カレーのじゃがいも。出来上がった時、どこにいったのかわからないくらいに煮崩れしてしまう。
じゃがいもが溶け込んでしまってどろっとしたカレーが好きな人もいるかと思いますが、じゃがいもの存在感を残したいと思うのが料理人の心情。
そこで、カレーを作る時にどのタイミングでじゃがいもを投入すれば、煮崩れずに仕上げることができるのかを調べてみました!
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カレーのじゃがいも。煮崩れしない投入のタイミングを知りたい!
カレーを作ってもじゃがいもが煮崩れして上手く作れないという方は多いかと思います。
じゃがいもの成分をもっと知ると、煮崩れを防ぐことができます。
じゃがいもにはペクチンと呼ばれる成分が含まれておりますが、そのペクチンは80℃以上の熱を加えられることにより分解されやすくなります。
また、じゃがいもの内部と外部に温度差を生じると、じゃがいもの外部から崩れていき小さくなってしまいます。
大きなじゃがいもを入れたはずなのに小さくなっている経験がある人は温度差が原因です。
沸騰しているお湯にじゃがいもを後から入れたものと考えられますね。
それでは、カレーを作る時じゃがいもを入れるタイミングはいつが良いの?と疑問に思う方がたくさんいると思いますので紹介したいと思います。
カレーのじゃがいもを煮崩れさせたくない!投入するタイミングではない
カレーを作る時のじゃがいものタイミングですが、実はタイミングは関係ありません。
どのみち80℃を超えてしまうと多少なりとも煮崩れが発生してしまいます。
カレーのじゃがいもを煮崩れさせないための方法があります。
カレーのじゃがいもを煮崩れさせないために火加減を調節しよう
カレーを作る時の火加減はどうしていますか。
ついつい強火で野菜を煮込んでしまいませんか。
その方が人参やじゃがいもの早く火が通り、調理の時間も短縮できますので、主婦の方はついつい強火にしていませんか。
それがじゃがいもが煮崩れする原因です。
80度を超えると煮崩れしますので、沸騰しない程度弱火~中火で煮立たせないようにしてください。
素揚げするとじゃがいもが煮崩れしない
じゃがいもに一手間加えます。
じゃがいもを食べやすい大きさに切り素揚げすることでホクホクの美味しいじゃがいもになり、油でコーティングされ煮崩れ防止になります。
カレーのじゃがいもは投入のタイミングではなく炒め方で煮崩れを防げる!
前述で述べた素揚げ方法は面倒くさく、なかなかする気がおきない方もいらっしゃると思います。
カレーを作る時に最初に野菜やお肉を炒めると思いますが、そのやり方によって素揚げと同じようにすることができます。
鍋に少し多めの油をそそぐ低温の油でゆっくりじゃがいもを揚げます。
揚げるとまで表現はできないかもしれませんが、多めの油で蓋をしめ弱火で10分程度置いてください。
この時人参もじゃがいもと一緒にやると甘みが増して人参が苦手な子供でも食べられそうですね。
カレーは玉ねぎも肝心ですが、玉ねぎを焦がしてしまうとカレーの美味しさが半減しますので注意してくださいね。
他の野菜は後から入れると、効率が良いですよ。
多めの油が気になる方はアクを取る時に一緒に取り除いちゃいましょう。
じゃがいもが煮崩れしないコツはじゃがいもを入れるタイミングとありますが、どのみち80℃の熱を加えられることで煮崩れがしやすくなってしまいますので、このように最初に一手間加えることで美味しいカレーのじゃがいもが食べられますよ。
カレーのじゃがいも。使うなら煮崩れしないメークイーン
数種類あるじゃがいもの中で最も煮崩れしずらく煮込み料理に適している種類はメークインです。
スーパーにはだいたいメークインと男爵いもが並んでいることが多いと思います。
特にこだわりなくどちらかを選んで買っている人が多いかと思いますが、煮込み料理には煮崩れしずらいメークイン、ホクホク感を楽しむフライドポテトや蒸しじゃがいもなどは男爵いもが適していますよ。
次回からスーパー行く際は使い道を決めてから購入すると良いですね。
●メークイン
- イギリスから輸入された
- 粘り気が強く、なめらかな触感
- ソラニンが多いので皮を厚く剥くと良い
●男爵いも
- アメリカから輸入された
- 日本で最も多く作られている
- 煮崩れしやすい
メークインと男爵いもはこのような特徴がありますので、カレーにはメークインが適していることがわかりますね。
【鉄板】絶対に美味しく仕上がるカレーの作り方!
カレーを作る時、隠し味やコツなど各家庭でポイントが異なると思います。
市販のカレールーを使ったり、調味料で1からカレーを仕上げるなど様々でしょうが、市販のカレールーでも美味しくカレーを仕上げることが可能です。
市販のルーは日本人の味覚に合わせて改良されていますが、それに一手間加えるだけで、より美味しくカレーを食べられることができますよ。
・ポイント1
じゃがいもは前述で述べたように煮崩れしずらいメークインを使用し、最初に多めお油で炒め表面を油でコーティングします。
そして、なるべく80℃以上の熱を加えないために強火にはしないことがポイントです。
・ポイント2
玉ねぎは飴色になるまで弱火~中火でじっくり炒めると甘さが引き立ちます。砂糖などの甘さとは違い素材そのものから出た甘さがたまりません。
・ポイント3
水を沸騰させる時にローレルを1枚入れると香りがでて本格的な仕上がりになります。ローレルは真ん中に切れ目を入れるかちぎるとなお香りが引き立ちます。
これらのポイントはどんなカレーの調理法でも使えますので、頭に入れておくと良いですね。
カレーを作る際には実践してみてくださいね。