ピアノコンクールに子供を出場させるべきか悩んでいる方へ

ピアノを習っていていると先生から、「○○のコンクールに出場してみませんか?」と声を掛けられることがあります。

コンクールに出場となると、今よりも練習時間が長くなりますし、先生の熱も入ります。やる気がある子供なら問題ないですが、練習嫌いな子供だと親もイライラもしてしまいます。
そうなると、ピアノコンクールを受けさせるべきかどうかさえ悩んでしまいます。

ピアノコンクールに子供を出場させるメリットやデメリットをみて、コンクールに出場すべきかどうか参考にしてみては?

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

グッピーの稚魚の隔離期間の目安と稚魚を元気に育てるコツ

グッピーの稚魚が元気に育つために、稚魚が大きくなるまで隔離することがありますが、その隔離期間に悩むこ...

寝かしつけの方法を伝授!生後3ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけ

寝かしつけの方法を知りたい!新生児の頃は、ミルクや母乳を飲めば寝てくれたのに、生後3ヶ月にも...

ピアノの和音は指先の力加減、音のバランスが重要なポイント

子供が弾くピアノの和音について「指先の力を加えてしっかり弾きなさい」と言っている方も多いのではないで...

ケチャップやマヨネーズ、常温可能な場合とそうじゃない場合

ケチャップやマヨネーズが大好き!ほとんど毎日使うという人もいるでしょう。毎日使うので冷蔵庫に入れ...

名前キーホルダーの作り方。自分で作るオリジナルキーホルダー

幼稚園や保育園の入園に伴い、名前キーホルダーを準備したいと考える方も多いと思います。そこで、自分でも...

水泳選手コースの基準について選ばれるポイントやタイミング

水泳の選手コースになるには基準という目安があります。本人が選手コースに行きたくても、コーチから選手コ...

小学校から義務教育化された英語!発音をしっかり学ぶ重要性

英語が2018年4月から小学校でも義務教育化となりました。グローバル化が進む中、確かに英語を学ぶ...

うさぎをブラッシングしていたらハゲがあった!

ペットのうさぎをいつものようにブラッシングしていたらハゲを見つけることがあるかも知れません。「ブ...

オリンピック開催地が東京に決定した理由と経済効果について解説

2020年のオリンピックが東京に決定したことで、日本でオリンピックが観れると誰もが喜んだのではないで...

シンクのおすすめ水切りカゴ!100均で揃う使い勝手の良いモノ

狭いキッチンは、洗い場のシンクも作業スペースも狭く、水切りはなるべくコンパクトなタイプを選びたいと思...

家庭菜園の大葉が硬い!硬くなる原因と対策・大葉の上手な育て方

家庭菜園で栽培している大葉の葉が硬いというお悩みを抱えている人もいますよね。大葉の葉が硬くなってしま...

インコのケージを手作りするコツや方法とカバーも作る効果

インコのケージを手作りできたら、より自分好みでインコにも合わせたケージを作ることができます。インコの...

プラバンの作り方!電子レンジでも作れる場合があります

プラバンを作る場合、多くの方が使用しているのがトースターです。しかし電子レンジはあるけど、トースター...

男装メイクのやり方とコツ!ナチュラルイケメンに変身しましょう

男装メイクのやり方はコツを掴めばどなたでも簡単にできます。コスプレに興味がある人ならやってみたいと思...

車の値段は年収のどれくらいがベスト?車の適正価格について

車の値段を決める大きな基準となるのが年収ですが、いったいどのくらいまでが上限となるのでしょうか?...

スポンサーリンク

ピアノコンクールに子供を出場させるメリットは?

ピアノを習っていると、必然的に発表会などのステージに立つ機会も度々あります。その中でもピアノコンクールに出場出来る生徒は限られているため、先生から出場することを勧められたということは、先生の目から見てもその子は才能があると認められたことになるでしょう。

コンクールで上位に入賞すれば、賞状や盾などを貰うことが出来ますし、その先の本戦へ進む権利を得られたり、コンクールによっては上位入賞者によるコンサートが開催されるケースもあるようです。それによって、子供の自信にも繋がるでしょう。

では、入賞できなかった場合はどうでしょうか?
せっかく頑張って練習してきたことが、たとえ結果としては現れなかったとしても、子供にとってはコンクールに出場したという、大きな経験として残るのです。

この経験とは、実際にステージで演奏した子供だけでなく、熱心に練習に取り組んでくれたピアノの先生や子供たちの家族、客席で応援してくれた人にとっても、貴重な経験として残ってくれるのです。

ピアノコンクールに子供が打ち込むことでのデメリットはないのか

コンクールに出場することが決まれば、その後は当然、課題曲のレッスンが中心となります。コンクールにおいては、ただ間違えずに弾くことができれば良いと言うものではなく、一音一音に神経を集中して、さらに表現力豊かに弾きこなせるように、深く突き詰めて一曲を完成させる必要があります。

そのために、どうしてもコンクール前ともなると、その曲のレッスンにばかり時間を割くことになり、本来その時期に練習すべき他の曲が後回しになってしまうため、コンクールの課題曲は完璧に弾けるけれども、他の生徒たちが練習しているその他の曲が上手く弾きこなせないという事態になりがちです。

長い目で見ると、コンクールに向けて短期間に課題曲に集中して練習する方が良いのか、コンクールには出場せずに、様々な曲を練習した方が良いのか?
子供によってやはり向き不向きはあるでしょうが、その子の特性に合わせて、その都度考える必要はあるでしょう。

ピアノコンクールに子供が出場して逆に自信を失ってしまうことはない?

普段の発表会などとは違い、ピアノコンクールに出場するということは、少なくとも他の出場者と競うことになり、明確に優劣を付けられる場だとも言えます。たとえ思い通りの結果にはならなかったとしても、コンクールに向けて集中して練習したことは、確実にその後の成長にも繋がるでしょう。

ですが、すべての子供にとってコンクールに出場することが良いとは限りません。コンクールの結果が全て、コンクールがゴールと考えてしまうと、良い結果が得られなかったことで自信を失い、ピアノを練習する目的が見いだせずに、ピアノ自体が嫌いになってしまう場合もあるからです。

特にプレッシャーに弱いタイプの子供は、緊張感から体調を崩してしまったり、本番で上手く力を発揮することが出来ずに落ち込んでしまうこともあるでしょう。
本人が出場すると決めたのであれば、結果はどうあれ、そこまでの努力は確実に身になっているはずです。しかしそれが、本人は嫌がっているのにムリヤリ出場させたのでは、結果的に子供自身を精神的に追い詰めるだけになってしまうかもしれません。

ピアノコンクールに出場するのに子供が練習をしない…練習嫌いを克服するには?

元々、ピアノの練習があまり好きではない子供にとっては、いくらコンクール前だからと言っても、なかなか自分から積極的に練習する気にはなれませんよね。これは勉強嫌いな子供にも言えることですが、ただ「やりなさい!」と言ったところで、いくらムリヤリやらせようとしたところで、本人にその気がなければ、意味のない時間となってしまいます。

ただ長時間ピアノに向かわせるだけでは、なかなか上達はしないものです。それよりも、「ピアノを弾かない時間をいかに短くするか」のほうが重要であると言えるのです。たとえば、起きている時間のうちに6時間ぶっ通しでみっちり練習しても、後半は疲れてきて思い通りに指を動かすことが出来なくなるでしょう。ですがこれを、休憩時間を挟んで午前と午後に分けて3時間ずつ練習するとしたら、それぞれの時間ごとに集中して練習出来るため、より効率よく練習することが出来るのです。

また、ダメ出しばかりをするのではなく、褒めるところは褒めてさらにヤル気を引き出してあげることも重要です。演奏に関する問題点を指摘して、そこだけ集中的に練習してしまうよりも、あくまでもさりげなく伝えて、全体を通して演奏することの大切さを教えてあげると良いでしょう。

ピアノコンクールで入賞するために必要な要素とは

ピアノコンクールにおいては、演奏を評価する基準として「豊かな表現力」と「完成度の高さ」が挙げられます。

もちろん譜面を正確に再現できるかどうかも重要ですが、そればかりにとらわれていると、機械的で面白みのない演奏になってしまい、聴く側に感動を与えることが出来ません。表現力の豊かな人ほど、早い段階で譜読みが完成し、より音楽を表現することに練習時間を費やすことが出来るため、聴く側にも弾き手の良い精神状態が伝わり、よりリラックスして聴くことが出来るのです。

ミスなく完璧に弾きこなすことが出来た上で、さらに表現力豊かに演奏出来ることが、ピアノコンクールで上位を狙うためには最低限必要な要素だと言えるでしょう。