テトラはキラキラとした体がキレイで人気の魚です。水槽に外部フィルターを設置している場合には、定期的なお掃除が必要です。
そこで、外部フィルターの掃除が必要な目安や、掃除方法をご紹介します。
汚れた状態でフィルターを使い続けると、水槽の水質が悪化してしまうのはもちろん、フィルターの故障に繋がる場合もあります。
フィルターの効果の変化を見逃さずに、適切なタイミングで掃除をしましょう。
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テトラの水槽の外部フィルターの掃除の目安と頻度
水槽で生き物を飼育する際、綺麗な水質を維持するためにはろ過フィルターはかかせません。
フィルターにもいくつか種類があり、水槽の外側に掛けてろ過するタイプや上部フィルターなど、他にもいくつか販売されています。
どのタイプにもメリットもデメリットもありますが、こちらでは濾過機能が高く二酸化炭素を逃しにくいのがメリットである外部フィルターのについて紹介します。
外部フィルターは水槽から離れた場所に置いて、ろ過する装置で中身が見えない状態ですので汚れ具合がわかりにくいです。
キラキラと群れをなして泳ぐテトラは、水槽内が汚れてしまうとその美しさが半減してしまいます。常に綺麗な状態を保ちたいですね。
掃除するタイミングの目安になる条件を紹介しますので、お使いのフィルターの状態と比較してみて下さい。
ろ過フィルターの状態を確認
ろ過フィルターを一度停止、再稼働させてみる
再び動かした時に、汚れが排水の水と共に水槽内へ流入してしまう場合は、掃除のタイミングです。
またろ過フィルターに汚れが詰まっていると、スムーズに水が通りにくく排水される水の量も少なくなってしまいます。こういった点を目視で確認してみましょう。
掃除の頻度は、その水槽の規模などによって変わります。
明確な掃除頻度というものはありませんので自己判断をしていきましょう。
テトラ水槽の外部フィルターの掃除に必要なものとホースを外す手順
外部式フィルターは濾過する能力が高いため、内部はかなり汚れてしまいます。
そのため、フィルター自体も定期的に掃除して綺麗にする手入れが欠かせません。
掃除にかかる時間の目安は30分から40分ですので、時間を作って掃除を行いましょう。
テトラ水槽の外部式フィルターの掃除に必要なアイテム
バケツ(大きめのも)
細めのブラシ又はスポンジ(ホースを洗う時に使用)
使うものはとてもシンプルです。フィルター内の濾過材は水槽の水を使って洗います。
水槽内に使うものは水槽の水で洗うのが、テトラにとっても一番安全な方法だからです。
手順
- フィルターを止めて水の流入を止める(「止水」する)
- 水が止まったらホースを外す
- バケツに水槽内の水をバケツ半量ほど入れる
- 洗う部品とバケツ水を洗う場所へ持っていく(お風呂場など)
ここまでがホースの外し方となります。外す時は必ず水を止めてから外すようにしましょう。
テトラ水槽の外部フィルターのろ過槽の掃除方法
次はフィルターの濾過槽の掃除方法です。
ますは濾過槽の蓋を開けましょう。中を取り出すと、ドロドロに汚れていると思います。中身をそれぞれ分けられるところまで分解し、バケツ内の水で洗う事になります。
この時、水道の水を使いたくなってしまいますが、水道水は使えません。
テトラ水槽の外部フィルターの掃除で水道水が厳禁な理由
濾過槽にはバクテリアがたくさん含まれています。もしその濾過槽を水道水で洗ってしまうと、カルキの除菌作用で濾過槽に定着しているバクテリアが死滅してしまいます。
熱帯魚など、水槽内で生活する生き物にとってバクテリアはアンモニアや餌の残りなどを分解してくれる重要な役割を果たしてくれるため、バクテリアが少ない又はいない環境は好ましくないのです。
また、ネオンテトラは水質の悪化には多少の耐性がありますが、急激に水質の変化には弱い面がありますので、バクテリアを維持する事はテトラにとっても大切なことなのです。
掃除に使う水が足りない時は水槽から水を持ってきましょう。
生物ろ材や化学ろ材の掃除方法
濾過槽の中について紹介します。
実際に飼育水を綺麗にするために濾過槽にはいくつかのろ材が入っています。
まずはろ過の種類を紹介します。
フィルター内の物理ろ過材
物理ろ過材は、スポンジフィルターやウールマットなどに汚れ自体が付着し水槽内へ戻さない機能を果たしている部分です。そのため洗う時はドロドロの汚れを目にすることとなる部分です。
フィルター内の生物ろ過材
目に見える汚れは物理ろ過ろ過材がキャッチしてくれますので、それ以外の水質自体を綺麗にする役割を担います。
洗い方
物理ろ過材はバケツ内の水で揉み洗いします。汚れが取れて、目詰まりがなくなればまた使えますが、改善されない時は交換したほうが良いでしょう。
生物ろ過材は、あまりゴシゴシと綺麗にしすぎるとバクテリアがいなくなってしまいますので、軽く大きな汚れが取れれば十分ですので、さっと終わらせましょう。
濾過槽内の中のろ過材を綺麗にしたら、濾過槽自体の汚れも落としておきましょう。
ろ材を元に戻す手順とホースの清掃方法
ホースの内部は汚れや苔で覆われてしまっていることでしょう。
ホース用のスポンジやブラシを使い、中の汚れを取り除き綺麗にします。
ガラス製のものは特に取扱に注意して下さいね。
ホースとガラス製排水パイプが外れないといったケースもあります。そういった場合には無理に引っ張りますとどちらかが破損してしまう可能性が高く危険です。
このような場合には、ホースと排水パイプの接続部分に少し熱湯をかけてみると良いです。
熱湯で温まったホースが柔軟になり、取り外しやすくなります。
ぜひお試し下さい。
ホースまで綺麗にしたら、後は元の通りに戻して完了となります。
慣れると楽に掃除する事ができます。最初のうちは掃除後、どの様に戻すべきかわからなくなってしまうこともあると思います。
元通りにすることができないかもしれないと不安に思う時は、掃除前の状態を写真にとっておくと安心です。