トマトの栽培で必要な仮支柱と本支柱の立て方や支柱選び

家庭菜園のなかでも育てやすく、収穫が楽しみなのがトマトですね。
トマトを栽培する時に必要なのが支えとなる支柱なのですが、どのように立てたら良いのでしょうか?
またトマトの苗がどのくらいの大きさになったら立てるとよいのでしょう。

まずは苗を植えた時点で支柱が必要で、これを仮支柱といいます。

苗が成長していくと、しっかりとした本支柱が必要になります。
簡単な支柱の立て方、1本仕立てのやり方や便利な道具を紹介します。

倒れるのが心配な場合は、支柱を組み合わせて立てる方法もあります。

支柱の長さや太さについても確認しておきましょう。

支柱とトマトを結ぶ時には、結び方にも注意が必要です。

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トマトの栽培で支柱などの必要な道具と植え付けについて

夏野菜の代名詞でもあるトマトですが、はじめて家庭菜園で野菜を栽培してみたい人にはオススメの野菜でもあります。庭がなくても、プランターでミニトマトなどを育てている人もたくさんいます。

小学校の生活科の授業で、一人ずつプランターでミニトマトを育てた経験がある人もいるでしょう。種からも苗からも、育てやすいのがトマトの特徴でもあります。

自分で育てて収穫した野菜は、安全で無農薬。それでいて新鮮な野菜が食べられるとなると、家庭菜園が人気なのも頷けます。特にもぎたてのトマトの味は、甘みがあり格別です。売っている野菜との違いに驚くこともあるでしょう。ぜひ、トマトを家庭菜園で育ててみましょう。

トマトをプランターで栽培する際に必要となる道具です。

  • プランター(直径30センチ、深さ30センチ程度のもの)
  • 鉢底網と鉢底石
  • 仮支柱1本(長さ60センチ程度の細いもの)
  • 本支柱1本(長さ1.5メートル以上の細いもの)
  • トマトの苗1本
  • 元肥入りの野菜用培養土15リットル(トマト用のもの、捨てられるものがオススメです。肥料が入っているものを選びましょう)
  • スコップ

道具が揃えば、いよいよ植え付けです。

霜の心配ない温かくなったGW前後に植え付けるのがオススメです。風通しが良く、日当たりの良いところに植え付けましょう。植え付け方です。

  1. バケツに水を用意して、予め苗にしっかりと水を吸収させます。
  2. 次に、プランターの底の穴の上に鉢底網を置き、底に鉢底石を敷きます。
  3. 野菜用の培養土を入れて、土に苗ポットと同じ位の大きさと深さの穴を開け、苗を手でおさえながら根鉢を壊さないようにポットから取り出し、植え付けましょう。
  4. 苗のまわりの土をおさえてなじませたら、周りを少しへこませ、苗にしっかりと水が浸透するようにします。花が咲いているのであれば、花が向いている方を手前にして植えましょう。
  5. 植え付け後は、仮支柱で固定してください。強風で、トマトの茎が折れたりしないように、少し離れたところに仮支柱を立て、麻ひもで緩めに固定しましょう。

トマトの栽培で成長が進んだら本支柱を立てましょう

主枝が伸びてきて、葉が生い茂って来ると、仮支柱だけではバランスが取れなくなってきます。本支柱を立てて、枝を誘引しましょう。

トマトの苗は、1.5メートル以上になることもあります。誘引する際には、苗の根元から10センチ程度離れたところに真っ直ぐに支柱をさしてください。株に近すぎると根を傷めてしまいます。プランターの底まで届くようにさしましょう。畑に植えた場合は30センチ程度まで、揺らしても倒れない事を目安にしてください。

支柱をさしたら、周囲の土を押さえて固定します。支柱に麻ひもをかけて、紐を数回ひねり、支柱に2回程度回してから、しっかりと結びつけます。

支柱の立て方には、様々な方法がありますが、苗のワキに、1本だけ直立に支柱を立てるので、この方法は「1本仕立て」と呼ばれます。これが一番簡単な支柱の立て方になります。

トマト栽培で支柱が倒れるのが心配な場合は支柱をジョイント

トマトの栽培で、支柱を1本だけ立てるという1本仕立ては最も簡単な栽培方法です。
1本でも支柱はしっかりと深くさせば、倒れることはないはずです。しかし、なんとなく心配という場合もあるでしょう。そんな時は、支柱をジョイントさせるというのも手です。
畑に、横並びに数本、トマトを1本仕立てで育てているのであれば、ジョイントクリップを使って、別の支柱を横向きにし、土にさしている支柱と支柱を上のあたりで、ジョイントしてみましょう。3本以上トマトの株がある場合は、前後に固定することで、強風でも倒れにくくなるでしょう。

トマトの支柱をしっかり立てたいなら3本立て

支柱が一本だと、風や重さなどでトマトが倒れるのが心配という人は勿論います。ジョイントしても不安だとか、もっとしっかり支柱を立てたい、できればトマトを1本以上に仕立てて、もっと収穫したいという人もいるかもしれません。

そんな時は、3本仕立てがオススメです。本支柱を3本使うときも、なるべく長い支柱を使ってください。1.8メートル程度の物がベストです。

トマトの株の根元10センチ程度のところに支柱を立てるところまでは、1本仕立てと同じです。残りの2本の支柱はトマトの株の周りに斜めにさします。3本が上で交差するようにしてください。トマトの根を傷めないように、株から30センチ程度離してさしましょう。
上の交差したところを紐や、バンドなどで固定します。誘引方法は、1本仕立てと同じです。

トマトは基本1本仕立てですが、2本~3本と仕立てて育てる人もいます。人によって仕立て方は様々です。枝分かれさせることで、仕立てる本数を増やせば、それだけたくさんトマトが収穫出来ます。

トマトの茎と支柱の結び方での注意点と結び方

トマトの支柱を立てたのであれば、誘引の紐の結び方にも注意をするべきです。

結び方は基本的にトマトの成長を考えて、少し緩めに結びつけるのが良いでしょう。片結びで構いませんが、3回程度結んでおけばほどけるということはありません。

中には、トマトと支柱をくっつけて、一つの輪にして結んでしまう人もいますが、それでは、成長したときにゆとりがなく窮屈になり、トマトの茎に紐が食い込んでしまいます。揺れたときも折れやすくなってしまうこともあるでしょう。

輪にして結ぶ方法は、一見支柱にしっかりと結びついているように見えますが、実際は結びついてはいないのです。よって、結んだ部分がずれてきて、結果的に倒れてしまいかねません。

誘引する際は、支柱より先に、トマト自体に麻ひもやビニールの紐を結びつけましょう。8の字になるように紐をクロスさせたら、次に支柱に結びつけます。

クロスさせることによって、トマトの苗が支柱に直接当たるのを防ぐことができます。ギュッとキツく締めることなく、ゆるく結ぶのがポイントです。茎は成長とともに太くなるということを頭にいれておきましょう。

誘導する場所は、花房の真下がベストです。この部分を誘導することによって、実がついてきても重さで倒れることはありません。

支柱の太さについてですが、支柱は長くなると太くなっていきます。1.8メートルだと、直径は1.5センチ強でしょう。トマトは実のなる野菜です。1.5センチ以上なければ、曲がってしまうことも考えられるので、この程度の太さを選びましょう。

トマトは、野生では、実はつるの植物のように成長します。よって、一般的な家庭菜園では、支柱はとても重要な役目を果たします。支柱は倒れないようにしっかり立てることが大切です。支柱にトマトを結びつけたり誘引する際、また支柱同士を結ぶ場合、どちらに置いても、8の字に結ぶべきです。そうすることで、トマトを傷つけることなく、よりしっかりと結ぶ事ができます。トマトは丈夫な反面、実のつく野菜であることから繊細な一面も持っています。正しい方法で、育ててあげることが大切です。