敷布団を洗濯して、偏りが出てしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。自分で洗濯をすることができないと思っている人もいることだと思います。
ですが、敷布団の素材によっては、自分でも綺麗に洗濯をすることが可能です。正しい洗濯方法を知って、毎日使う敷布団を自分で清潔にしましょう。
ここでは、自分でできる敷布団の洗濯方法についてお伝えします。洗濯機・浴槽・コインランドリーを使って洗濯をする正しいやり方についてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
自分の布団を自分で綺麗にすることで、快適な睡眠を取れるようにしましょう。
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敷布団を自宅で偏りが起きないように手洗いする方法
敷布団は大きくて重たいので、洗濯機の中に入りきらなかったり、重たさのため洗濯機が上手く動かない場合もあります。
自宅の洗濯機で敷布団を洗うのが難しい場合は、お風呂場を使って洗うことができます。
敷布団を手洗いする方法
お風呂場の浴槽の中に敷布団を入れたら、敷布団全体が浸かるくらいのぬるま湯をためてください。敷布団は踏み洗いをしますので、水だと足が冷えてしまいます。ぬるま湯がおすすめです。
洗剤を溶かしたら、足で踏んで踏み洗いをします。敷布団全体をまんべんなく踏んで洗い、途中でひっくり返して反対の面も同じく踏み洗いしてください。
敷布団を洗ったぬるま湯を捨て、足で踏んで水気をきります。次にきれいなぬるま湯を入れ、敷布団をすすいでいきます。足で踏んで、布団の中から洗剤の泡が出なくなるまで、しっかりとすすいでください。ぬるま湯をかえながらすすいでもいいですが、シャワーを使っても良いでしょう。
最後に水をためたら、柔軟剤を入れてください。敷布団を足で踏んで中まで柔軟剤が行き渡るようにします。最後にシャワーで軽くすすいだら完了です。足で踏んで水をきってください。
洗い終えた敷布団はすぐに干したところですが、水分を含んだ敷布団は重たくて持ち運ぶのが大変になります。浴槽の縁にかけておき、ある程度水分を取り除いてから、干すようにしましょう。
敷布団の洗濯を自宅の洗濯機で行うときは
洗濯機の容量と敷布団の重さによっては、自宅の洗濯機を使って洗うこともできます。
まずは洗濯機で洗える容量を確認してみてください。少し薄めの敷布団なら洗濯が可能なこともあります。
洗濯機で洗うことができる目安としては、容量が7キロの洗濯機でシングルサイズの掛け布団やセミダブルサイズの肌掛け布団と言われています。洗濯機が10キロなどの大容量なら敷布団を洗うことができる場合もありますので、説明書等で確認してみてください。洗濯槽の中になんとか入れることができても、いざ洗おうとしたら洗濯槽がうまく回らずに洗うことができないこともあります。必ず洗濯機の洗濯可能な容量を確かめておきましょう。
敷布団を洗濯機で洗う方法
敷布団を洗濯槽の中に入るくらいの大きさに折ったら、洗濯ネットに入れてください。布団用の大きいサイズの洗濯ネットがありますので、事前に用意しておいてください。
洗濯槽の中に敷布団を入れたら、あとは通常の洗濯と同じです。大物洗いなどのコースを選んで洗ってください。
脱水まで終わったら、すぐに洗濯機から取り出して、中の綿を整えながら干してください。
自宅の洗濯機で敷布団に偏りが出ないように洗濯する方法
敷布団を洗濯機で洗濯すると、敷布団の中の綿が固まったり寄ってしまうことがあります。
敷布団に偏りがあるとゴワゴワして寝心地も良くなく、使えなくなってしまうこともありますので、洗濯機を使って洗うときには注意が必要です。
敷布団を洗濯機で洗う場合は、布団用の洗濯ネットを使ってください。
布団は大きいので洗濯ネットに入れるのも大変になりますが、まずは洗濯ネットに入る大きさになるように敷布団を三つ折りにします。敷布団をあまりこまかく折りすぎても洗剤が行き届かず、きれいに洗ったりすすぐことはできません。
また中の綿が偏りやすくなりますので、洗濯ネットは敷布団の大きさに合ったものを用意しましょう。
洗濯ネットが無い場合は紐を使っても良いです。敷布団を三つ折りにしたら、3~4ヶ所位を紐で縛ってから洗濯槽の中に入れてください。紐は水に濡らしても問題のない麻紐などを使ってください。
キルティングされていない敷布団の場合は、洗濯をしている時に中の綿が偏りやすくなります。この場合は敷布団を仮止めしておくことで、綿が偏るのを防ぐことができます。
敷布団を洗濯するときは晴天が続くような日を選んでください。敷布団は厚みがありますので、完全に乾くまで数日かかってしまいます。湿度が低く、よく晴れた日に洗濯するようにしましょう。
コインランドリーで敷布団を洗濯する時に偏りが起きないようにするポイント
コインランドリーには敷布団を洗うことができる大きな洗濯機があり便利ですが、やはり敷布団に偏りがでてしまうという失敗も多いようです。
コインランドリーには様々な大きさの洗濯機がありますが、この洗濯機選びにもコツがあります。敷布団を洗濯槽に入れたとき、すこし余裕のあるサイズを選んでください。敷布団が洗濯槽の3分の2くらいを占める程度の大きさが丁度良い大きさになります。
敷布団の中の素材にも注意が必要です。羊毛は洗濯機を使って洗うと、縮んで固まりになってしまうことがあります。羊毛が固まると敷布団がボコボコしてしまい、使うことができなくなってしまいます。羊毛の敷布団なら洗濯機は使わずに、手洗いをおすすめします。
コインランドリーの洗濯機を使う場合でも、綿がよってしまわないように仮止めをしておくなど、事前に一手間かけておくと良いでしょう。
敷布団の場合はキルティングされていない場合が多いので、表から裏にかけて何箇所か仮止めをしておくことで、偏りを防ぐことができます。また、布団用の洗濯ネットに入れるか、紐を使って型崩れするのも防いでください。
コインランドリーで敷布団を洗濯したあとは乾燥をしっかりすることも大切
コインランドリーで敷布団を洗濯をしたら、乾燥機まで使うようにしましょう。敷布団は大きくて厚みがあるため、自宅で干して乾かすとなると日数がかかってしまいまし、運ぶのも大変です。コインランドリーには敷布団にも使える大きいサイズの乾燥機がありますので、ぜひ利用してしっかり乾かすようにしてください。
自宅の洗濯機で洗濯をした場合も、コインランドリーの乾燥機だけを使って乾かすと便利です。
濡れた布団はとても重たく、持ち運びが大変なので、ご家族に手伝ってもらうようにしましょう。
敷布団を乾燥機にかけるときは、いつもより時間をかけて乾燥をするようにしてください。乾燥機から取り出した直後は敷布団が熱くなっていて表面の生地は乾いているため、完全に乾燥できたと考えてしまいがちです。表面の生地はサラッとしていても、中の綿はまだ水分を含んでいて湿っている状態の場合もあります。綿が湿ったまま片付けてしまうと、カビを発生させてしまいます。敷布団は厚みがあるので、通常よりも乾燥に時間がかかると考え、いつもより時間をかけることがポイントです。
洗濯が大変な敷布団ですが、洗い方のコツをおさえると中身が偏らずに上手に洗うことができます。
自宅の洗濯機に入らない場合はコインランドリーを利用したり、手洗いをすることもできます。敷布団を洗濯してみようと思ったら、ぜひここで紹介したポイントを参考にして、上手に洗ってくださいね。