オービスがある場所はだいたいわかるからスピードの出しすぎには注意するけど、ネズミ捕りはどこでやっているかわからないのが恐怖ですよね。
スピード違反は現行犯逮捕が基本と言いますが、もしネズミ捕りの警察から逃げるとその後どうなるのでしょうか?後日逮捕なんてことになる?
ネズミ捕りの警察から逃げた後に待っていることとは?ドライバー必見!ネズミ捕りに関する情報をお届けします。
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ネズミ捕りの警察から逃げることってできるの?
警察官自らが取り締まる、いわゆる「ネズミ捕り」。
設置場所が決まっているオービスとは違い、どこに隠れて測定を行っているかわかりません。油断してスピードを出しすぎてしまい、警察に検挙されてしまった人も多いのではないでしょうか。
ネズミ捕りは複数の警察官を動員して行い、各所に配置された警察官の連携プレーによって効率的に捕獲していきます。
ネズミ捕りは、車速測定器の近くに待機して速度を測定する現認係、違反車両を旗によって停止させる停止係、そして違反キップを切るサイン会場係といった3班体制が基本になります。
現認係は、違反車両を見つけたらそのナンバーをすぐに停止係に知らせなければなりません。
そして現場係から連絡を受けた停止係が違反車両を停止させるのですが、停止を無視して逃走する車が出る可能性もあります。
逃走車を予想して、近くに白バイを待機させていることもあるため、たとえネズミ捕りで逃げようと思ってもすぐに白バイやパトカーに追われることになります。
もし警察のネズミ捕りで逃げることができても、後日逮捕されるの?
スピード違反は現行犯逮捕が基本。
違反をしたところを目視し、その場でサイレンを鳴らして現行犯で逮捕するのが基本中の基本となります。
もしあなたが警察にスピード違反している現場を見られてしまったとしても、その場で逮捕されなかった場合は何らかの理由によって見逃された可能性が高いと言えます。
例えば、他に優先すべき事件を追っている最中だった、または許せる程度の速度であったなどです。
その場で現行犯逮捕されないのですから、後で通知が来て警察に呼び出される可能性はほとんどないでしょう。
ただし安心してはいけません。
スピード違反で現行犯逮捕されてなくても、法律上後で通知して逮捕することはできるからです。
実際に後日通知がきて逮捕されてしまったケースもあります。
ただ極めて稀なケースであり、その理由は、やはり現行犯逮捕でないということと、スピード違反を証明することも難しく、逮捕するまでの労力を考えると見逃すしかないということでしょう。
ネズミ捕りで警察から逃げるなんて考えないようにしよう
ネズミ捕りの基本が現行犯逮捕なら、逃げるが勝ちでは?と思ってしまう人もいるでしょう。
しかしこの考えは大変危険です。
警察から逃げるのですから、警察を振り切ろうとスピードもかなり出ることは予想されますし安全を考えても止めるべきでしょう。
交通違反がキッカケで警察から逃げようとし、スピードを出しすぎて事故にあって命を落としてしまうケースもあります。
警察から逃げようとスピードを出して信号無視までするのは大変危険な行為です。
警察から逃げ切る以前に、あなたの身までも危険に晒してしまうのです。
もし逃げ切れたとしても警察は車両ナンバーををしっかり把握していますので、後日通知が来る可能性だってあります。
違反したら素直に認め、警察の支持に従うようにしましょう。
その場から逃げれば免れる、という考えはやめましょう。違反は違反なのですから。
警察から逃げると、後で実刑を受けることになるかも
ネズミ捕りから例え逃げ切れても、警察が逃走車のナンバーを控えていれば所有者を突き止めることはできますが、違反者の顔が特定できるかどうかまではわかりません。
よって車の所有者が「私じゃない」と言い張ることもあるわけです。
そうなると警察としても面倒になりますし、そんな面倒な相手をしているよりも、素直に違反キップを切られる人を相手にした方がいいと考えてしまいます。
もちろん逃げた違反者の着衣の特徴、顔や髪型の特徴など複数の警察官の証言が一致する、あるいは、所有者の周辺の捜査によって違反日にその道路を通ったことが確定できれば、逮捕状を取って検挙することも可能です。
ただ交通取締りにおいて、よっぽど悪質な行為はともかく、その1件のためにそこまで面倒なことをするでしょうか。しないことの方が多いのが現実なのです。
どこまで捜査を行うか、どのへんで諦めるかはその担当した警察官や都合、違反者の出方などケースバイケースになります。
ただもし検挙されたら今後も逃走する恐れがあるとみて逮捕されてしまう可能性は高くなります。
場合によっては身柄を拘束されることもあります。
ネズミ捕りで警察はどんな測定器を使っているの?
ネズミ捕りは路上に簡易の速度測定器を設置して行います。
ネズミ捕りという名前の通り、隠れて測定して違反者を待ち伏せするわけです。
停止係は速度測定器から200mほど先に待機し、旗を振って違反車両を止めます。
ネズミ捕りは不定期に行わるものなので、いつどこでネズミ捕りが行われるのか予測するのは難しいものです。
特に始めて通る道では予測するのはほぼ不可能でしょう。
時々対向車がパッシングで教えてくれることもあるので、その時はネズミ捕りが行われているのだと思って安全運転を心掛けましょう。
ネズミ捕りを予測するのは難しいとは言いましたが、よく通る道ならネズミ捕りポイントは予測が付くのではないでしょうか。
ただネズミ捕りポイントに限らず、日頃から速度を守って走行することが一番大切なことです。
測定器は主に光電式とレーダー式の二種類あり、レーダー式の場合は市販のレーダー探知機で検知することもできます。