猫を飼い始めるとどうしてもいろいろなところを触りたくなってしまいますが、実は後ろ足を触られることを猫はとても嫌がります。
お腹を嫌がる話は聞いたことがあるかもしれませんが、なぜ後ろ足なのか気になりますよね。
そこで今回は、後ろ足を触られるとなぜ猫や嫌がるのかその理由について説明します。嫌がる度合いにもよりますが、噛んだりする場合は触ることを止めましょう。
また、後ろ足以外にも触られると嫌がる部位があります。飼い主としてしっかりと理解しましょう。
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猫が後ろ足を触られると嫌がる理由について説明します
飼い猫は可愛くて、肉球やお腹、足、顔、しっぽなどどこでも触りたくなりますよね。
猫の方も触られると気持ちがよくウトウトしたりすることがよくあり、飼い主としてはたまらない光景です。
しかし、猫の後ろ足を触ると嫌がるような素振りをするのが気になると言う方がいませんか。
実は猫は後ろ足を触られるのは嫌がる動物です。
なぜなら、猫の後ろ足は木登りやジャンプする時に使う最も大切な部分だからです。
飼い猫だとしても、元々の野生の本能があります。
野生の場合は、獲物を狙うときに指先だけで歩きそっと近づきます。
そして後ろ足のキックで瞬発的に動き獲物をキャッチします。
また、猫は高い所が大好きな動物ですが、あのジャンプ力を出すのも猫の後ろ足が重要になりますよね。
猫にとってしっぽと足(特に後ろ足)を触られることは最も嫌な部分であることを知っておきましょう。
このような野生の本能はどの動物にもあります。
猫の習性や特徴を知ると猫の生態がよりわかるようになり、猫にとって快適な環境作りをすることができます。
猫を飼う際は猫の生態を調べておくと安心して飼うことができますね。
猫が嫌がる後ろ足の爪は切らないでおきましょう
飼い猫の場合、猫の爪を頻繁に切る方が多いです。
その中でも人間と同じ感覚で、手と足の指をセットにして小まめに爪を切って手入れしてしまう方もいるでしょう。
猫は後ろ足を触られるのを嫌がるので爪切り作業も一苦労するのではないでしょうか。
実は猫の後ろ足の爪は切る必要がありません。
猫の爪切りは基本的に前足だけで良いのです。
なぜなら、猫の爪が伸びるのは前足だけです。
猫が野生動物として生息していた頃は、獲物をキャッチする瞬発力を出すためや、ジャンプの際には後ろ足がとても重要な役割を果たします。
しかし、獲物を捕まえるのは前足だけなのです。
そのため、鋭い爪が備わっています。
愛くるしい見た目の猫ですが、野生で生きていくために鋭い爪を持ち合わせているのです。
猫が前足をよく爪とぎするのは、前足の爪がよく伸びるからなんですよ。
- 後ろ足があくまでも
高い部分へのジャンプ - 高いところからジャンプして着地するため
- 瞬発力を出すため
- 踏ん張るため など
これらに使うものなのであまり伸びることがないのです。
爪切りをする時は前足のみでOKなことを覚えておきましょう。
後ろ足以外にも猫が嫌がるところがあります
猫は基本的に信頼している飼い主であれば、どこを触られても抵抗しないことがあります。しかし、それでも嫌がるのであれば猫の野生の本能が強いことが考えられます。
飼い猫であれば、背中やしっぽなど触れる部分はどこで触りたいですよね。
特に肉球に触れることができるのは猫を飼う醍醐味でもあります。
猫の肉球ファンは多いですからね。
ですが、肉球やしっぽ、背中を触れると嫌がる猫もいます。
肉球は猫の神経が通っている部分です。
最初は良くても、触られすぎると徐々に嫌になってくることがあります。
その場合は猫パンチ、もしくはその場から避ってしまうでしょう。
前足の爪切りをする時はどうしても肉球に触れていまいます。
小さいうちから触れれることを慣らさせておくことも大切です。
猫が寝ている時、ついつい触りたくなるのは背中やしっぽでしょう。
背中を触ると「ぴくん」とすることがあります。
神経が通ってるしっぽに近く敏感な場所でもありますので、猫が嫌がる時は無理に触るのはやめましょう。
猫が嫌がるところにはなるべく触らないようにしましょう
猫がいる生活で、元々の野生の本能があることなど考える人が少ないです。
ですが、猫が好きで飼うのなら猫の生態を知っておいたほうが安心です。
可愛い可愛いと可愛がるだけではなく、猫にはこのような生態があるからこのような行動をするんだ、だからこうしてあげよう、などと考えることができます。
猫との暮らしの中で猫が住みやすい環境、そして人間も猫との暮らしをより良いモノにするために猫の嫌がることはしないように注意しましょう。
嫌がることが重なってしまえば、飼い主であっても信頼されず言うことも聞かずに猫との暮らしが大変になるだけです。
猫も人間と同じように感情があることを忘れないでくださいね。
猫は大きな音も苦手です
猫の聴力は人間の4倍もあること、犬の聴力よりも2倍は聞き分ける能力があること、ご存知でしたか。
猫はほんの少しの生活音でも猫にとっては騒音の1つと感じることがあります。
その中でも、比較的大きい音の掃除機や洗濯機と行ったものでは猫にとってはかなりの騒音ですね。
多少の騒音は仕方がありませんが、無駄に音を出してると猫にストレス与えかねません。
気をつけると言うと人間も大変ですが、物音は猫にとって騒音であることも忘れないでくださいね。