野良犬を保護するための方法とは?その後のことも教えます

野良犬なのか迷い犬なのか…自分の家の近くにいる犬を保護する場合、どんな方法があるのでしょうか?

迷い犬かどうかを判断するためには、まず張り紙をした方がいいの?自分で保護する場合の手順とは?

野良犬などを保護するための方法や手順、その後里親になるための条件について説明します。

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野良犬を保護する方法とは?まず準備から始めよう

私の実家は近くに山があるせいか、近年ではあまり見かけなくなりましたが、以前は実家の近所でも野良犬を見かけることがありました。犬や猫などの動物が殺処分されている件数は、依然として少なくなっていないのが現状です。

たとえ見かけたとしても、実際に保護する際には、それが本当に野良犬なのか、飼い主とはぐれた迷い犬なのかを判断することも難しい場合は、事前に調査する必要があるでしょう。

まずは、ご近所に対して張り紙などで、犬についての詳細を掲示し、探している飼い主がいないかどうか、もしくは飼い主がいないのであれば自分が保護したい旨を書き添えます。あるいは飼われてはいなくても、誰かからエサをもらっている可能性もあるので、この張り紙を契機にして、その人から自分が保護することを申し出てくる場合もあるかもしれません。

また、行政に対しても、野良犬を保護したいという連絡を入れたほうが良いでしょう。すでに近隣住民によって通報されている場合もあるので、先に捕獲されないようにするためと、保護する際の協力を要請するためでもあります。保護する方法を教わったり、捕獲用の檻などの貸出が可能かどうかも確認してみましょう。

野良犬であれば、人間への警戒心も強いため、捕まえようとしても逃げられたり、噛まれたりする可能性も高いでしょう。そうならないためにも、事前にある程度の行動範囲や行動パターンを把握しておくことが重要です。

野良犬の保護方法は簡単ではない?まずは安心させよう

野良犬の心情

野良犬となってしまった経緯はもはやわかりませんが、彼らは一様に人間に対しての強い警戒心があり、心に深い傷を持っていることが多いと思われます。過去に飼い主に捨てられた経験がある犬であれば、人間に裏切られて寂しい思いをした経緯から、人間に対して深く心を閉ざしているため、そう簡単には保護することは出来ないでしょう。

そのような状態の犬に対して、いきなり近づいたり連れて帰ろうとする行為はとても危険ですし、犬にとっても恐怖心を与えるだけなので、絶対にしてはいけません。

まずは、黙って遠くから見守ります。最初は人間の姿を見ただけですぐに逃げていた犬でも、毎日のように顔を見せることで、次第に警戒心が薄れてきます。徐々に距離が縮まってきたら、犬の方から近寄ってきてくれるようになるのを待ちます。

その際、くれぐれも犬の目を直視することは避けてください。犬は目を見られると、自分に対して敵対心がある相手だと認識する習性があるため、あくまでも敵ではないことを理解させる必要があります。

野良犬を保護したいのであれば、まずは安心させることが先決です。

野良犬か迷子犬かわからない…その保護方法は?

野良犬は人間が怖くてたまらない

犬にとっては、知らない人に声をかけられたり、いきなり触られたりすることは、恐怖以外の何物でもありません。こちらには全くその気はなくても、危害を加えられると感じて逃げたり、急に噛んだりする可能性が高いので、野良犬や迷い犬を保護する際には、犬の反応を見つつ慎重に行動する必要があります。

人間に飼われている犬であれば、ある程度は人間の言葉に反応する可能性が高いです。まずはこちらは立ったままで犬に優しく声をかけ、そっと反応を見ます。足元にしゃがんだり、甘えてくるような仕草が見られたら、こちらもしゃがんで声をかけ続けます。
この際、しっぽを振っているからといっても、それは警戒心からきている場合もあるので、油断せずに注意しましょう。

また、犬のほうから近寄ってきたとしても、すぐには頭をなでたりしてはいけません。過去に虐待を受けた経験のある犬であれば、叩かれると勘違いして逃げ出す可能性もあるので、最初は手のひら上にして手を差し出し、犬のほうから近寄ってくるまで待ちます。

首輪やリードをしている犬であれば、犬に触ることが出来た段階で、それを持ちます。そこまでくれば人間に対しての警戒心もかなり薄れてきているので、連れて帰ることも比較的容易でしょう。

野良犬を保護した後でしてあげることとは?

野良犬を安心させる

まずは毛布などで体を優しく包み、暖めてあげましょう。体を包まれることで、安心感を与えてあげることも出来ます。
特に生まれたばかりの子犬などは、衰弱して低体温の状態になっている場合もあるので、まずはしっかりと体温をあげてやることが先決です。お腹が空いているようであれば、そのあとでミルクを与えます。

次に、ある程度犬が慣れてきたら、体の隅々までよく観察し、健康状態をチェックしましょう。どこかにケガはないか、極端に衰弱していないかどうかを確認し、必要があれば動物病院でさらに詳しく診てもらいましょう。

とくに問題がなさそうであれば、水分と食べ物を与えてみましょう。成犬には水と市販のドッグフードを、子犬のうちはミルクかミルクに浸けて柔らかくしたドッグフードで良いでしょう。

保護された野良犬はその後どうなるの?里親になるためには?

自分で保護する以外にも、野良犬を引き取る方法はいくつかあります。

まずは動物愛護センターや保健所の里親制度を利用する場合です。ここに保護された犬たちは、運良く新しい飼い主が里親となってくれない限りは、いずれ殺処分される運命にあります。里親になりたい人は、一定の条件をクリアしていれば、譲渡会などを通して新しい飼い主となることが出来ます。

里親となるための条件としては、このようなものが挙げられます。

  • 犬が亡くなるまで、愛情と責任を持って飼うことが出来る
  • 家族すべての同意が必要
  • ペット飼育が可能な住居である
  • 犬の登録やワクチン、予防接種を行う
  • 不妊や去勢手術を受けさせる など

飼い主としてしっかりと責任を果たし、愛情を持って飼うことが出来るということが、里親としての最大の条件でもあります。

動物愛護センターと同様に、各地のボランティア団体でも保護犬の譲渡会が開かれていますので、ホームページ等を参考にしてみてはいかがでしょうか?