと言えるでしょう。
人は何故間違った判断を「正しい」と思い込むのか
それには、脳が下す無意識の判断が関係しています。人は、何か物事を認識すると、とっさに色々な考えを頭に巡らせます。
その考えは、人によって異なりますが、普通であれば思いついた考えを一旦熟考し、本当にその考えが妥当なのかと吟味してから判断を下すことがほとんどですが、思い込みが激しい人は、最初に浮かんだ考えが自分の中で正解であると判断してしまうのです。そして、一旦思い込むと周りから何と言われても考えを変えない人が多いのです。
思い込み・勘違い・思い違いについて
「思い込み」と「勘違い」は、大きく考えると同じような意味合いですが、先程も書いた通り、異なる意味の言葉です。
同じような言葉で、「思い違い」という言葉もありますが、これは「勘違い」とイコールの意味合いで使われる言葉です。
「勘違い」と「思い違い」は、ある物事を間違って思い込むことという意味があります。
これに対して、「思い込み」は自身の心にその考えを固く決めること、という意味があります。
人は、無意識のうちに、何かに動かされるように行動しています。
私達人間は、毎日色々な出来事を体験したり、物事を見聞きする中で、自分の中の思い込みやイメージに引っ張られるようにして、判断を間違えてしまうことが度々あります。
自分の中の思い込みやイメージを「認知バイアス」と呼ぶ
認知バイアスの中にも色々な種類がありますが、代表的なものは「確証バイアス」と言われる事象です。
これは、自分に都合の良い情報ばかり見てしまい、周りの意見を聞き入れないことです。
例えば、欲しいなと思っていた商品が、ネットショップなどで評価が高いと安心して購入するというようなことです。
また、行列が出来ている店を見かけて、どんな味かも知らないのにとりあえず並んでみるということも、認知バイアスの「バンドワゴン効果」です。
これは、世間一般的に流行っているのなら、間違いなく良い(美味しい)店だろうという思い込みのことです。