パッションフルーツを家庭菜園で育てている人の中には、なかなか花が咲かないことに頭を悩ませている人もいますよね。パッションフルーツの花が咲かないのにはどんな原因があるのでしょうか。
パッションフルーツの花を咲かせるために、花が咲かない原因を知って対策を行いましょう。
そこで今回は、育てているパッションフルーツの花が咲かないときに考えられる原因と対処法、収穫の目安についてお伝えします。
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パッションフルーツの花が咲かない!咲かせるために必要なものは?
『光』『水』『肥料』この3つがあればパッションフルーツの花は咲く
逆に言えば、花が割かないのは、この3つまたは3つのうちどれかが足りないからです。
パッションフルーツは日の光がとても大好きです。
4月から10月くらいまでの生育期には、屋外の日当たりの良い場所で育ててあげてくださいね。
日光には当たってるし、水もきちんと与えているというなら、きっと、肥料の成分に問題があるのかもしれません。
窒素が多い肥料ばかり与えていると、葉やツルは伸びますが、お花は咲きません。
ですから、葉の付け根に花芽が出てきたら、窒素系の肥料は控え、リン酸を多く与えるようにしましょう。
肥料の中でも、窒素は無配合でリン酸が多めに配合されているものがありますので確認するようにしてみてください。
- リン酸 … 花と実のための肥料
- 窒 素 … 根・葉・茎のための肥料
- カ リ … 病害虫や寒さに対する抵抗力を付ける
パッションフルーツの花が咲かないのは気温と日照不足・養分が原因の事も
パッションフルーツが花を咲かせるには葉の付け根に花芽が出てきてそれが蕾になり、開花していくという流れになりますが、花芽は気温が高すぎると暑さに耐えきれず、黄色くなり落ちてしまうのです。
ですから、毎日30度以上の気温が続くようなら、花芽が育たずに枯れてしまうかもしれません。
また、日の出から、日の入りまでの時間が半日を切ると花は割かなくなってしまうようです。
- 気温が高すぎず、でも日光は大好き
- リン酸系の肥料も大好き
- お水も大好き
窒素系の肥料ばかり与えても、ツルが伸び、葉が生い茂るだけで花を咲かせることはできません。
枝葉を茂らせるための肥料と、花を咲かせるための肥料を上手に使い分けてください。
そしてパッションフルーツの花を、上手に咲かせてあげてくださいね。
パッションフルーツの花が咲かない!花のつき方は?
パッションフルーツの花芽
主枝が1メートル以上伸びるとついてきます。側枝からもたくさんつきます。
早く実を実らせたいのなら、主枝の花に受粉させても良いのですが、そうすると側枝の出が遅くなります。
新しく伸びた一本の側枝に花芽は25個ほどつきます。
ですが、一番始めに出た花芽と最後の花芽5つ程は樹分しても着果しにくいように思います。
パッションフルーツの花は1日花
花数の増減を繰り返しながら2ヶ月ほど咲き続けます。
それから雄しべについた花粉を、絶対に3本の雌しべの先端にすべて付けるようにしましょう。
これは指で付けても、筆などで受粉させても大丈夫です。ですが、屋外で育てている場合、天気のよい日を選びましょう。
雨が降ると、花粉が流れてしまいます。
パッションフルーツの花は年に2回花を咲かせる
美味しいパッションフルーツの実を食べたいとき
初夏にたくさん花を咲かせるように頑張りましょう。
春、一気にツルを伸ばしてたくさんの花を付けられる土台づくりをすることが何よりも大事になります。
パッションフルーツは、初夏と秋に花を咲かせますが、秋に咲かせた花は実を付けることができても、育ちにくいのが特徴です。
赤紫玉の場合、自家受粉でも実を付けると言われていますが、きちんと受粉させてあげると、よりよい実をたくさん付けてくれます。
また、黄色玉の場合は必ず人工授粉するようにしてくださいね。午後2時から夕方くらいまでが黄色玉の開花時間です。
ちなみにパッションフルーツの花は1日花。
周期的に花数の増減を繰り返しながら、2か月ほど咲き続けます。花も楽しんで実も楽しめるなんて、なんて贅沢なのでしょうか!
パッションフルーツの収穫について
パッションフルーツは緑色の実がなる
その鮮やかなグリーン(アボカドグリーンに似てるかも?)が熟してくると赤紫色に変化してきます。
触ると自然に落ちます。それから、2,3日程度置いておきましょう。
半分位切ると、なんとも言えないぶつぶつちゃんが南国の香り?を放って登場します。
そのままスプーンですくって食べても良いのですが、ちょっと刺激が強すぎるかもしれません。
ヨーグルトに混ぜて食べたり、バニラアイスと一緒に食べることをオススメします。予想以上にたくさんなったなら、ジャムにもできますよ。
ちなみに私は実が落ちてから10日くらい置いておき、しわしわになって熟しきった実を食べるのが好きです。
収穫を終えても、伸びているツルは、切る必要はありません。
ですが、寒さに強くありませんから、基本的には1年草として考えるのがよいでしょう。
冬場、室内に入れ暖かい場所で越冬させると次の年も、花が咲きパッションフルーツの実を楽しむことができるかもしれません。