文章を書いたりデザインを考える時に、縦書きか横書きにするかで迷ったことありませんか?
そもそも縦書きと横書きで使い分けした方がいいのかさえわからない…という方も多いのではないでしょうか。
縦書きと横書きとでは、人に与える印象が違いますので、それぞれのシチュエーションに合わせて使い分けると失敗しないと思います。
縦書きか横書きかの使い分けに迷った時の判断基準や人に与える印象についてご説明します。
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伝える相手や書く内容で使い分けよう!縦書きではなく横書きを使うべきシチュエーション
最近では横書きを目にすることが多くなってきましたが、縦書きと横書きとで迷ったとき、横書きにした方が良いということもあります。
縦書きと横書きではそれぞれシチュエーションによって向き不向きがある
横書きにした方が良いケース
写真や図表などを組み込みたい時は説明文などです。取扱説明書などは横書きのものがほとんどで、写真や図が貼られていてもとても見やすくなっています。他にも契約書や申込書など、記入が必要なもの書類は横書きにした方が書き入れやすくなります。説明書やオフィス文書などを作るときは横書きを選ぶようにすると良いです。
若い人には横書きの方が受け入れやすい
インターネットではほとんどが横書きのため、横書きの方が読みやすいようです。作成する文書や手紙等が若い人を対象としている場合もまた横書きを選ぶようにすると良いでしょう。
横書きではなく、縦書きに使い分けした方がいいシチュエーション
文書や手紙を書く時、当然のように横書きで書くことが多いと思います。記入が必要な書類などはほとんどが横書きですし、学校や町内会からのお知らせなども横書きになっていることが多いでしょう。横書きが一般的になっていますが、場合によっては縦書きにした方が良いことがあります。
日本には縦書きの文化があります
新聞も縦書きになっていますし、日本の小説などはほとんどが縦書きです。縦書きは長い文章が続く場合に使われていることが多いです。文書などを作るとき、短い文章からできるものなら横書きでも良いですが、ボリュームのある場合は縦書きにした方が読みやすくなります。
縦書きは読んでいる人に強く訴えたい時に効果があるとも考えられている
小説に縦書きが多いように、読んでくれる人の心に残したいと思ったときは、意図的に縦書きにしてみると良いでしょう。
縦書きは日本ならではのものなので、和を感じさせたい時にも向いています。和の要素を取り入れたい時にはあえて縦書きを選んでみるとしっくりときます。
名刺も縦書きと横書きのデザインでは与える印象が違う
最近ではデザインが豊富になってきた名刺もまた、横書きのものと縦書きのものがあります。
以前は縦書きの名刺が主流
会社名にアルファベットが使われることが増えてきたり、名刺の中にホームページやメールのアドレスを入れることも多くなってきたため、横書きの名刺が主流になってきました。縦書きの名刺を見ると、ちょっと古風な印象を受けたりもしますよね。
名刺はそのデザインによってイメージがかなり違ってきます。
名刺を渡した相手に見やすいことが一番
名刺のデザインによって会社のスタイルを伝える効果もあります。オシャレでデザイン性の高い名刺をもらった時と縦書きの古風な名刺をもらった時では、その会社に対する印象がかなり違ってきますよね。クリエイティブ系の職種なら名刺もデザイン性の高いものにした方がイメージが伝わりやすく効果的です。縦書きの古風な名刺には堅い印象を受けますので、誠実な会社の印象を受けます。名刺の場合は会社のイメージや職種によって縦書きと横書きを決めるのが良いでしょう。
縦書きか横書きかを選んだら、紙質や文字のスタイル、全体的なレイアウトにも気をつけ、縦書きや横書きに相応しいスタイルに仕上げることも大切です。
ビジネス文書は横書きが多いが、便箋で手紙を書く場合は縦書きがマナー。使い分けよう
ビジネス文書は読みやすく伝わりやすさを考えて、横書きにした方が良い場合が多いです。ビジネス文書によっては文字だけでなく、図やグラフ、写真などを組み込むことも多くあります。また、文書の中に英語があったり、ホームページアドレスを入れることもあります。このような文書は縦書きよりも横書きにした方が読みやすくなります。他のビジネス文書に横書きや多いので、ファイルや保管もしやすくなります。
契約書などの書類も横書きが向いています
記入や捺印をしてもらう書類なら、横書きの方が書き入れやすく、全体的な見やすさもあります。
ビジネス文書において縦書きにした方が良いケース
相手の気持ちに訴えかけたいような場合です。例えば礼状やお詫びのお手紙などです。パソコンで横書きに作ったものをもらうより、便箋に手書きした方が感情が感じられますよね。正式なお手紙は仕事上であっても縦書きの便箋を使って手書きをするようにしましょう。
デザインで縦書きか横書きかで迷った時の判断ポイント
インターネットはもちろん、パンフレットやカタログなどでも横書きのスタイルが多くあります。横書きの方が読みやすく、全体的なイメージもつきやすくなります。縦書きは少なくなってきましたが、デザインによっては縦書きを取り入れた方が良いこともあります。
例えば「和」のイメージを強く出したいときです。縦書きにしただけで和風の印象を与えることができます。全体的に和風のデザインにした場合も、そこに入れる文字は横書きよりも縦書きの方がしっくりときます。
ある文字だけを強くアピールしたい時に、縦書きを使うのも効果的
全体的には横書きのスタイルで、際立たせたい文字を縦書きで入れるようにデザインをしてみてください。横書きの文字の間に大きくスペースを取り、そこに縦書きの文字を入れると目立たせることができます。
縦書きの中にホームページアドレスのような英字を入れるのは難しい
英字が多い場合は横書きにした方が読みやすくなります。
縦書きか横書きかで迷ったときは、日本語が多いか英字を多く含むかによって判断したり、全体的なデザインによって文字を横書きにするか縦書きにするかを決めると良いです。和風にしたい時は縦書きを、アピールしたい文字がある場合はミックスさせてみるのも良いでしょう。