金魚の稚魚の生存率はどのくらい?稚魚の育て方のコツ

金魚が卵を産んで孵化し、やがて小さな稚魚となって元気に泳ぎだしますが、すべてが無事に育つとは限りません。

では、稚魚の生存率はいったいどのくらいなのでしょうか。

稚魚の生存率、生存率を上げるためのコツや工夫、金魚のオスメスの見分け方などについて調べてみました。

金魚を繁殖させるために必要な知識をご紹介します。

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金魚の稚魚の生存率はどのくらい?

最大事に100匹ほどいた稚魚が、水質や共食い、なんらかの原因で命を落とし残った稚魚は20匹ほど。
この時の生存率はだいたい20%でした。

最初は、100匹も!?と衝撃を受けて動揺してしまいました。
しかし、稚魚が徐々に息を引き取っていき、少し安心したといったら響きは悪いですがホッとしたのは事実です。

ですが、残って20匹が全て成魚になると考えると今ある水槽では足りるわけがなく買い足す必要がありました。

だいたい金魚は100匹から120匹ほど卵を産み稚魚になりますが、生存率は10~20%のようです。

稚魚の成長につれ、水質や共食いなど、どうしても免れない問題で命を落としてしまう稚魚がほとんどのようです。

金魚の稚魚の生存率を上げるためには?

孵化直後の稚魚は水槽の壁面にぺたりと吸い付くようにしています。
これが何十匹ともなると、なんだか不思議な光景です。
この光景から期間にすると1~2日くらいで稚魚たちは水中を泳ぎ、まだ目に見えないバクテリアを食べて栄養を補っています。

水中を泳ぎだして3日後くらいからブライシュリンプの卵黄を餌として与えます。
3回ほどに分けて2~3振り餌をあげますが、あまりあげすぎると水質が悪くなります。

水質が悪くなり、そのままにしておくと稚魚の命や成長の妨げにもなりますのでご注意ください。

必要以上に水の入れ替えをする手間を考えると、餌をあげるときに量を気をつけるほうが断然水槽の管理も楽になります。

餌を与えると稚魚が水面に集まり面白い光景が見られますよ。

稚魚に餌を与えて1ヵ月ほどすると稚魚の成長の差がわかるようになり、中には奇形の稚魚も見分ける事ができます。
これくらいになると生存率はかなり高くなります。

この時期の大きさになると網ですくいやすくもなります。
場合によって水槽を移す際は優しく扱うなど注意しましょう。

金魚は水に敏感なため、適切な水温、水質ではないと命の危険を伴うか病気になってしまいます。
自ら、稚魚の生存率を下げないためにも新たな水槽の水質、水温は適切にしておくことが重要です。

稚魚の餌は2~3ヵ月与え続けましょう。
それ以降は大人用の餌を小さく砕いて、稚魚の口にあわせてあげると良いでしょう。
3ヵ月もすれば稚魚も金魚らしさがでてきます。

金魚の稚魚の生存率を上げるために水草は必要?ヒーターは?

稚魚の水槽に水草を

稚魚は目に見えないバクテリアを餌にして栄養を得ています。

以前、何も知識がないときに水槽はキレイに保つ事だけを考えよく水替えをしていました。
その結果、稚魚の生存率は10~20%くらいでした。
どうしてだろうと考えた結果、稚魚がバクテリアを食べて大きくなっているのではと思いつき、濾過槽の濾材を入れてみたところ生存率がグンッと上がり80%になりました。
稚魚が数ミリに成長してから人口餌に切り替えます。また、水草は水質を保つ役目も果たすため、水槽内に入れておいたほうが良いでしょう。

ヒーターやエアレーション

ヒーターは必ず必要とも限りませんが、水の温度を設定した方が成長が早まります。

エアレーションは、残った餌や金魚の糞が下に溜まると菌が増殖して不衛生ですのでポンプを使いサイホンの原理で取り除きましょう。

稚魚に与える餌の量

餌の食べ残しがないように餌の量を気をつけましょう。
餌の回数をおおめにすると稚魚の成長につながります。

金魚と稚魚を混泳させると共食いしてしまう?

大きさの違いをみて、あまりにも差があるものは共食いをする可能性がありますので、別々の水槽で育てましょう。

金魚は必ずしも共食いするとは限りませんが、大きい金魚が小さい金魚を追い回したりすると小さい金魚は疲れますし、ストレスを溜めやすく病気になったりします。
また、魚は海の中で大きな魚が小さな魚を食べることは当たり前のことなので、金魚界でも同じことが起こり得ます。

そして、大きい金魚と小さい金魚では食べる量も違いますのでそのコントロールも難しく稚魚や小さい魚が成長しにくくなるケースもありますので、飼育下でなら水槽は別々にしたほうが無難といえるでしょう。

稚魚を繁殖させたい!金魚のオスメスの見分け方は?

稚魚の見分け方

春になると金魚同士が追いかけっこのような行動をとっているのが見られます。
このとき追いかけている方がオスで追いかけられてる方がメスです。
オスが発情しメスを追いかけているのです。

  • 発情期の時期、オスの胸びれやえら部分に白いボツボツが見られる。これを追い星という。(ボツボツが出ない事もある)
  • オスの糞が出る穴は小さく楕円形、メスは丸く突き出していて大きい。
  • オスの体系やヒレはシュッとしている、メスは丸みおびいている。
  • 同じ大種類で同じ大きさの金魚ならオスの方が糞は細い。

オスとメスを揃えていて、春先になっても卵が生まれないなんてこともあります。
オスの体調や病気でうまく繁殖につながらない事もありのです。

こうゆう場合に備えてオスとメスを何匹か育てておくと繁殖はスムーズにいくでしょう。
あらかじめ、水槽の数や大きさによって、どの程度飼育が可能か把握しておきましょう。繁殖させたはいいが育てきれないといったことがないように責任持って飼育しましょう。