窓に防音対策のシートを貼るときにはどんなものを選べばいいのでしょうか?しっかりと防音できるシートとできないシートの違いとは?
また、気になるのがお値段ですよね。自分で貼るとはいえ防音シートはいくらぐらいするものなのでしょうか?安いものを買って結局、効果がなかったとならないようにどのくらい防音できるのかを確認することも大切です。
窓の防音シートの特徴や貼り方を紹介します。
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窓の防音対策となるシートは重いものがおすすめ
明らかに隣や上下の部屋からの騒音が気になるといったケース以外にも、外からの騒音も意外と気になるものです。防音対策として窓にシートを貼る場合、どのようなタイプを選べば良いのでしょうか?
窓からの光を遮らずに見た目も気にならない透明タイプのものがおすすめ
そのうえでやはり防音性を考えると、しっかりと重さのあるシートを選んだほうが良いでしょう。
窓からの防音対策をする際は、薄くて軽い防音シートを貼ってもさほど意味はありません。しっかりと厚みと重量のあるシートを貼ることで、外部からの音を遮ってくれる効果が期待できるのです。
ただし、防音性の高い防音シートは、窓の大きさにもよりますがそれだけお値段も高くなりますので、全ての窓に貼るにはかなりの費用がかかってしまいます。一番騒音の気になる場所にはしっかりとしたタイプを貼るというように、場所に合わせて選ぶと良いでしょう。
窓に貼る防音対策シートの値段とは
窓の防音対策として使うシートは、1.5ミリから2ミリほどの厚さのものを選ぶのがおすすめです。そのうえで、実際に窓に貼って行った試験結果のデータが公表されている製品を選ぶと、より防音効果が期待できるでしょう。
中には窓2枚に対して5万円近くかかる製品もありますが、しっかりとした防音効果を求めるのであれば、それくらいの出費は覚悟しなければならないと思ってください。窓にシートを貼ることによって、騒音がおよそ1/3にまで減少するという実験結果もあるそうですから、これなら騒音に対するストレスもだいぶ軽減できますよね。
窓の防音対策シートを自分で貼るときの方法
重量のある防音シートを窓に貼る場合は、一人で作業を行うのはかなり難しいでしょう。誰かに手伝いを頼めるのであれば、できれば二人以上で行うことをおすすめします。窓用の防音シートはさまざまな種類がありますが、水だけで貼れるタイプを選ぶとより簡単に貼ることができます。
用意するもの
- 防音シート
- スプレー容器
- 長めの定規かスケール(メジャー)
- カッター
- スクイージー
- タオル
手順
- 窓ガラスよりも少し大きめのサイズにシートを切る
- 窓ガラスにたっぷりと水を吹きかける
- 台紙からシートを剥がしたら、シートの接着面にもスプレーをする
- 端からなるべくシワにならないように、ゆっくりとシートを貼る
- スキージー(もしくはタオル)を使って、窓とシートの間に入り込んだ空気と水を押し出す
- 余ったシートをカッターで切り取る
窓に防音対策シートを貼っても効果が薄いのはナゼ?この音は防音しにくい
防音対策として窓にシートを貼っても、いまいち効果が感じられない場合は、シートの貼り方に問題があるのかもしれません。せっかく苦労してシートを貼っても、窓とシートの間に隙間があると、十分に音を遮ることができませんので、端の方に隙間ができてしまった場合は、防音テープや隙間テープを使って隙間を埋めるようにしましょう。
隙間なく防音シートを貼ったとしても、防ぐことができない音もある
防音シートを使って音を遮ることができるのは、人の話し声やテレビの音などといった高音のみ
これに対して、車のエンジン音や振動音・工事中の音などの低音に関しては、残念ながらあまり効果がありません。
たとえば、道路沿いに面した低層階で、窓の外からの話し声や犬の吠える声などが気になるといった場合に関しては、シートを貼ることである程度防音することはできますが、駐車場に面した部屋の窓にシートを貼ったところで、ドアの開閉音や夜中に帰宅した住民の車のエンジン音が消えるということは期待できないのです。
窓の防音対策にはシート以外にもこんな方法があります
シート以外の防音対策をご紹介します。
窓を二重窓に交換する
賃貸住宅ではそうはいきませんが、一番手っ取り早いのが窓を防音性の高い二重窓に交換する方法でしょう。窓自体を交換する以外にも、自分でもう一枚内側に窓を取り付ける方法もあります。費用はかかりますが、防音性は極めて高いと言えます。防音効果が高いということは、それだけ断熱効果も期待できるので、冬場の電気代の節約にもつながります。
窓に防音カーテンを設置する
防音カーテンには音を吸収する効果があるため、外からの音を遮ってくれるだけでなく、室内からの音漏れを予防することもできます。さらにレースカーテンも防音タイプにすることで、防音効果はより高くなります。
窓際で寝ない
窓のすぐ近くで寝ていると、その分どうしても外からの騒音が気になるものです。ベッドを窓の反対側の壁際に移動したり、窓が足元側にくるようにベッドの向きを変えてみるのもおすすめです。
窓にしっかりとした厚みのある防音シートを貼ることである程度の効果は期待できますが、やはりそれなりに費用や手間がかかってしまうのも事実です。さらにどうしても騒音が気になる場合には、シートと併用して上記の方法を試してみることで、より高い防音効果が期待できますので、騒音のレベルに合わせた対策をぜひ実践してみてくださいね。